ガントチャートとは?作り方と無料で作れるツール15選を紹介【テンプレート付】
日々の業務において、スケジュールやプロジェクトの管理は重要です。スケジュールが把握できなければ進捗も分からず、気が付いたら最終的にリカバリーできない状況になっていた、なんてことにもなりかねません。チーム、個人いずれにおいても、やるべきことを把握し、漏れなく効率的に進めていく必要があります。
そこで本記事では、無料で使えるガントチャートツールを紹介します。スケジュール管理ツールをお探しの方や、情報共有がうまくいっていないという方は、参考にしてみてください。
目次
- ガントチャート(Gantt Chart)とは
- ガントチャートを作成するメリット
- ガントチャートのフリーツール15選
- ガントチャートを作成する手順
- ガントチャートを上手に活用するポイント
- 無料ツールで業務の一元管理をしよう
ガントチャートのテンプレート
Excel形式でそのままお使いいただけます
ガントチャート(Gantt Chart)とは
ガントチャート(Gantt Chart)とは、プロジェクト管理の手法で作業計画やスケジュール管理を目的に用いられる表のことです。
タスクそれぞれの関係性が分かることが特徴として挙げられます。プロジェクトの遅れの原因や重要なタスクなどを視覚的に把握できるため、ビジネスシーンでよく使われています。
上記画像のようにExcelを使って管理することが一般的です。他にも、スケジュール管理に優れたガントチャートツールを無料で使えるサービスが出ているので、それらを用いてスケジュール管理ができます。
ガントチャートを作成するメリット
ガントチャートがどんなものか分かったところで、次は作成するメリットを見ていきましょう。ガントチャートを作成することで、以下のようなメリットを得られます。
- 全てのタスクや作業全体の状況を可視化できる
- 情報をメンバーに素早く共有できる
- プロジェクトの進捗状況や遅れがすぐに分かる
ガントチャートを作成しておけば、どのタスクがどれほど進んでいるのかが一目で分かります。また、遅延しているタスクも分かりやすいため、作業の効率化を図れるのも大きなメリットです。
ガントチャートがあればメンバー全体で作業の状態やタスクを共有しやすく、効率を上げて着実にプロジェクトを進めていくことができるでしょう。
無料で作れるガントチャートツール15選
ここでは、ガントチャートの無料ツール15選を紹介します。使いやすいものばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
1.Asana(アサナ)
出典:Asana
●世界190ヶ国で100万以上のチームが愛用
Asana(アサナ)は細かなタスクから全体像まで、大小問わず把握しやすいのが大きな魅力です。世界190ヶ国で使用されているフリーツールでもあり、100万以上のチームが愛用しています。
Asanaは仕事の進行状況をしっかり整理し、チーム全体の作業効率化をはかりたいときにおすすめです。リストビュー・タイムライン・ボードなど、使いやすいツールも一通り揃っています。
2.Instagantt
出典:Instagantt
●Asanaと連携して使うガントチャートツール
Instaganttは、タスク管理ツールのAsanaと連携して使うガントチャートツールです。Asanaに登録してあるタスクからガントチャートを作成できます。世界中のチームから愛されているツールでもあり、使いやすさと操作のしやすさが人気です。
3.jira(ジラ)
出典:jira
●自由にカスタマイズすることが可能
jira(ジラ)には初心者にも使いやすいテンプレートが用意されており、最初はテンプレートで作成して後から自由なカスタマイズが可能です。自分が使いやすい見た目に変更しながら使用できるため、よりタスクを把握しやすくなるでしょう。
各個人が抱えているタスクを一目で把握できるので、遅れが出ているところをフォローするなどの調整が簡単にできます。
4.Redmine(レッドマイン)
出典:Redmine
●すぐに試せるデモサイトがあるので便利
