Chatbot AIを活用した事例3選

1. Mr.NAVITIME

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http://bot.navitime.co.jp/
  
株式会社ナビタイムジャパンがLINE公式アカウントにて提供しているChatbot AIです。会話をして乗り換え案内の経路を調べる事ができます。

これは自然言語処理という技術を用いて、ユーザーがメッセージを送った際に、そのメッセージをAIが理解する技術が導入されています。特定の回答、この場合では〇〇駅から■■駅までの▲▲のルートを示すという事が一般的な目的になるかと思います。その際に回答を出すために足りない要素があればAIが自動的に質問をして答えを出していくような仕組みです。

こちら前述のとおり、Chatbotのみで対応する形式の場合、決められた質問フォーマット以外は目的の回答を出す事ができません。
  

2. KLMオランダ航空

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https://www.klm.com/home/jp/ja
  
こちらは、年に一度開催されるFacebook主催の開発者会議「F8」にてFacebookが力を入れると発表したメッセンジャーをインターフェイスに構えた、旅客サポートボットです。

メッセンジャーにて航空券の購入や搭乗券、フライトのチェック等が行えるとのことで、ディレイの連絡がプッシュ型でも来るとの事で、出張が多い人にはとても便利なサービスです。おそらくFacebookがKLMオランダ航空との提携して開発したものなので、wit.aiというAIのライブラリを用いて作られているのかなと想定できます。

こちらもNAVITIME同様、自然言語処理という技術を用いて言語の理解から、目的に対する足りない情報を質問してアプローチしていくボットとなります。
  

3. LOHACO「マナミさん」

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https://lohaco.jp/event/line_support/
  
アスクル株式会社(以下、アスクル)が導入しているチャットボットです。顧客の質問と回答の実績から最適な組み合わせが抽出され、LOHACOのサポートデスクスタッフの検証と承認を経て、最適な回答が自動学習される仕組みになっています。

ディープラーニングの技術が搭載されているサービスで、2014年9月に導入され、2016年3月の段階ではお問い合わせ全体の約1/3を対応できるようになり、注文数に対するメールや電話のお問い合わせの比率が低下傾向となりました。またLOHACOの運営を行っているアスクルの試算によると、オペレーターで対応したと仮定して6.5人分の省人化が実現できたとのことです。

3つのサービスを見てみると、machine learningないしディープラーニングを用いてボットの質を向上させつつ、カスタマーサポートを無人化する事や情報を早くフィードバックさせる事(端的な回答)、また自然言語処理のようにユーザーの会話を理解する仕組みが重要といえます。
  
参考:
人工知能(AI)とディープラーニングの進化が実現した、LOHACO"マナミさん"によるLINEチャット自動応答|モビLOG

LINEのチャットボット導入事例・導入企業|hitobo