転職や社内の異動によって初めて営業部署に配属された方の中には、研修の一環として先輩や上司の商談に同行することがあるはずです。現場では、商談の進め方やトーク術など様々なことが学べます。

とはいえ、そこで飛び交う営業用語がわからないと、商談内容を理解するのは難しいでしょう。
営業用語には、昔から慣習的に使われ続けている用語やカタカナ用語など、未経験の方からするとわかりづらい単語が多く存在します。

今回は、営業担当者であれば頻繁に利用する「営業用語」をまとめました。
もし、「聞き覚えはあるけど、意味は知らなかった」という単語があれば参考にしてみましょう。

営業で慣習的に使われている用語10選

1.見込み客

「見込み客」とは、自社の商材に対して認知や関心などを抱いている段階の潜在的な顧客のことを指します。
企業や商談のゴールによって、どの心理段階を見込み客とするかは異なります。

2.引き合い

「引き合い」とは、商談を行い契約の検討に至るまでの段階を指します。「引き合いを獲得した」は「契約を検討してくれている顧客を獲得した」という意味になります。

3.ヨミ表

「ヨミ表」とは、商談の受注確度べつに商談相手をリスト化した表のことを指します。「Aヨミ」「Bヨミ」「Cヨミ」「Dヨミ」と受注できる確度別にアルファベットで分類するケースが多いようです。

4.粗利(あらり)

「粗利」とは、経費などを差し引かない「売上総利益」のことを指します。商談の現場では、粗利を目標値として設定することがあります。商材の価格設定を行う上で参照する場合もあるため、営業担当者であれば覚えておきたい用語です。

5.相見積(通称:あいみつ)

「相見積もり(あいみつ)」とは、複数の業者から見積りを取ることです。クライアント企業が、自社の商材の相場を把握するために「相見積」を行うことがあります。相見積もりは受注のキーポイントなる見積もりです。

6.卸値

「卸値」とは、製造業やメーカーが販売店へ卸売するときの価格のことを指します。同様の意味ですが、販売店側がメーカーから商材を仕入れる際は「仕入れ値」と呼びます。

7.掛け率

「掛け率」とは、販売価格に対する「卸値」の割合を表したものです。掛け率によって得られる利益が変わるため、メーカーと販売店の間で取引を行う際「掛け率交渉」が行われます。

8.上代・下代

「上代」とは、販売店で売られる際の「販売価格」や「定価」を表す言葉です。「下代」とは先述した「卸値」を指す言葉です。特にメーカー系の商談では、「卸値」「販売価格」よりも「上代」「下代」が使われやすい傾向にあります。

9.赤伝・黒伝

「赤伝」とは、経理担当者によって処理済みの伝票を取り消すための伝票を指します。一方で、「黒伝」は通常の伝票を指します。訂正内容を赤文字で記すことから「赤伝」と呼ばれている背景があります。

10.二八(にっぱち)

「二八(にっぱち)」とは、2月と8月を指す「閑散期」を表す言葉です。12月から1月はクリスマスや正月があるため、その反動で2月の売上が落ちると言われています。また、8月はお盆の時期なので消費者の出費が減ると言われています。

営業の現場で頻出するカタカナ用語12選

11.アポイントメント

「アポイントメント」とは、クライアント企業との商談の約束を指す言葉です。「アポ」と略されて「明日13時から◯◯株式会社とアポがあります」のように使われます。商談だけでなく、社内の会議や営業とは無関係な業務上の約束にも利用される用語です。

12.クライアント

「クライアント」は顧客を表す言葉です。相手先の企業全般をクライアントと呼びます。

13.ステークホルダー

「ステークホルダー」とは、利害関係者を指す言葉です。商談相手が複数人いる場合、決裁権を持った人物を「ステークホルダー」と言います。受注する上で押さえておきたい重要な人物と言えるでしょう。

14.ロイヤルカスタマー

「ロイヤルカスタマー」とは、自社の商材を好んで利用してくれる顧客を指します。競合に対して優位な商材を作るためのヒントになりうるでしょう。

15.アイスブレイク

「アイスブレイク」とは、商談開始時にお互いの緊張を解き、場をなごませるために行う会話を指す言葉です。特に、初めての商談相手であればアイスブレイクは必須の営業手法と言えるでしょう。

16.クロージング

「クロージング」とは、閉じるを意味する言葉ですが、営業の現場においては「契約の締結」を意味します。「2回目の商談でクロージングに至った」のように利用されます。

17.コンセンサス

「コンセンサス」とは、合意を指す言葉です。商談相手との認識をすり合わせ合意を取る際に「クライアントとコンセンサスを取る」のように利用します。

18.エビデンス

「エビデンス」とは、根拠を表す言葉です。商談の自社商材のプレゼンテーションを行う際、「この商品のエビデンスは〜」のように利用します。

19.アライアンス

「アライアンス」は、自社以外の企業と業務上の提携を行うことを指す言葉です。それぞれの強みを持った企業同士が協力して事業を行う際「A社とB社はアライアンスを結ぶ」のように利用します。

20.オンスケ・リスケ

「オンスケ」とは、「オンスケジュール」を略した言葉で、スケジュール通りに業務が進行していることを指します。一方で、「リスケ」は、リスケジュールを略した言葉で、スケジュールが合わない時別日にスケジュール設定を行うことを指します。

21.ロールプレイング

「ロールプレイング」とは、営業の現場では「擬似的な商談」を行うことを指します。社内の先輩や上司を商談相手として想定し、プレゼンテーションや契約の手続きの練習を行います。

22. OJT

「OJT」とは、「On the Job Training」の略称で、上司や先輩から実際に仕事を勧めながら業務の方法を学ぶ研修を指します。特に営業の現場では、商談へ同行するなど「OJT」による人材教育が盛んに行われています。

まとめ

営業用語は、「赤伝・黒伝」や「二八(にっぱち)」など業界で慣習的に使われている用語から「アライアンス」「クロージング」のような専門的なカタカナ用語まで様々な種類があります。

もちろん全ての用語が、すべての商談で利用されるわけではないため、無闇矢鱈に使うのは控えたほうが良いでしょう。
営業用語を覚えることで様々な商談シーンに対応できるようになるというメリットがあるため、まずは意味を理解できることが大切です。

商談をスムーズに行うためにも、ぜひ営業用語を覚えてみてはいかがでしょうか。

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