最近、アプリなどでよく見られるようになった「リワード広告」。リワード広告とは、Web広告のフォーマットの一つです。ユーザーが広告の視聴条件を満たすとアプリ内で使用できるポイントなどの報酬(リワード) を得られるという仕組みで、企業・ユーザーの双方にメリットがあるのが特徴。そこで今回は、近年広がりを見せているリワード広告の最新事例について紹介します。

目次

  1. ARを用いたリワード広告が「Pokémon GO」で実装
  2. 広告とクイズを組み合わせたリワード広告「Answer to Earn」
  3. 「DMMポイントクラブ」に導入されたオファーウォール広告「SKYFLAG」

ARを用いたリワード広告が「Pokémon GO」で実装

アプリの中でも、リワード広告と親和性が高いのがゲームアプリ。最近では位置情報連動AR(拡張現実)ゲームである「Pokémon GO」に、日産自動車株式会社のリワード広告が取り入れられました。

Pokémon GOとは、GPS機能を活用することにより、現実世界そのものを舞台としてプレイできるゲーム。ゲームの中ではポケモンの捕獲やバトル、トレーナー同士でポケモンやギフトの交換などが楽しめます。リワード広告でも、Pokémon GOのゲーム体験を活かしたAR広告が導入されています。

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出典:ARROVA、TBWA HAKUHODO Nissan Unitedと連携し、日産自動車のゲーム内リワードAR広告を「Pokémon GO」で配信

Pokémon GO内で表示されるAR広告は、ユーザーがゲーム内のマップに表示されるバルーンのある位置まで歩き、タップすると新型日産NOTE e-POWERの広告が流れるという仕組み。ユーザーは車を回転させていろいろな角度から見たり、ワンタップで様々な色に車をカラーチェンジさせるなど、楽しみながら3DのリワードAR広告を視聴可能。最後は日産自動車の公式HPへのリンクが出現し、新型日産NOTE e-POWERの詳細が紹介されます。

このリワード広告の効果を検証したところ、若年層の新型日産NOTE e-POWERのブランド認知度、好感度、購入意向は大幅に上昇広告を見終えるとゲーム内で使用できるアイテムが手に入るメリットもあり、多くのユーザーが広告好意的に視聴していたことが明らかになりました。

広告とクイズを組み合わせたリワード広告「Answer to Earn」

続いて紹介するのが、新しいWeb3型広告サービスである「Answer to Earn」というリワード広告です。「Answer to Earn」は、ユーザーが広告動画を視聴した後に企業から提供されたク

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