SNSで画像を投稿する際や動画広告を運用する中で「横型と縦型のどちらがいいのだろう」という疑問を抱いたことはありませんか?

Facebook広告やインスタグラムの「ストーリーズ」でも縦長の動画を利用できるようになり、従来の横型での広告運用に迷いを持ち始めた方もいるかもしれません。
では、縦型と横型にはそれぞれどういったメリットがあるのでしょうか。

今回は、縦型動画が注目されている背景を解説した上で、横型動画と使い分けるポイントについて解説します。

縦型動画が注目されている背景

そもそも何故、Facebookやインスタグラムで縦長の画像が利用できるようになったのでしょうか。それにはスマートフォンの普及が背景にあります。

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引用:平成 28 年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

総務省の「平成28年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、パソコンによるインターネット利用時間は2012年からほぼ横ばいで推移しているのに対して、スマートフォンのようなモバイル端末での利用時間は年々増加傾向にあります。

特に休日の場合、2012年にはパソコンでの利用時間に対するモバイルの利用時間は1.5倍ほどだったのに対して、2016年には3倍以上にもなっているのが分かるでしょう。

モバイルを利用するユーザーが多くなってきた中で、ネットでの動画鑑賞やホームページの閲覧も「いかにモバイルから使いやすいか」という点が重要になっています。
なかでも、SNSのようなスキマ時間で見ることの多いコンテンツは、スマートフォンを縦にしたままでも見やすい縦型動画・画像が採用されているのでしょう。

縦型動画・画像を採用しているサービス

では、縦型動画・画像を採用しているサービスにはどういったものがあるのでしょうか。
3つのサービスについて見てみましょう。

1.インスタグラム ストーリーズ

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引用元:[インスタグラム、「Instagram Stories(インスタグラム ストーリーズ)」を発表 | Facebookニュースルーム] (https://ja.newsroom.fb.com/news/2016/08/instagram_instagramstories/)

インスタグラムには「ストーリーズ」と呼ばれる、24時間で投稿が削除される特別なコンテンツがあります。
ストーリーズでは画像や短い動画を撮影し、イラストを書き加えて投稿できます。

24時間で消えるコンテンツと言うこともあり、リアルタイムで撮影するライブ動画のように使用できるのが特徴でしょう。また、ストーリーズに対して広告を出稿することもできます。広告でも同様に縦型の動画を使用できます。

参照記事:
【2016年アップデート最新情報】インスタグラム「ストーリー」の撮影・描写・シェアまでの手順を解説|ferret [フェレット]
[Instagram広告の基本 | Facebookヘルプセンター] (https://www.facebook.com/business/help/976240832426180)

2.Facebook広告

ブランドや製品の魅力をフルスクリーンで伝えるモバイル専用の「キャンバス広告」を正式リリース___Facebook_for_Business.png
[ブランドや製品の魅力をフルスクリーンで伝えるモバイル専用の「キャンバス広告」を正式リリース | Facebook for Business] (https://www.facebook.com/business/news/JA-introducing-canvas)

Facebook広告では、縦型の画像や動画に対応しています。
なかでも、広告形式の1つである*「キャンバス広告」*では、スマートフォン向けにフルスクリーンで画像や動画を表示できます。

Facebookのニュースフィードでは横長に表示され広告をクリックすることでフルスクリーンに切り替わるのが特徴でしょう。
スマートフォンの画面を埋めてしまう縦型画像は。ユーザーの求めていないタイミングで表示されてしまうとストレスにつながりかねません。
こういったワンクッションをおく表示方法は、優れたUXにもつながるでしょう。

参考:
[動画の再生: Facebook動画 | Facebook広告ガイド] (https://www.facebook.com/business/ads-guide/video-views?toggle0=%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%88)
キャンバスは、スマートフォンとタブレットでは動作に差がありますか。 | Facebookヘルプセンター

4.C CHANNEL

深みのあるオトナの輝きを…♡金箔が美しい「ゴールドペンダント」を身につけたい!___C_CHANNEL.png
https://www.cchan.tv/watch/0d1838d02b5c4c10b6d6b7442d4b9a6b/

「C CHANNEL」は料理やメイク、DIYなどのノウハウを動画として配信している女性向けのメディアです。
縦型での動画を配信しており、撮影にもスマートフォンを利用しているのが特徴でしょう。

動画が縦型の場合、片手でスマートフォンを持ちながら、もう片方の手で動画で説明されているノウハウを試すといったことも可能になります。
「C CHANNEL」でもハウツー系の動画を参考にするユーザーが多く、広告でありながらも高いエンゲージメント数を実現しています。

参考:
縦型動画の強み、C CHANNEL×LODEO「【最先端】スマホ動画活用セミナー」 | Exchangewire Japan
2016年の最新トレンド「縦型動画」の特徴と成功事例 | 動研 | Viibar
[縦型動画広告の可能性と課題 | ロカリサーチ] https://lokaplatform.com/blog/insight/2017/05/21/vertical-video-rising/
[縦型動画と横型動画の違いって何? サービスを見比べて考えてみた (1/2):MarkeZine] (http://markezine.jp/article/detail/26022)