2007年にリリースされたWindows の基幹システムである「Windows Vista」は、2017年4月12日(米国時間4月11日)にサポートを終了します。

今回は、Windows Vistaの終了するサポートの内容と3つの対応策をご紹介します。
Vistaユーザーの中には、「とりあえず使えるんだから大丈夫でしょ?」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

サポートが終了してしまうと、最新のセキュリティ対策を行うための更新情報を得られなくなり、ウイルス感染などのセキュリティ上の危険性が高まります。
そのためビジネスで利用している場合はもちろん、個人で利用している場合でもきちんと対応策をとるようにしましょう。

参考:
「Vista」ついに発売 深夜販売に行列も
[Windows Vista のサポートが終了します|Microsoft]
(https://support.microsoft.com/ja-jp/help/22882/windows-vista-end-of-support)

Windows Vistaのサポート終了時期

Windows Vistaは2007年にリリースされたWindowsの基幹システム(OS)で、全世界で利用されているOSのうち2017年3月末時点で0.72%のシェアを得ています。

0.72%のユーザーにとって「Vistaのサポート終了」は決して見逃せない情報でしょう。

Windowsシリーズをはじめとするマイクロソフト製品は、製品発売後、最低 5 年間のメインストリーム サポートと最低 5 年間の延長サポートがあるものの、それ以後の保証はサポートしていません。
そのため、Vistaのサポートも2017年4月12日(日本時間)で完全に終了してしまいます。
2020年1 月15日(日本時間) には Windows 7 の延長サポートも終了するため、7ユーザーも気をつけておきましょう。

自身が利用しているOSがVistaかどうかは下記のサイトでチェックできます。

▼おさえておきたい!Vistaサポート終了に関する基礎知識|富士通
https://azby.fmworld.net/vista-end/basic01/

ページ中央にある「判定」ボタンをクリックするだけでチェックできるので、自分の利用しているOSがわからない方は確認しておきましょう。

参考:
[Windows 7と10で75% - 3月OSシェア]
(http://news.mynavi.jp/news/2017/04/03/052/)

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サポートが終了するとどうなるの?

では、ユーザーにとってサービスが終了することはどういった意味を持つのでしょうか。終了するサービスの内容と、それぞれの影響について解説しましょう。

終了するサポートの内容

メインストリームサポート 延長サポート サポート終了後(4/13〜)
仕様変更、新機能のリクエスト × ×
セキュリティアップデートプログラムサポート ×
セキュリティ関連以外の修正プログラム作成の新規リクエスト ×
その他の無償サポート(ライセンスサポートなど) × ×
有償サポート ×
△…一部企業向けのみ対象
引用:https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article/windows10-portal/eos.aspx

上記は、終了するサポートの内容をまとめたものです。
有償のサポートを申し込んでいないユーザーにとって一番大きな変更点は、最新のセキュリティアップデートが行われなくなってしまうことでしょう。

サポートが終了することによる影響

では、最新のセキュリティアップデートが行われないことで、どういった影響があるのでしょうか。

マイクロソフトでは製品発売後に発見されたプログラムの不具合やセキュリティの問題点を修正するため、セキュリティアップデートを行っています。
パソコンの操作に不具合を起こしたり、情報を抜き取ったりといった悪意ある行動を行うマルウェアは常に新しいものが開発されており、セキュリティ対策も常に最新のものに更新しておく必要があります。

そのため、最新のセキュリティアップデートが行われないことで、ウイルス感染などセキュリティ上のリスクが高まります。
ウイルスに感染してしまった場合、自分のパソコンが影響を受けるだけでなく、自分が発信元となってウイルスを周囲のパソコンに広げてしまう可能性があります。
自社ホームページが感染してしまった場合、企業の信用問題にも発展しかねません。

参考:
延長サポート終了を控える「Office 2007」および「Windows Vista」の速やかな移行を|IPA
[情報漏洩対策するなら絶対に知っておきたい!マルウェアの基本知識を解説]
(https://ferret-plus.com/6444)

Vistaユーザー 3つの対応策

セキュリティ上のリスクがある状態で、Vistaをそのまま使い続けるのは得策とは言えないでしょう。では、実際どのような対応策があるのでしょうか。
3つの対策を紹介しましょう。

1.最新のOSへのアップデートを行う

Windowsからの推奨されている対策方法の1つとして最新のOSへのアップデートを行うという方法があります。

2017年4月現在最新のOSとしてWindows10が提供されており、公式ホームページなどで購入できます。
その際には、ハードディスクの空容量やメモリなどWindows10を利用するのに必要な条件を満たしているか確認してから、インストールを行いましょう。

また、現在利用しているソフトがWindows10に対応しているかどうかをチェックする必要もあります。
主要なソフトの対応状況について、下記のページでまとめてあるので気になる方はチェックしてみてください。

▼ 最新 OS への移行準備をしましょう!|Microsoft
https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article/windows10-portal/upgrade.aspx

参考:
Windows 10 の仕様とシステム要件

2.OSの異なる新しいパソコンを購入する。

Windows10を利用できる条件を満たしていない場合、パソコン自体から買い換えてしまうという手もあります。
その際には、Vista以外のOSにもサポート期間が存在することに留意してください。

スクリーンショット_2017-04-10_18.22.00.png
引用:https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article/windows10-portal/eos.aspx

上記のように、Windows7はすでにメインストリームサポートは終了し、2020年には延長サポートも終了してしまいます。新しいパソコンを購入する際は、自社が利用する期間に合わせたOSの入っているパソコンを購入するようにしましょう。

3.ウイルス対策ソフトなどで、独自のセキュリティ対策をとる

現状のパソコン・OSのまま、セキュリティ上のリスクに対して独自のセキュリティ対策をとる方法もあります。

代表的なウイルス対策ソフトである「ウイルスバスター」では下記のように案内されています。

弊社にて、市場における Windows Vista 環境のシェア等を考慮した結果、既存の個人向け弊社製品
(詳細は以下の「対象製品」を参照)においては同環境のサポートを継続いたしますので、
各バージョンのサポート終了までご利用いただくことが可能です。
引用:Windows Vista サポート終了後の個人のお客さま向け弊社製品のサポートについて|ウイルスバスター ヘルプとサポート

また、同じく代表的なウィルス対策ソフト「Norton」でも、現在発売されている製品はWindows Vistaに対応しています。
ですが、ウイルスバスターでも「Windows Vista 環境に起因した現象が発生し、弊社製品にて修正が困難と判断された場合には、OS のアップグレードをお願いさせていただく可能性がございます。」と案内されているように、ウイルス対策ソフトではカバーしきれない面もあります。

そういったリスクを認識した上で、利用するようにしましょう。

参考:
[ノートン製品と Windows との互換性|Norton]
(https://support.norton.com/sp/ja/jp/home/current/solutions/kb20080410115446EN_EndUserProfile_ja_jp)

まとめ

Windows Vistaへのサポートが終了することで仕様変更や新機能のリクエストが行えないだけでなく、最新のセキュリティ対策が含まれた更新情報を得ることができなくなります。そのためウイルスへの感染などセキュリティ面でのリスクが高まります。

ユーザーにとっては自身のパソコンが危険にさらされるだけでなく、周囲のパソコンへと感染させる加害者側となってしまう可能性もあり、早期の対応が求められるでしょう。
対応策としては、Windowsの最新OSであるWindows10へとアップグレードを行うか、OSの異なるパソコンを購入する方法がマイクロソフトからは推奨されています。

その際には現在利用しているソフトがアップグレードしたいOSに対応しているかを確かめた上で、異なるOSヘの切り替えを実施しましょう。