社会で起こった事件や政治ニュース、商品・サービスのニュースについて年表形式でチェックできる検索エンジンがあるのをご存知でしょうか。

今回は、「TIMEMAP」の使い方を解説します。

「TIMEMAP」は出来事ごとに年表形式の検索結果が表示される検索エンジンです。
出来事ごとに関連記事を検索することができるので、まるで歴史をたどるかのようにニュースをチェックできるのが特徴です。

普段から情報収集を行う機会の多い方は、情報収集ツールの1つとして活用してみてはいかがでしょうか。

「TIMEMAP」とは

TIMEMAP.png
https://timemap.info/

「TIMEMAP」はキーワードに関連した情報を項目ごとに年表形式で表示する検索エンジンです。

大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所(NII)の高野明彦研究室およびNPO法人連想出版の連想検索を技術基盤としており、同高野氏が代表を務める一般社団法人タイムマップが運営しています。

Google・Yahoo.png
https://timemap.info/?r=watch&q0=Google&q1=Yahoo

「時系列の表示ならGoogleのニュース機能でもできるのに」と思われた方もいるかもしれません。
ですが、Googleではニュース記事を時系列で確認できるものの、検索結果に表示される文字が多いため、すぐに時系列ごとの出来事を把握することはできません。

その点、TIMEMAPであれば、上記のように出来事が箇条書きで書かれているので見やすいのがメリットです。

また、3つまでのキーワードを同時に検索することもできます。
例えば、上記の画像では「Google」と「Yahoo」で検索した結果を並べています。
このように複数のキーワードの検索結果を並べることで、出来事ごとの関連性を把握するのにも役立つでしょう。

ただし、検索結果に表示される内容は、TIMEMAPのパートナーであるインターネット関連メディア「Impress Watch」上場企業・官公庁・自治体のプレスリリースデータベース「JPubb」連想出版の新書書誌データベース「新書マップ」などに掲載されている情報に限られるので注意してください。

参考:
検索結果を瞬時に年表にして表示する検索エンジン「TIMEMAP」公開 |INTERNET Watch

TIMEMAPの使い方

1.検索キーワードを入力

キーワーど入力.png
https://timemap.info/

URLからTIMEMAPにアクセスし、画面中央の検索窓にキーワードを入力します。

  • 「or」「|」いずれかの単語にヒットするコンテンツを検索する
  • 「’ ‘」「” “」引用符で挟んだ文字列のみを検索する
  • 「-」-で指定したキーワードを除く

検索の際にはGoogleなどの検索エンジンでも対応している、上記の指定方法が利用できます。

参考:
[ヘルプ |TIMEMAP] (https://timemap.info/help)

2.検索結果を確認する

検索結果の見方.png

キーワードを入力すると、検索結果が表示されます。
検索結果は主に以下の画面で構成されています。

(1)年表形式の検索結果表示画面
(2)タイムライン

では、それぞれの画面で行える操作を紹介しましょう。

2-1.年表形式の検索結果表示画面|出来事別の記事をチェックする

検索結果表示画面からは、出来事別の記事を確認できます。
出来事をクリックすると以下のように、画面右側に記事の一覧が表示されます。

出来事ごとの記事.png

また、タブを使えば4つメディアごとの記事を閲覧することができます。

  • Watch:インターネット関連メディア「Impress Watch」
  • Magagin:インターネットマガジン(インプレス発行のインターネット情報雑誌)
  • 白書:インターネット白書(インプレス発行のインターネット関連情報をまとめた白書)
  • JPubb:上場企業・官公庁・自治体のプレスリリースデータベース「JPubb」

メディアによって取り上げている内容も異なるので、自分の探したい情報を探すのに役立てましょう。

2-2.タイムライン|時間軸を変更する

タイムラインには出来事が起こった時間軸が表示されています。
この時間軸を変更することで、細かい出来事までチェックすることができます。

タイムライン.png

検索結果に表示させる時間軸を変更したい場合、時間軸の両脇にある白い線をクリックし、そのまま左右に動かします。
以下のように指定する時間幅が広くなるほど、出来事は詰まって表示され、狭くなるほど出来事は広がって表示されます。

スクリーンショット_2017-11-06_17.36.17.png

特に細かい出来事まで見たい場合は狭い時間幅を指定して確認するようにしましょう。

3.複数のキーワードを検索して比較する

複数単語検索.png

TIMEMAPでは、検索結果からさらにキーワードを追加して検索できます。
画面上部のボックスに、比較したいキーワードを入力すると、以下のようにキーワードごとの検索結果が表示されます。
タイムラインも同様にキーワードごとに表示されているのがわかるでしょう。

4.メディアを指定して比較する

4-1.上部タブ「メディアによる比較」をクリックする

メディアごとの検索結果を比較したい場合、画面上部の「メディアによる比較」をクリックしましょう。

メディアによる比較.png

上記のように、検索キーワードに対するメディアごとの検索結果が表示されます。

4-2.設定ページから、メディアを検索する

メディアごとの比較2.png

メディア名の横にある歯車マークをクリックすると、上記のようにメディア名の一覧が表示されます。
検索したいメディア名の横にチェックを入れて、右上の×マークをクリックすると、指定したメディアの項目のみ検索結果に表示されます。
 

5.TIMEMAPの検索結果を自分のホームページに貼り付ける

埋め込み用のHTMLタグを発行して、TIMEMAPの検索結果を自分のホームページで共有することができます。

HTMLコード.png

タイムラインの右側にあるシェアボタンをクリックすると、上記のように画面中央にHTMLコードが表示されます。

HTMLコードをコピーして自分のホームページに貼り付けると、タイムラインの一部が表示されます。
クリックすると検索結果にアクセスできるので、自分のホームページ内でTIMEMAPの内容を紹介したい時は活用してみましょう。