昨今、個人だけでなく企業の利用も増えている「note(ノート)」。この記事では、改めてnoteの利用方法や、ブログとの違い、特徴を解説します。法人向けのnote利用法についても紹介しますので、利用を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

個人や企業の利用が急増しているnote(ノート)とは?

noteは文章や写真、イラスト、音楽、映像などの作品を投稿できるプラットフォームです。「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションとしており、ブログとは異なったWebサービスです。作成した作品を販売できることが大きな特徴で、読者との交流や自己表現の場として注目されています。
参考:note へようこそ!

note(ノート)でできる7つのこと

noteでは5つの形式の「ノート(作品)」が作れます。

●つぶやき

つぶやきは楽しく会話することを目的としたノートです。長文ではなく短文の簡単なテキストと画像を通して、フォロワーと交流できます。Twitterのように気軽に投稿できるので、気軽に何気ないことを投稿してみるとよいでしょう。

●画像

画像ではテキストは投稿せず、あなたが撮影した写真や描いたイラストを投稿可能です。SNSの普及の後押しもありデザイナーやフォトグラファーという職業に就く人が増え、このnoteから有名になったクリエイターも多くいます。自己表現、自己ブランディングには最適なサービスと言えるでしょう。

●テキスト

長文のテキストを投稿して、小説やコラム、記事を作成できます。後ほど詳しく説明しますが、テキストを通したノートの販売も可能です。Twitterにてこのノートを販売し、自分の知識を提供しているインフルエンサーをよく見かけます。

●音声

自分で作成した音楽などの公開も可能です。YouTubeが主流であまり知られていない機能ですが、音楽表現をしているクリエイターの方は、noteでも手軽に多くの人に音楽を届けられます。

●動画

動画を投稿ができます。こちらはYouTubeやVimeoなどと手軽に連携可能です。

その他、note(ノート)で使える機能は?

マガジン

「マガジン」機能を使うと、作成した複数のノートを一つにまとめられます。例えば、テキスト作品を主に投稿しているクリエイターが、自分のノートを「小説」や「コラム」などのカテゴリー別にまとめておくことで、読者に読んでもらいやすくする場合などに便利です。また、読者側も他のクリエイターが作成したノートをまとめられるので、ブックマークがわりにオススメ。

投稿された作品が話題となり、書籍化にまで発展したコンテンツも数多く存在しています。

参考:マガジンとは

「note(ノート)」から生まれた!5つの切り口でオススメする、ビジネスパーソン向け書籍5選

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昨今、個人だけではなく、企業による利用も増えている「note(ノート)」。2019年以降、ユーザー数も急増し、ヒットコンテンツも数多く生み出しています。今回は、noteでの投稿が話題となって書籍化に繋がったビジネスパーソンにオススメの作品を紹介します。

「有料販売」や「クリエイターサポート機能」

noteではノートやマガジンなどを有料で販売できます。価格設定は100円から10,000円で自由に設定可能。売上金額から決済手数料やプラットフォーム利用料、振込手数料(売上金の支払い時)などを引いた額をクリエイターが受け取れます。

また、読者は「クリエイターサポート機能」を使って、応援したいクリエイターに対して100円から10,000円までの金額を支払える、いわゆる投げ銭のような機能も使えるのです。

投げ銭機能も!「note(ノート)」で収益化する方法とは?

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「note(ノート)」は、自己表現のコンテンツとして広く利用されています。利用者のなかには「有料コンテンツ」で収益化を実現している人も。Twitterなどを活用しながら有益コンテンツを販売して収益化しているインフルエンサーを見たことがある人もいるのではないでしょうか?記事では、noteを利用した収益化の仕組みについて解説します。

企業がnote(ノート)でできることは?

noteでは、企業が手軽にオウンドメディアを始められる「 note pro 」も提供。近年、このサービスを利用して、集客からブランディング、採用などを行う企業が増えつつあります。note pro は単にサイト構築を行うだけでなく、送客やファンコミュニティ作り、収益化までを手厚くサポートしてくれます。

note proは独自ドメインの設定やメニューやロゴのカスタマイズが月額50,000円から利用可能。その他オプションで導入・運用トレーニングやGoogle アナリティクスの設定など、企業のKPIを達成させるために効果的な指導も受けられるのも魅力と言えます。

サイト構築・運用

すでに運用されているプラットフォームでメディアを展開できるため、低予算でサイト構築が可能です。例えば、WordPressで一からサイトを作ろうとすると、設定など技術面でのハードルが高くなりますが、noteは誰でも簡単に作れます。

集客

すでに月間利用者1000万人以上のnoteを使うことで、一から自社サイトを作るよりも圧倒的に集客はしやすくなります。ユーザーは、noteの性格上クリエイティブに関心のある人が多いため、その層にアプローチしたい企業には特にオススメです。

ビジネス面での課題解決

収益化のためにサブスクリプションなどの課金システムが利用できたり、多数サイトのECカートと連携しているためメディアECもすぐに始められるので、新たにサイトを複数立ち上げる必要がありません。

参考:note pro
最短1週間でオウンドメディアを開設!法人向けサービス note pro の提供を開始。

これまでのブログ系サービスとの違いは?

noteは従来のブログサービスと似ているとも言えます。では、なぜ今noteが注目されているのでしょうか。

SEOなどに縛られない、自由な自己表現の場

これまでは、ブログに記事を投稿する際に、より多くの人に読んでもらえるように、SEOの対策をする必要がありました。

noteは、そのようなSEOに縛られることなく、自由に自己表現を始められる、という特性があります。従来のブログに染み付いたイメージがnoteには全くなく、「note 」という新しいブランドを確立させました。

自分の作品を販売する場

前述の通り、noteには作品を販売する機能があります。ブログでもアフィリエイトでの収益化は可能ですが、noteのように自己表現をして作品を作っても収益化しづらく、クリエイターにとっては、ブログよりもnoteを利用するメリットの方が大きいのです。

手軽さ

「手軽さ」はnoteの最大の特徴と言っていいでしょう。ブログに比べて、noteは気軽に、簡単に発信を行えます。現代はよりストレスレスなサービスが求められる傾向にあるので、時代の流れから考えてもnoteを利用する人は今後も増えそうです。

9割が課金経験あり!データから見る「note(ノート)」ユーザーの実態

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昨今、個人だけでなく企業も含め、ユーザー数が急伸している「note(ノート)」。記事では、最新データからnoteユーザーの利用実態を読み解きます。ユーザーに響く情報ジャンルについても紹介しますので、利用を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

良い事ばかりではない…note(ノート)にはデメリットもある

noteにもデメリットはあります。一つは、noteのデザインを変更できない点です。ブログはさまざまなデザインテーマがあり、一度設定したデザインでもすぐに変更できます。しかし、noteはどのユーザーも同じデザイン、仕様で利用しなければいけないので、デザイン以外のところでいかに独自性を出すかがブランディングのポイントになります。

また、noteでは広告掲載不可なので、コンテンツ販売以外の収益化はできません。アフィリエイトで自動収益を望まれる方はブログを利用しましょう。

このようにnoteは一長一短ありますので、何を目的に自己表現を行うかを明確にしてから発信媒体を決めることが大切です。

参考:noteとブログの違いは何?今から始めるならどっち?徹底比較

note(ノート)は個人・企業の発信を手軽に自由にできる現代のWebサービス

noteは、個人の自己表現はもちろん、これから情報発信を強化していく企業にもメリットの多いサービスです。企業での活用を考えている方は、note proの利用も視野に入れてぜひ検討してみてください。

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