ホームページを閲覧している際、*「このページは安全ではありません」という警告を見たことはありませんか?
この警告は有害なホームページからユーザーを保護するために表示されるもので、この仕組みを
「セーフブラウジング」*といいます。

Googleはセーフブラウジングの他にも、URLを入力するとホームページが安全かどうか判断できる「サイトステータスツール」を提供しています。
今回は、Google「セーフブラウジング」と「サイトステータスツール」の使い方をご紹介します。

Googleセーフブラウジングとは

Googleセーフブラウジングとは、*「マルウェアに感染したホームページや不正に作成されたホームページにユーザーがアクセスしようとしたときに警告を表示させる仕組み」*です。
セーフブラウジングを利用すると、不正なホームページにアクセスすることを防ぎ、ユーザーを個人情報漏洩の危険から守れます。

Googleセーフブラウジングの目的

Googleセーフブラウジングは、ウェブの安全性を高めユーザーの個人情報を保護するためにあります。
不正なホームページは、大きく分けて2種類あります。
ユーザーに不正なソフトウェアをインストールさせるものと、正当なホームページになりすましユーザーのアカウントやパスワードを入力させるフィッシングサイトです。

Googleの「透明性レポート」によると、Googleセーフブラウジングを利用しているユーザーは10億人います。
ブラウザで警告表示を見たユーザーの数(一週間あたり)は、4月2日の時点で16,671,431ユーザーにのぼります。
この数字は、不正ホームページにアクセスして個人情報が漏洩されていたかもしれないところを、Googleセーフブラウジングによって免れた数です。
Googleセーフブラウジングがプライバシー保護に大きく貢献しているといえるでしょう。

参照:
 セーフ ブラウジング – 透明性レポート – Google

警告表示の種類

不正なホームページにアクセスしようとして表示される警告には3つの種類があります。

・アクセス先のサイトで不正なソフトウェアを検出しました
不正なソフトウェアをインストールさせようとする場合に表示されます。

・偽のサイトにアクセスしようとしています
アクセスしようとしたホームページフィッシングサイトである場合に表示されます。

・アクセス先のサイトには有害なプログラムがあります 
アクセスしようとしたホームページが、ブラウザ上で有害なプログラムをインストールさせようとする場合に表示されます。

参照:
 安全でないサイトについての警告表示を設定する - パソコン - Chrome ヘルプ

警告表示されたときの対処方法

警告が表示されたときは、そのままホームページにアクセスせずにブラウザのタブを閉じることをおすすめします。警告を無視してホームページにアクセスすることも可能ですが、Googleはおすすめしていません。

所有するホームページが危険なサイトと判断されたとき

自分が所有するホームページが危険なサイトと判断されることもあります。その場合はホームページに変更を加えてGoogleに再審査をリクエストしましょう。
危険な要素を変更しないままリクエストを送ると、危険なサイトと判断される期間が長くなってしまうので注意が必要です。リクエスト方法の詳細は、下記を参考にしてください。

参照: 
Googleガイド ハッキングされたとき 再審査をリクエストする