コミュニケーションロボットの今後

企業の導入意向はまだ低い

コミュニケーションロボットの導入意向.png

引用:
コミュニケーションロボットの企業需要動向(2016年1月)|株式会社MM総研

MM総研の調査によると、導入を検討している企業は10.1%ほどでした。コミュニケーションロボット自体の認知度は60.7%で、「認知はしているものの踏み出していない」企業が多いことが分かります。その理由としては、「活用用途が見出だせない」「導入コストが高い」などが挙げられました。

今後、コミュニケーションロボットの活躍の場が増えることで企業の活用用途が明確になり、技術改善の過程でコストも削減できるようになれば、導入を検討する企業も増えていくと予想できます。

参考:
コミュニケーションロボットの企業需要動向(2016年1月)|株式会社MM総研

一般消費者のニーズは多様化していく

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引用:
「コミュニケーションロボット」に関する一般消費者意向(2015年10月)|株式会社MM総研

一般消費者のコミュニケーションロボットの認知度は68.4%で、3人に1人は知っているという結果になっています。そのうち最も認知度が高かったロボットがPepperでした。次にRobi(ロビ)、3番目はRobi jr.(ロビジュニア)でした。

コミュニケーションロボットに求める形や機能に関しては、偏りなく分かれています。一般消費者の多様化するニーズにどこまで応えられるかが、今後のコミュニケーションロボットの普及の鍵となりそうです。

参考:
「コミュニケーションロボット」に関する一般消費者意向(2015年10月)|株式会社MM総研

まとめ

政府や企業は、少子高齢化と人口減少による労働力不足の問題を解決する重要な施策として、ロボットの活用を積極的に進めています。世の中への普及により導入コストが抑えられるようになれば、個人事業の小さなお店でも気軽に取り入れられるようになるでしょう。

また、コミュニケーションロボットの進歩により、人とロボットの距離はどんどん縮んでいます。これから私たちの生活になくてはならない存在となっていくことが考えられます。人とロボットが共存する世界に向けて、これから動向を見守ってみてはいかがでしょうか。