自宅での生活が増える中、徐々に需要が高まっているウェビナーマーケティング。名前を聞いたことがあっても、詳しい内容を知らない方は多いのではないでしょうか。Web上でマーケティングを行うウェビナーマーケティングは、まさに現代のニーズにあった手法といえます。そこで今回は、ウェビナーマーケティングの基本やメリット・デメリットなどを詳しく見ていきましょう。

なお、今回紹介する内容の一部は、PDF資料「きほんから学ぶウェビナーマーケティング」から抜粋しています。全てのデータが見たい方は、以下のリンクよりダウンロードをしてください。

目次

  1. ウェビナーとは
  2. ウェビナーマーケティングとは
  3. ウェビナーマーケティングのメリット
  4. ウェビナーマーケティング開催の注意点
  5. ウェビナーマーケティングの活用方法
  6. おすすめのウェビナーツール
  7. ウェビナーマーケティングで新規顧客を獲得しよう

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本書では、ウェビナーの企画から準備・集客・開催後のフォローまでの一連の流れと、ウェビナーで受注などの成果を上げるためのポイントについてお伝えします。

ウェビナーとは

ウェビナーとはウェブとセミナーを組み合わせた造語で、ネットを使って行うセミナーを指します。テレビ電話やライブ配信をしながら、さまざまな情報を伝えていく手法です。他にも、Webセミナーオンラインセミナーインターネットセミナーなどとも呼ばれています。ウェビナーには大きく分けてリアルタイム配信・録画配信・収録ライブ配信の3種類があります。以下でそれぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

リアルタイム配信

リアルタイム配信は決まった日時にリアルタイムで配信をしながら行います。実際に対面で会話をしているようなイメージで行えるため、その場での質疑応答なども対応できることが特徴です。実際に集まって行うセミナーでは定員がありますが、リアルタイム配信のウェビナーなら人数を気にせず行えます。

録画配信

録画配信はオンデマンド配信とも呼ばれ、あらかじめ撮影しておいた内容を編集して流す方法です。リアルタイムとは異なりその場での質疑応答や対応はできませんが、先に撮影をしておくのでスムーズに話を進められます。言い間違いやミスなども未然に防げるため、正しい情報を正確に伝えられるのも大きなメリットです。

また、日時の指定をしなくても済むため、視聴者側はいつでも自由に閲覧ができます。繰り返し視聴可能な設定にしておけば、分からないことを後から見返したいときにも便利です。

収録ライブ配信

収録ライブ配信は疑似ライブ配信とも呼ばれるもので、リアルタイム配信と録画配信のメリットをかけ合わせた手法です。配信自体は録画したものを使って行い、並行してリアルタイムでコミュニケーションを行います。チャットなどを使えば録画画面を視聴しながら簡単にコミュニケーションが取れるため、分からないことや質問をその都度聞いたり回答したりできて便利です。

ウェビナーマーケティングとは

ウェビナーについて分かったところで、次はウェビナーマーケティングの内容や需要を見ていきましょう。これからウェビナーマーケティングを取り入れようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ウェビナーを使ったマーケティング

ウェビナーマーケティングとは、その名の通りウェビナーを用いたマーケティング手法です。ライブ配信や録画配信を使って商品をアピールしたり、サービスの紹介をしたりします。購買意欲を高めるだけでなく、顧客へのアフターフォローなどとしても使われているマーケティング方法です。

高まる需要

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ウェビナーマーケティングは近年、非常に需要が高まっています。ウェビナーツールを提供している株式会社ネクプロでは、2018年から2021年の間に問い合わせ件数が100倍にまで増加。コロナ禍以前はあまり注目されていなかったウェビナーですが、大人数では集まりにくいコロナ禍においては効率よくセミナーができると話題になっています。ウェビナーであれば自宅にいながらセミナーに参加できるため、人との接触もありません。

各企業の開催頻度

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ウェビナーの開催頻度を調査したところ、86%の企業が月に1回以上ウェビナーを開催していると回答しました。8割を超える企業がウェビナーを利用しているとの結果を見ても、需要が高まっているのがよく分かるはずです。中には週に2回以上開催している企業もあり、ウェビナーがマーケティング手法やセミナーツールとして定着してきています。

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ウェビナーマーケティングのメリット

ウェビナーマーケティングには参加や開催のハードルが低い、対面せずに行えるなどさまざまなメリットがあります。以下でそれぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

参加・開催のハードルが低い

ウェビナーマーケティングは参加・開催ともにハードルが低く、気軽に参加や開催ができます。マーケティングを行う人とインターネット環境、ツールさえあれば開催できるため低コストなことも大きなメリットです。通常のセミナーであれば会場費用・配布資料の印刷費用・受付等の人件費などがかかってしまいますが、ウェビナーならコストはほとんどかかりません。

自社のオフィスで行えば会場費はかからず、資料はPDFなどで配布すれば印刷費用も削減できます。参加する側も自宅にいながら気軽に参加でき、途中の入退室も抵抗なくできます。

対面せずマーケティングが可能

ウェビナーマーケティングは非対面で行えるため、コロナ禍においては非常に大きな役割を果たします。対面せずにマーケティングが行えるのは企業側も顧客側もメリットがあり、お互いに好きな環境で参加できます。対面はしていないものの、目の前で話を聞いている感覚で参加できるのもメリットです。なかなか自由に外出ができないコロナ禍においても、ウェビナーマーケティングであれば気軽に人とのコミュニケーションが取れます。

