※本記事は、2017年9月11日に公開された記事をマケスト提供により一部再編集を行っております。

ネットショップの商品ページを見ると、2種類の「文字列」を見たことのある方もいるはずです。これは、「商品コード」「JANコード」という商品ごとに付与される固有の番号です。

ネットショップ担当者が商品管理業務を行う上で、これらの番号が持つ意味やどういう手順で作成するのかを理解することが重要になります。しかし、前任の担当者から引き継いだ新任担当者であれば、どういった基準で番号が付与されるのか法則がわからないという方もいるのではないでしょうか。

今回は、「商品コード」と「JANコード」それぞれの基礎知識と、作成方法についてご紹介します。
新商品の登録時や棚卸や検品など頻繁に利用するため、ぜひ覚えておきましょう。

ネットショップに商品を登録する上で必要な「番号」とは

ネットショップ運営に置いて、新商品を登録する際や検品、棚卸業務を行う上で固有の商品を番号で識別します。

主に利用するのが「商品コード(通称:型番)」と「JANコード」です。また、Amazonでは独自の「ASIN」というコードを用いることもあります。

商品の名称をコード化することでCVS等で一元管理できるという特徴があります。効率的かつミスの無い業務を行う上で非常に役立つでしょう。

商品コード

「商品コード」とは、英語や数字を用いて作成する任意の文字列コードです。ネットショップの商品ページでは型番と表示されることがあります。

商品コードは楽天市場やAmazonのようなモール型ネットショップやEC-CUBEのようなカートシステムを利用する上で登録が必要です。商品名の頭文字や、サイズ、任意の数字を組み合わせて作成するのが一般的です。

JANコード

「JANコード」とは、国・事業者・商品を表す、世界共通の商品識別用のコードです。9ケタの数字から成り立っており、表記にはルールがあります。

JANコードの9ケタ数字を、「太さの異なる線」と「空白」で出力したものが「バーコード(JANシンボル)」です。
POSレジシステムで商品や価格を認識し、処理する際に必要になります。

JANコードは、後述する「一般財団法人 流通システム開発センター」に事業者として申請することで作成できるようになります。

「商品コード」作成方法と気をつけるポイント

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商品コードは任意の番号で良い?

商品コードは、先のも述べたように「任意の文字列」と文字数で作成することができます。独自で発行できるため、自社のネットショップ担当者同士で一定のルールや規則性を作り、作成するのがポイントです。

例えば、「0123456789」という数字の羅列を用いることもできる他、英数字を混合した表記も可能です。

基本は「メーカー名」「商品名」「商品グレード」「カラーコード」

商品コードを作成する上で、商品の識別や管理の効率化を図るためには、どのような文字列で作成したら良いのでしょうか。

覚えやすく分類しやすい文字列が「メーカー名」「商品名」「商品グレード」「カラーコード」などを用いた組み合わせです。名称には英語のイニシャルを用います。

例えば、メーカー名が「AB」商品名が「CD」、グレードを「100」、カラーはブラック「BLACK(BK)」であれば、「AB-CD100BK」のような型番になります。

商品の識別や後任への引き継ぎを想定してコードに規則性を持たせる

商品コードは、棚卸時の商品ごとの識別や、後任者への引き継ぎ業務があることを想定して、コードに規則性を持たせることがポイントです。

例えば、商品グレードなど「数字」を用いる場合は、連番に注意しましょう。例えば、「下1ケタ」を連番にすると、以下のようにラインナップ増加時にグレードが混在する恐れがあります。

上位グレード:101
下位グレード:102
新・上位グレード:103

そのため、「頭1ケタ」を変化させると良いでしょう。例えば、以下のように分類します。

上位グレードその1:100
上位グレードその2:101

下位グレードその1:200
下位グレードその2:201

上記のように、頭1ケタでグレードを分け、ラインナップは下1ケタで管理すると非常にわかりやすいです。

「JANコード」作成方法と気をつけるポイント

JANコードは「一般財団法人 流通システム開発センター」に申請して作成

JANコードを作成するには、ネットショップ開業時に「GS1事業者コード申請」を行う必要があります。この申請は、「一般財団法人 流通システム開発センター」のホームページから行えるほか、各地域にある商工会議所や商工会で書類申請を行うことができます。

GS1事業者コードとは、国と事業者を定めた国際標準の識別コードです。日本の場合は頭2ケタに「45」ないし「49」が付く9ケタの数字です。このGS1事業者コードを用いて、事業者と商品を識別するJANコードを作成します。

参考:
JANコードの作成手順 | 一般財団法人流通システム開発センター

JANコードの番号の基準に併せて作成する

JANコードの作成は、商品コードと異なりルールが定められています。標準的な13ケタのJANコードは「GS1事業者コード(9ケタ)+商品アイテムコード(三桁)+チェックデジット(1ケタ)」で構成されます。

GS1事業者コードは各事業者ごとに割り当てられたものを用い、商品ごとに任意の数字を割り当てて商品アイテムコードを作成します。作成した12ケタの数字を「JANコード、集合包装用商品コード(ITFコード)、U.P.C.のチェックデジットの計算方法 」から計算を行い、最後の1ケタを算出します。

商品アイテムコードの任意の数字は、一般財団法人 流通システム開発センター によると、「下1ケタからの連番」を推奨しています。商品コードと管理方法がことなるため、グレードごとの分類は避けることをオススメします。

まとめ

「商品コード」や「JANコード」は、商品固有の番号であり、商品登録や管理を行う上で必須です。これらは何気なく目にする文字列であり、一見すると不規則な並び方をしているため、疑問に感じる方もいるでしょう。

これらは、ネットショップ事業者自らが申請と作成を行います。カラーバリエーション、サイズなど商品ごとに異なるバリエーションを多く取り扱うほど、これらの番号のメリットを感じることができるでしょう。

ネットショップ担当者であれば、ぜひ「商品コード」「JANコード」2種類の基本と作成方法を見に付けて業務に役立ててみてはいかがでしょうか。

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