引継ぎ書の作り方は?わかりやすくするコツと便利なテンプレート10選
引継書作成に関する4つのステップ
引継書作成にあたって、やみくもに業務の内容を文書でまとめていてはキリがありません。引継ぎ全体の流れを掴んで、作成にあたるようにしましょう。
1. 引継ぎのスケジュールを作る
自分の行っている業務の中で、引継ぎを行う業務を洗い出し、スケジュールを立ていきます。特に出向や転勤、退職などその勤務先を離れる場合、最終出社日の3日前には引継ぎを終えられるようにスケジュールを組みます。売上や取引先に関わるような重要な業務はどれなのかを考え、重要な業務は特にしっかりとした準備を行いましょう。
引継ぎのスケジュールを立てる際には、タスクごとにスケジュールを決められるガントチャートツールが便利です。
以下の記事では、無料で使えるガントチャートツールを紹介しているので、参考にしてみてください。
ガントチャートとは?作り方と無料で作れるツール15選を紹介【テンプレート付】
プロジェクトやスケジュールの管理に役立つ、高い機能を備えた無料のガントチャート。今回はそんなガントチャートを簡単に作れる無料ツールや、進捗管理ツールを紹介します。これからツールを導入しようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
2. 引継書に記載する内容を決める
引継ぎのスケジュールが決まったら、実際に引継書に記載する内容を決めていきます。
具体的には以下のような内容を記載するようにしましょう。
・業務の社内での位置付け
・業務の流れ(フローチャートなど)
・業務に関わる社内外の関係者
・過去に起こったトラブルやその対処法のノウハウ
・顧客情報など必要なデータ
特にデータや書類、ツールの保存場所は、自分ではわかっていても後継者が知らない可能性があります。そのため、引継書に明記しておき、後継者が戸惑わないようにしましょう。
3. 引継書を作成する
引継書に記載する内容が決まったら、実際に引継書を作成していきましょう。
紙媒体ならノートやファイルなどにまとめ、どの業務内容についてまとめたのか一目でわかるようにします。また、データで作成する場合は、業務ごとにフォルダをわけるなど、データ自体がどこにあるのかわかるようにしておきましょう。
自分の業務に関係ない部署の人でもわかるようにわかりやすくまとめられているかを基準に作成すると、誰にでもわかりやすい引継書になります。
4. 後継者への引継ぎを行う
実際に引継書を後継者へ渡し、引継ぎを行います。引継書を渡すだけではなく、必要に合わせて引継書の業務の内容を説明しましょう。
また、実際に業務を行ってもらい、疑問点が出てこないかチェックすることも有効です。もし、新たな疑問点が出てきたら、引継書に追記を行い、よりわかりやすい内容へと修正しましょう。
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