2.他社店舗の商品を見込んだ事例

ネットショップの運営者にとって店頭で商品を検討している顧客にネット検索を行ってもらうことで、他店ではなく自社のネットショップで購入するよう働きかけられるでしょう。

2-1.Amazonショッピングアプリ

Amazon.co.jp__Amazonアプリの機能紹介.png
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=3490176051

Amazonショッピングアプリでは商品検索機能の1つとしてバーコードを利用した*「スキャン検索」*機能を提供しています。

店頭で商品を検索するほか、洗剤や飲料水など家庭で使用している商品のバーコードを読み取り追加補充分を購入することもできるでしょう。

2-2.価格.com

価格.com_スマートフォンアプリのご案内.png
http://kakaku.com/smartphone_app/

商品比較サイトの価格.comではバーコードを利用した商品検索機能を提供しています。

バーコードで検索を行うことで、店頭の販売価格を見ながら複数のネットショップの価格と比較することができるでしょう。

また、他のユーザーが商品にどういった評価をつけているかも把握することで、商品を購入する際の参考としても利用できます。

2-3.楽天市場アプリ

【楽天市場】楽天市場アプリ|日本最大級のショッピングモールアプリ.png
http://event.rakuten.co.jp/app/

楽天市場アプリでは、商品の検索機能の1つとしてバーコード検索機能を備えています。

楽天市場内のショップで価格比較が行えるだけでなく、他のユーザーの商品レビューも確認できます。

2-4.ショッピッ!

ショッピッ!___商品の価格やレビューを閲覧して便利にお買いものできるサイト.png
http://shoppi.jp/

「ショッピッ!」は株式会社コネクトムが運営しているアプリで、バーコードを元にしてネットショップでの商品検索が行えるアプリです。

楽天市場やAmazonなどモール型のネットショップだけでなく、HMVや東急ハンズ、ブックオフ、セブンネットショッピングなど独自に運営しているネットショップとも連携して商品比較が行えるのが特徴です。

まとめ

自社の店舗とネットショップを同時に運営している企業だけでなく、店舗のみやネットショップのみを運営している企業でもバーコード機能を利用したアプリを提供しています。

しかし、店舗とネットショップを同時に運営している企業とネットショップのみを運営している企業では、機能を提供する意味は大きく違います。
店舗とネットショップを運営している企業ではオムニチャネル戦略の1つとして、店舗での買い物とネットショップの買い物をつなぐ役割を持っています。

つまり、自社の顧客に対してより良いサービスを提供するための手段と言えるでしょう。
一方、ネットショップにとってはリアルにある他社店舗で購入しようとする顧客を自社のネットショップへと誘導する手段となります。

また、バーコードを利用して生産情報を確認したり、買い物リストを作成したりといった買い物をサポートする機能として提供している場合もあります。
このようにバーコード検索は価格比較のためだけでなく、ユーザーの買い物をより快適なものにするツールとしての側面もあるでしょう。