Redmine(レッドマイン)は、Webベースでプロジェクト管理ができるオープンソースのソフトウェアです。自前運用またはSaasで使えます。
タスク管理やガントチャート・Wiki・ロードマップをはじめとする機能を備え、プロジェクトの進捗をスムーズに管理します。オープンソースなので、購入費用がかからないことが大きなメリットです。
すぐに試せるデモサイトがあるので、じっくり試した上で導入を検討できるでしょう。公式アプリを使えばスマートフォン、タブレットからも使えます。
5.Jooto(ジョートー)
出典:Jooto
●初心者でも扱いやすいシンプルさが魅力
Jooto(ジョートー)はクラウドで使えるガントチャートで、ブラウザ上で簡単にできる直感的な操作性が魅力です。シンプルで分かりやすい見た目なので初心者でも扱いやすく、パッと見ただけで全体像を把握できます。
6.がんすけ
出典:がんすけ
●機能強化した有料版の「がんすけ2」もあり
がんすけは、ガントチャートのスケジュール表が作成できるツールです。ベースのカレンダーにマウスでチャートを作り、プロジェクト・スケジュールを管理します。
編集する際もマウスで作業できるので、誰でも簡単に扱うことが可能です。表示は1日から2年間まで、いくつかの範囲で切り替えできます。無料で使える「がんすけ」と、機能強化した有料版の「がんすけ2」の2タイプを提供しています。
7.GanttProject(ガントプロジェクト)
出典:GanttProject
●フリーとは思えないほどの充実した機能を搭載
GanttProject(ガントプロジェクト)は、「GanttProject.org」が開発している、オープンソースのJava製プロジェクト管理ツールです。Windows、Mac、Windowsなどに対応しており、幅広い方が使用可能です。
基本機能としてタスク管理・スケジュール管理・ガントチャートなどが揃っています。フリーとは思えないほどの充実した機能を搭載しているので、無料で高性能のツールを探している方におすすめです。複数人でのプロジェクト共有や、データのインポート・エクスポートもできます。
8.OpenProj
出典:OpenProj
●Microsoft Projectとは違い完全無料で使えるのが魅力
OpenProjはSerena Software社が提供する、Microsoft Projectの代替え的位置づけのツールです。Officeと別に有償提供しているMicrosoft Projectとは違い、完全無料で使えます。
Microsoft Projectに近い機能性とインターフェースを持ちながらも、無料で使えるのが最大の魅力です。操作方法にも共通した部分が多く、Microsoft Projectのファイル読み込みにも対応しています。
また、デスクトップアプリケーションですので、Web上にアクセスすることなくプロジェクト管理が行えます。
9.ProjectLibre
出典:ProjectLibre
●「OpenProj 」の後継で幅広いプラットフォームに対応
ProjectLibreは先に紹介した「OpenProj 」の後継で、Microsoft Projectに近い印象のオープンソースツールです。OpenProj同様、Microsoft Projectの読み込みが可能です。
インターフェースや機能性、操作性の面でも似ています。開発言語にJavaを使用しているので、幅広いプラットフォームに対応するツールです。ガントチャートやWBSといった作業の進捗管理に使うチャートを作成できます。
10.gantter(ガンター)
出典:gantter
●GoogleChromeやFirefoxにインストールするだけで使用可能
gantter(ガンター)は、スケジュール管理を簡単に行える無料ガントチャートツールです。GoogleChromeやFirefoxにインストールするだけで、誰でも手軽に使えます。書式を埋めるように入力していけば、誰でもすぐにガントチャートが作成でき、効率よくプロジェクト管理ができるでしょう。
また、GoogleDriveと連動が可能なので、プロジェクトの共有も楽々です。
11.Brabio!(ブラビオ)
出典:Brabio!