情報を効率よく伝えられる

ウェビナーマーケティングでは1対1ではなく、複数の顧客に対して一度にマーケティングが行えるため効率良く情報を伝えられます。また、録画の配信であれば言い間違いやミスも未然に防げるため、正確な情報をしっかりと伝えられるでしょう。

細やかなコミュニケーションが可能

ライブ配信ならリアルタイムの質疑応答ができ、随時質問を受け付けられるのも大きなメリットの1つです。視聴者が疑問に感じたことをその場で解決できるため、購買意欲に繋げられます。

1人1人の顧客に対する細やかなコミュニケーションが取りやすく、顧客側への対応が丁寧な印象を与えやすくなります。

ウェビナーマーケティング開催の注意点

ウェビナーマーケティングにはさまざまなメリットがある一方で、インターネットが必須などの注意点もあります。開催の際は注意点を踏まえた上で準備を行いましょう。

インターネット環境が必須

ウェビナーマーケティングにおいては、インターネット環境が必須です。インターネットを使えない場所では参加できないため、顧客によってはセミナーに参加できない可能性があることも踏まえておきましょう。しかし、今は自由にWiFiが使えるカフェやレンタルオフィスなどもたくさんあるので、困ることはほとんどないでしょう。

キャンセル・途中離脱が多発する場合がある

ウェビナーマーケティングは気軽に参加できる分、キャンセルや途中退出もされやすいためそれらを回避する工夫が必要になります。ただ情報を流すだけでなく、飽きさせない要素を入れたり目玉の情報を最後に持っていったりしてみましょう。また、当日になってキャンセルの申し出をする方も多くいます。キャンセルは何日前までであればOKにするのかなど、細かい設定もしておくのがおすすめです。

相手の反応が分かりにくい

複数の顧客に対して一度にマーケティングを行うため、対面で会話するよりも反応が分かりにくい可能性があります。相手の目を見て直接話しているわけではないので、質疑応答やチャットツールなどを使って積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。特に録画配信でのウェビナーは機械的、事務的になりがちなので注意が必要です。

ウェビナーマーケティングの活用方法

ウェビナーマーケティングの基本が分かったところで、次は実際の活用方法や導入の流れなどを紹介します。

ウェビナーマーケティング導入の流れ

ここでは、ウェビナーマーケティング導入の流れを解説します。これから導入しようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

企画・コンテンツの用意

まずは、ウェビナー開催のための企画やコンテンツを用意しましょう。参加者が満足できるようなコンテンツがなければ、顧客は集まりません。途中で飽きさせないような工夫を入れながら、じっくり企画を練っていきます。企画の段階で面白くなければ結果が出ない可能性が高いです。企画が完成したら、実際のウェビナーで使用する資料や録画データなどを用意します。録画配信の場合には情報にミスがないか、あらかじめ確認をしておきましょう。

ウェビナー開催

企画とコンテンツの用意ができたら、いよいよ実際にウェビナーを開催します。リアルタイム配信で行う場合には、時間に余裕を持ってスタンバイしておくのがおすすめです。録画配信でも随時質問を受け付けられるよう、待機しておきましょう。また、開催する際はインターネット環境が安定しているかどうか確認しておいてください。配信中に接続が切れてしまうと、途中離脱に繋がってしまいます。

結果を分析して次に繋げる

配信終了後は参加者にアンケートを行うなど、結果の分析を行って次に繋げます。参加者の反応を見ながら、次回のコンテンツ作成や企画に繋げましょう。また、実際の反応数(購入数)をチェックすれば、ウェビナーマーケティングの効果を測定できます。費用対効果を見ながら、ウェビナーマーケティングを続ける価値があるかどうか見極めましょう。

成功事例をチェック

求人サイトとして人気の「株式会社マイナビ」では、ネクプロと呼ばれるウェビナーツールと連携して就活セミナーなどを開催しています。自宅にいながら就活の情報が効率よく得られるとのことで話題になり、多くの集客に繋がりました。就活中の学生は学校に行く機会も少なくなり、自宅で過ごす時間が多くなります。その時間を上手く活用しようと考えられたウェビナーで、各企業と連携したコンテンツも多く開催されています。

おすすめのウェビナーツール

ウェビナーを行うためには、各ツールが必要になります。ここでは、ウェビナーマーケティング開催におすすめのツールを2つ紹介します。

Zoom

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テレビ電話などが行えるZoomでは*「Zoom Webinar」*と呼ばれるツールが提供されています。大勢の参加者に対してセミナーを開催できるツールで、参加者側は視聴のみ許可されているのが特徴です。視聴者側の顔は見えず、声も聞こえないので自宅から気軽に参加できます。また、チャットツールでのコミュニケーションも可能です。

ネクプロ

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ネクプロはウェビナーに特化して作られたツールで、配信だけでなくオウンドメディアの作成や顧客の分析なども行えます。コンテンツの作成・配信・分析までを一括で行えるため、ウェビナーを定期的に開催したい方には非常におすすめです。また、マーケティングには欠かせないさまざまな機能も搭載されています。アンケートやキャンペーンマネジメントもできるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ウェビナーマーケティングで新規顧客を獲得しよう

今回はウェビナーマーケティングの基本について紹介しました。ウェビナーはコロナ禍において需要の高まっているマーケティング手法の1つで、今後も成長していくと考えられます。コストをかけずに気軽に開催できるので。本記事を参考にしながら一度開催してみてはいかがでしょうか?ウェビナーマーケティングを上手く取り入れられると、新たな角度から新規顧客の獲得を狙えるはずです。

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