SNS上での広告をきっかけとした商品購入経験

TwitterやFacebookなどのSNSでは、独自の広告配信システムを提供しており、ユーザー向けに広告を配信しています。
では、SNS上に表示される広告に対して、ユーザーはどういった印象を持っているのでしょうか。

SNS上の広告に対する反応

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引用:[SNSの動向整理|消費者庁]
(http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/adjustments_index_8_170111_0002.pdf)

SNSで配信されている広告に対する反応として、クリックすることがあると答えたユーザーは全体で38.5%となりました。一方で*「クリックはしないし、表示された広告は見ない」「広告が表示されていることに気づかなかった」というユーザーは27%*にのぼり、広告表示が必ずしも成果に結びかないことがわかります。

広告の誤クリックの割合

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引用:[SNSの動向整理|消費者庁]
(http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/adjustments_index_8_170111_0002.pdf)

広告として表示された広告を誤ってクリックした経験があると答えた人は、全体で73.3%にのぼります。主な利用端末別にみるとスマートフォンの方がパソコンよりも20%以上誤ってクリックされている割合が高く、スマートフォンとパソコンのの操作性の違いがわかります。

SNSに表示された広告をきっかけとした商品・サービスの購入経験

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引用:[SNSの動向整理|消費者庁]
(http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/adjustments_index_8_170111_0002.pdf)

では、配信されている広告から、実際に商品やサービスの購入にまで至ったことがあるユーザーはどの程度いるのでしょうか。

「SNSに表示された広告をクリックした、または見たことがある」というユーザーのうち41.6%の人が商品購入経験があると回答しました。

また、商品購入経験があるユーザーが実際に購入した商品の金額としては「5千円未満」が53.7%となる一方、*60代においては「1万円以上」の商品を購入した人が48%*となっています。
60代では10万円以上の商品を購入している人も4%おり、高齢者ほど高額な商品を購入していることがわかります。

SNSに表示される広告に対する評価

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引用:[SNSの動向整理|消費者庁]
(http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/adjustments_index_8_170111_0002.pdf)

SNSに表示される広告に対する評価としては、「商品やサービスを知るきっかけとなり、有益」と答えた人が35.8%いる一方で「興味のない商品やサービスの広告が表示され不快」「投稿等が見づらくなったり、使いにくくなってなったりして不快」といった否定的な意見も見られます。