●最大5人まで無料で使える初心者に優しいツール
Brabio!(ブラビオ)は、初心者に優しく使いやすいプロジェクト管理ツールです。「ガントチャートならExcelの10倍のスピードで作れる」というキャッチコピー通り、サクサク簡単に管理ができます。
特徴的な機能として「プロジェクト横断ビュー」を備えており、全体把握を容易にします。Excelファイル形式で一括出力できるので、Excelを既に使っている場合や社外にExcel形式で渡したい場合に便利です。
フリープランなら最大5人まで無料で使えるので、気軽にお試しできます。
12.Elegantt for Trello
●SalesforceやGitHubなどとも連携が可能
Elegantt for Trelloは、タスク管理ツールのTrelloにガントチャート機能を追加できるChrome拡張機能です。SalesforceやGitHubなどとも連携が可能で、さまざまなシーンで活用できます。
13.TaMa.5 Free
出典:TaMa.5 Free
●複数ユーザーで同時編集できるので便利
TaMa.5 Freeは、ToDoリストとチャートビューを組み合わせたタスク管理ツールです。やるべき事の管理と計画全体の把握がこれ一つでできるようになっています。いくつかのタイプを公開していますが、TaMa.5 Freeは無料で使用可能です。
複数ユーザーで同時編集できるので個人の予定管理はもちろん、プロジェクトの進捗管理にも最適です。細かく休日設定や表示のカスタマイズができる便利な機能もついています。
Free版の場合には容量制限がありますが、インターネット同期やファイル添付も可能です。
14.みんなでガント.com
出典:みんなでガント.com
●直感的な操作で簡単に編集できるツール
みんなでガント.comは無料でガントチャートを作成、共有できるツールです。クラウド型なので、インターネット環境があればいつでもどこでもガントチャートを閲覧できます。
直感的な操作で簡単に編集できるため、ガントチャートに初めて触れる方でも安心です。有料オプションをつけることでCSV機能・通知機能・IP制限設定などができるようになり、さらに便利になります。しかし、多くの機能は無料でも使えます。
15.Excel
出典:Microsoft
●使い慣れたExcelでそのまま作成できる
Excelでは「ガント プロジェクト計画シート」と「シンプルガントチャート」の2種類のテンプレートが無料で使用できます。Microsoft 365を契約すれば、別のテンプレートも使用可能です。
Excelでテンプレートを使用したい場合は、公式サイトからダウンロードしましょう。ダウンロードしたテンプレートをExcelで開き、内容を記載すればすぐに使用できます。
ガントチャートを作成する手順
ここでは、ガントチャートを作成する手順について解説していきます。
1. タスクを洗い出し順序を決める
まずは、タスクを洗い出しながら順序を決めていきましょう。作業項目や各工程を細分化しながら順序を決めていくことで、その後の流れがスムーズになります。洗い出して順序を決定したタスクは、順番にガントチャートに記載していきます。
2. 進行スケジュールを決める
次に、進行のスケジュールを決定していきましょう。それぞれのタスクをスタートする日、終了する日を定めます。スケジュールを組む際はギリギリではなく、余裕を持った期間にしておくのがおすすめです。
少し余裕のあるスケジュールなら、トラブルや遅延があった際にもスムーズに対応できます。
3. 担当者を決めてアサインする
スケジュールが決まったら、それぞれのタスクの担当者を決めてアサインします。スケジュールや各タスクの大変さなどを踏まえて、業務量の偏りが生まれないように設定しましょう。
1箇所にタスクが集中してしまうと、効率よく作業が進まなくなってしまいます。
ガントチャートを上手に活用するポイント
次はガントチャートを上手に活用するポイントを紹介します。
タスクを細分化しすぎない
タスクを洗い出す際はある程度細分化しておくことが重要ですが、細分化しすぎると作業状況を把握したりチェックしたりするのに手間がかかってしまいます。
細かくしすぎないことを意識しながら、分かりやすくタスクを割り振るようにしましょう。
タスクの依存関係を把握する
ガントチャートでは多くのタスクを管理することになりますが、各タスクの関係性が分からなくならないようにするのも重要なポイントです。タスクの依存関係を明確にし、常に把握できるようにしておきましょう。
タスクを羅列する際は、関係性の深いもの同士を近くに置いておくと管理がしやすくなります。
ツールを活用してチームで共有する
