SNSボタンを設置するときの3つの注意点

ここまでさまざまなシェアボタン設置用のプラグインをご紹介しました。

しかし、ユーザーにたくさんシェアをしてもらうには、単にSNSシェアボタンを設置するだけでは効果はありません。
ここでは、SNSシェアボタンを設置するときに気をつけておきたいポイントを確認してみましょう。

1. ボタンは最適な数や種類にする

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消費者心理学の用語で「選択麻痺」というものがあります。
選択肢がたくさんあるとユーザーは迷ってしまい、結局コンバージョン率が下がってしまう現象のことを言います。

参考:
ユーザーを迷子にさせない!コンバージョン率を劇的に上げる斬新で意外な3つのポイント

SNSのシェアボタンも同様に、たくさんのボタンがありすぎるとかえってシェアを行わなくなってしまう可能性もあります。
ボタンの数は多くとも7〜8個程度に抑えるようにしましょう。

2. ボタンを設置する場所を考える

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ユーザーはどんなタイミングで、今読んでいるコンテンツシェアしたいと思うのでしょうか?
シェアボタンをクリックするのは、果たしていつなのでしょうか?

実際には様々なケースが想定されますが、最もシェアしたくなると思われる場面は、やはりコンテンツに心動かされたり、役立ったと感じたり、あとで読みたくなるほど有益だと感じたりしたときでしょう。

SNSボタンはよく記事のタイトルの直下や読了後の記事の下に置かれます。
上部のSNSボタンの役割はシェアではなく、「これだけシェアされている読む価値のある記事なのだ」と新しい読者に思わせるためです。

そして、記事下部のボタンは文字どおりシェアを行うために設置します。
ページ上部にだけ置いてページ下部にはシェアボタンを置かないと、ユーザーは読了後わざわざページ上部まで戻っていくことはせず、そのまま離脱してしまう可能性があります。

ボタンがフローティングタイプのものであれば、上記2つの役割を兼ねなければなりません。
そのため、煩雑にならない程度にシェア数を表示しておくのがよいでしょう。

3. コンテンツを充実させる

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最も重要なことは、コンテンツシェアしたくなるほど魅力的かどうかです。

どんなにWebサイトの見た目がよく、見やすいページであっても、中身がないとシェアされるのは難しいでしょう。
ターゲットやペルソナを明確にし、万人でなくとも一部のユーザーにはしっかり心に刺さるコンテンツを、しっかりと考え抜いてみましょう。