TwitterやFacebookでキャンペーンを実施しても、なかなかユーザーに響いていないと感じたことはありませんか?
しかし、賞品の価値をあげたり、広告の出稿数を増やしたりといった方法は予算の面でも限界があるでしょう。
そんな悩みを持っている方にとって覚えておきたい手法の1つがUGCを利用したキャンペーンです。

今回は、UGCを利用したキャンペーン事例を紹介します。
UGCとは消費者自身に作成してもらうコンテンツを指し、新しい消費者とのコミュニケーションのあり方として活用されています。
予算の限られる中小企業でも取り組みやすいのが特徴ですので、ぜひ自社に当てはめて考えていきましょう。

UGCとは

UGC」とは「User Generated Contents」の略で*「ユーザー生成コンテンツ」*と訳されます。同じ意味をさす言葉として「UCC(User Created Contents)」という言葉が使われることもあります。

UGCは企業が発信する情報とは異なり、ユーザー自身が制作する文章や写真、動画を指しています。
例えば個人のブログやSNSへの投稿、YouTubeに投稿する自作動画や音楽などが挙げられるでしょう。

また、ユーザー自身が制作したコンテンツにより構築されているメディアを*「CGM(Consumer Generated Media)」*と言います。CGMには食べログのような口コミサイトや、レシピ共有サービスの「クックパッド」小説投稿サイトの「カクヨム」などが含まれます。UGCに関連した用語として合わせて覚えておきましょう。

参考:
CGMとUGCとUCC|市場通信
第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI~ネットワークとデータが創造する新たな価値~|総務省
[UGCとは?~今知っておきたい!要注目のマーケティング・キーワード~|SMMLab]
(https://smmlab.jp/?p=36113)

UGCを利用した5つのキャンペーン事例

UGCは基本的にユーザー自身の意思で作成されるものです。
ですが、賞品を用意したキャンペーンを利用することで、特定のテーマに合わせたコンテンツの制作を呼びかけることもできるでしょう。

UGCを利用したキャンペーンには、各社の商品やサービスの要素が盛り込まれています。
それぞれの商品やサービスに合わせてどういったコンテンツ制作を呼びかけているかに注目して見てみましょう。

1.ドラえもんひみつ道具大作戦

J_COM×映画ドラえもん「ひみつ道具大作戦」受賞作品大発表!___J_COM_オン_デマンド___テレビ番組情報(J_COM)___MYJCOM_テレビ番組・視聴情報、動画配信が満載.png
http://www.myjcom.jp/tv/vod/special/dora_movie2013/himicon.html

映画ドラえもん「のび太のひみつ道具博物館」に合わせて行われたキャンペーンです。

ユーザー自身で考えた画期的な未来の「ひみつ道具」をイラストにして応募する形式をとっています。
受賞した作品は実際に映画内に登場し、スタッフロールに受賞者の氏名が掲載されます。

2.ハッピーイースター たまごにお絵描きキャンペーン

うまれて!ウーモ×森のたまご_ハッピーイースター_たまごにおえかきコンテスト|うまれて!ウーモ|タカラトミー.png
http://www.takaratomy.co.jp/products/woomo/event/

タカラトミーと森のたまごはイースターに合わせ、オリジナルのイラストを描いたイースターエッグの写真をTwitterdで投稿してもらうキャンペーンを実施しました。

Twitterを利用することでユーザーも手軽に応募できるだけでなく、キャンペーン自体がユーザーのフォロワーにも知られることとなります。

また、企業の公式アカウントを対象とした賞も設置し、パイン株式会社や森永製菓などの公式アカウントキャンペーンを盛り上げました。

3.カゴメ BBQでトマト!?画像投稿キャンペーン

BBQでトマト__画像投稿キャンペーン|BBQでトマト!?写真投稿キャンペーンページ.png
https://c-so.net/kagomephoto/room/319/

カゴメでは、自社製品であるトマトソースを利用したレシピの画像投稿キャンペーンを実施しました。
自分のオリジナルレシピと画像を投稿し、専用の投稿フォームから応募します。

過去に行った「トマトパッツァのある食卓キャンペーン」では、200以上の応募数を集めました。