タスクをスムーズにこなしていくためには、便利なツールを活用するのもおすすめです。修正ツールやチェックツールなどを上手く活用すれば、より正確かつスムーズにタスクをこなせるようになるでしょう。
また、使用するツールについては、チーム内でしっかり共有しておくことが重要です。
無料ツールで業務の一元管理をしよう
会社でプロジェクトを進める際には、チームワークが大切です。コミュニケーションや情報共有の方法はいくつもありますが、バラバラに管理するほど管理の手間も増え漏れが生じやすくなります。全体の状況把握を容易にし、管理の手間を軽減するためにもツールを使って一元管理するのがおすすめです。
管理ツールには有料のものも多く存在しますが、今回紹介したような無料ツールでも十分な機能が備わっています。上手く進捗管理ができていないとお悩みの方は、ぜひ無料のツールを活用してみましょう。
ガントチャートのテンプレート
Excel形式でそのままお使いいただけます
他にもスケジュール・タスク管理に役立つツールをみる
スケジュール・タスク管理に役立つツールまとめ
今回は、無料で高機能なスケジュール・タスク管理ツールをまとめました。今年こそはしっかりスケジュール管理したいと考えている方は、ぜひ確認してみてください。
【2019年版】社会人の基本!Googleカレンダーを使いこなそう
仕事やプライベートの予定管理に役立つGoogleカレンダー。他のカレンダーツールと違うのはその機能性の高さです。Googleカレンダーにただ「予定を記入するだけ」ではもったいないかもしれません。この記事ではGoogleカレンダーを徹底活用するための、基本中の基本である使い方紹介します。今まで使いこなせていなかった人はもちろん、これから使い始める人も必見です!
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- タブレット
- タブレットとは、元々「板状のもの」「銘板」といった意味の単語です。パソコンの分野で単にタブレットといえば、「ペンタブレット」や「タブレット型端末」などの板状のデバイス全般を指します。ここでは主にタブレット型端末について説明していきます。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- キャッチコピー
- キャッチコピーとは、商品などの宣伝の際に使用される文章のことです。 宣伝をする対象のイメージや特徴を簡潔にまとめつつ、見た人の印象に残る必要があります。一言で完結するものから数行になる文章など、実際の長さはバラつきがあります。 キャッチコピーの制作を職業とする人のことを、「コピーライター」と言います。
- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
- CS
- CSとはCustomer Satisfactionの略称で「顧客満足度」を意味します。顧客との関係維持、サービスの発展に関するマーケティング戦略に関わる用語です。
おすすめ記事
おすすめエントリー
同じカテゴリから記事を探す
カテゴリから記事をさがす
●Webマーケティング手法
- SEO(検索エンジン最適化)
- Web広告・広告効果測定
- SNSマーケティング
- 動画マーケティング
- メールマーケティング
- コンテンツマーケティング
- BtoBマーケティング
- リサーチ・市場調査
- 広報・PR
- アフィリエイト広告・ASP
●ステップ
●ツール・素材
- CMS・サイト制作
- フォーム作成
- LP制作・LPO
- ABテスト・EFO・CRO
- Web接客・チャットボット
- 動画・映像制作
- アクセス解析
- マーケティングオートメーション(MA)
- メールマーケティング
- データ分析・BI
- CRM(顧客管理)
- SFA(商談管理)
- Web会議
- 営業支援
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング
- フォント
- 素材サイト
●目的・施策
- Google広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- Instagram広告
- LINE運用
- LINE広告
- YouTube運用
- YouTube広告
- TikTok広告
- テレビCM
- サイト制作・サイトリニューアル
- LP制作・LPO
- UI
- UX
- オウンドメディア運営
- 記事制作・ライティング
- コピーライティング
- ホワイトペーパー制作
- デザイン
- セミナー・展示会
- 動画・映像制作
- データ分析・BI
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング