海外ビジネスを展開するなら活用したい!独立行政法人「JETRO(ジェトロ)」が提供する支援サービスとは?
「海外でビジネスをしたい」と考えている新規事業担当者の中には、市場調査や取引先、販路の開拓の方法を模索している方もいるのではないでしょうか。初めて海外ビジネスを行うにあたって、業務の流れを理解し、現地の情報を収集することが大切です。
そこで参考になるのが、独立行政法人JETROが展開する海外ビジネス支援サービスです。国や地域別の情報提供から、現地法人設立支援、越境ECなど輸出ビジネスのサポートまで海外ビジネスに関する様々な支援を行っています。
今回は、JETROが提供している海外ビジネス支援サービスの種類やそれぞれの特徴について解説します。海外進出を目指す企業の担当者であればぜひ活用してみましょう。
JETRO(ジェトロ)とは?
「JETRO(ジェトロ)」は、「日本貿易振興機構(Japan External Trade Organization)」の略称で、諸外国との貿易や投資事業など、海外ビジネスに関する様々な相談や設立サポートなどを行う独立行政法人です。
政府が推進する「地方創生」を推進する、日本産農水産物の輸出から、中小企業の海外ビジネスサポートまで業態を問わず「海外進出の支援」を行っているのが特徴です。約40箇所の国内拠点、70箇所以上に海外拠点があり、分野ごとの専門家が各地域に駐在しているため、海外ビジネスに関する様々な知見を得ることができるでしょう。
JETROを活用してできること
JETROは具体的にどのような海外支援を行っているのでしょうか。主要な取り組みについてご紹介します。JETROで行っている主要な取り組みがこちらです。
・海外への輸出入、海外進出の相談
・海外投資の相談
・世界のビジネスニュースの提供
・ビジネスライブラリーの利用(統計、団体名簿etc.)
・セミナー・イベントの開催
・展示会・商談会への出展支援
・各地域の特定分野別の支援
・海外調査
・人材育成(貿易実務オンライン講座etc.)
・模倣品・海賊版被害相談
海外ビジネスを展開する上で課題となりうる「海外の市場調査」「現地法人化」「引き合いの獲得」「販路開拓」など様々な領域での支援が受けられます。この詳細なサービス内容に関しては後述します。
参考:
支援サービス一覧 | ジェトロのサービス - ジェトロ
JETROを活用する利点
海外ビジネスを検討している企業が、JETROのサービスを活用するメリットは、低コストでノウハウやスキルを身につけられることです。一部のセミナーや講演会を無料で受講できる他、現地での実務経験を持ったアドバイザーによる相談も無料で受けることができます。
「具体的に事業が決まったわけではないが、海外進出を検討している」という段階で問い合わせることができるため、初めて海外ビジネスを行う企業であればぜひ活用してみましょう。
様々な支援を行っているJETROですが、具体的な貿易の手続きや契約書の内容判断など、対応できない相談内容もあります。事前に公式ホームページや電話等で確認を行ってください。もし、契約や現地との取引に関するリソース確保を検討しているのであれば、別途代行業者に依頼してみましょう。
参考:
貿易投資相談:輸出や海外進出の実務のご相談を受け付けています(無料) | ジェトロのサービス - ジェトロ
JETROが行っている海外支援サービス
JETROが行っている海外支援サービスの中でも、初めて海外展開を行う方が活用しやすいサービスを厳選してご紹介します。
世界の国・地域別のビジネス制度やニュース(有料)など情報提供
JETROでは、「通商弘報」という、世界各国のビジネスニュースを提供しています。購読には、通商弘報への会員登録(有料)が必要ですが、海外の中小企業の動向など国内では収集しにくい情報を得ることができます。
また、輸入輸出や海外進出における制度、関税率など、世界各地域ごとのビジネスの制度を知ることができます。特に、食品や医療機器などの分野であれば国によって制度が大きく異なるため、自社が進出する国や地域が定まった際に参照してみましょう。
各地域の市場調査サービス
海外進出では、自社の商品やサービスは、どのような国でニーズがあるのか調査することが大切です。そこで活用できるのが「海外ミニ調査サービス」です。販売したい商品ジャンルの相場、現地の同業者の企業リストなどを取得することができます。
複数の国や地域を横断的に調査できるため、自社のリソースでは調査ができない場合などに活用できるでしょう。
参考:
海外ミニ調査サービス:ワンポイント情報収集をオーダーメイドで実施 | ジェトロのサービス - ジェトロ
海外ビジネス支援のためのオンライン講座
「貿易実務オンライン講座」は、海外での決済や輸送方法、契約交渉の方法など実務に関するスキルをオンライン上で学べるサービスです。担当者が個人で受講することもできる他、企業の社員研修目的として活用することができます。
講座には「基礎編」「応用編」「英文契約編」「中国輸出ビジネス編」があり、実務経験に応じて受講を検討するのも良いでしょう。
海外の展示会や商談会への出展支援
初めて進出する国や地域で販路開拓を行う上で「展示会」や「商談会」は現地企業と接点を持つ大切な機会と言えます。接点の全くない現地企業に直接アポイントを取るのは難しいためです。
JETROの展示会・商談会への出展支援サービスは、JETROが海外で主催・参加する見本市への出展をサポートするものです。主催者側への手続きやブースの施行などJETRO側で行うため低コストで参加できるというメリットがあります。
参考:
展示会・商談会への出展支援 | ジェトロのサービス - ジェトロ
TTTP(Trade Tie-up Promotion Program)
また、海外での輸入ないしは輸出ビジネスを検討しているのであれば、JETROが提供する「TIPP(Trade Tie-up Promotion Program)」というビジネスマッチングサイトが活用できるでしょう。
アジアから欧米まで様々な現地企業が「売りたい」「委託先募集」と募った商材をチェックすることができます。気になる商材があれば、TIPPを経由して問い合わせることが可能です。
まとめ
JETROでは、越境ECから海外での販路開拓、現地法人の設立など様々な業態の海外ビジネスの支援を行っているのが特徴です。各分野ごとに実務経験や専門知識のある人材がサポートしてくれるのも魅力と言えます。
自社で海外ビジネスに関する取組の前例が無い状態でも、貿易実務の基礎や英文契約のノウハウ、輸出ビジネスのノウハウが学べる講座を展開しています。また、無料公開されている海外情報などもあるため、支援を受けずとも情報を参照してみるのも手です。
- セミナー
- セミナーとは、少人数を対象とする講習会のことです。講師からの一方的な説明だけで終わるのではなく、質疑応答が行われるなど講師と受講者のやり取りがある場合が多いようです。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
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