複数の性質を持った情報発信も稀に存在

「carraria」は採用だけではなく、インナーブランディングにも寄与しました。組織のカルチャーを外部に発信することで、働いている社員が自社のカルチャーについて再確認することにもつながり、行動変容を促すことができます。

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http://www.carraria.jp/

ブランドジャーナリズムと組織のカルチャーを伝える発信は明確にわけることが難しいケースも存在しており、両方の性質を持った情報発信も存在します。

例えば、サイボウズが運営する「サイボウズ式」です。同メディアのテーマは、自社を知らない人に自社を知ってもらうこと。チームで働く上での課題を解決するようなコンテンツを通じて、「チームワーク向上に貢献するツールを提供しているサイボウズ」という認知の獲得を目指しています。

同社は企業として働き方に関する施策も積極的に行っており、サイボウズ式でも「副業」や「育休」をテーマにしたコンテンツが掲載されています。そのため、ブランドジャーナリズムに加えて、組織カルチャーを発信する役割も担っています。
  

まとめ

今回、目的に合わせた企業の情報発信を、コンテンツマーケティング、ブランドジャーナリズム、組織カルチャーの発信にわけて紹介しました。

稀に例外が存在する場合もありますが、基本的にこの3つのどれかが軸となります。企業が情報発信する際に、目的によって最適なスタイルは異なります。自社の目的に沿ったスタイルを選ぶようにしましょう。