単位の接頭辞

1円が10,000個あるときに1「万」円と表すように、ネットの世界の単位にも大きさをわかりやすく表現するための接頭辞が存在します。
接頭辞には大きさを示す「キロ」「メガ」や小ささを表す「ミリ」や「マイクロ」があり、今回はパソコンでデータを取り扱うときによく使うものに絞って説明します。

1.キロ:K

*2の10乗(1024)*を表す接頭辞です。
例えば、1キロバイトは1024バイトを表します。

他の単位ではキロは1000を表しますが、ネットの世界では2進法に合わせるので注意しましょう。

ただし企業や個人によっては2進法ではなく10進法で表記することで、違う書き方をしている場合もあります。その場合、キロは他の単位と同じく1000を表します。

2.メガ:M

*2の20乗(1,048,576)*を表す接頭辞です。
1メガバイト=1,024キロバイト=1,048,576バイトを表します。

3.ギガ:G

*2の30乗(1,073,741,824)*を表す接頭辞です。
1ギガバイト=1,024メガバイト= 1,048,576キロバイト=1,073,741,824バイトを示します。

4.テラ:T

*2の40乗(1,099,511,627,776)*を表す接頭辞です。
1テラバイト=1,024ギガバイト=1,048,576メガバイト=1,073,741,824キロバイト=1,099,511,627,776(1兆990億)バイトとなります。

見ての通り情報量としてはとても大きく、現在ではハードディスクの容量の単位として1TBや2TBといった表記がされるようになりました。

参考:

IT関連の単位|e-Words

単位を理解すれば、デジタル世界がもっと分かる!

ホームページに新しい画像をアップロードしたり、違う会社の人へメールでファイルを送ったりと、パソコンの操作には多くのデータのやり取りが発生します。
そのような時におさえておきたいのがバイトやバイトパーセコンドのような、データ量・通信速度に関わる単位です。

これらの単位について知識を持っておくことで、データのアップロードの際に表示されるガイドへの理解も進むでしょう。
また、単位のはじめにつく接頭辞の認識が間違っていると思わぬトラブルを生んでしまいます。メガやギガ、テラという言葉がどの程度の大きさを示しているのかを正しく把握するようにしましょう。