急成長するAI投資!ロボアドバイザーによる少額からの投資サービス5選
AIによって仕事が奪われてしまう、というネガティブな意見が発生してしまうのは常ですが、一方でAIやアルゴリズムによって便利になる分野もたくさんあります。
その分野の1つが「FinTech(フィンテック)」と言われる分野です。
FinTechは*「金融(Finance)」と「テクノロジー(Technology)」をかけ合わせた言葉で、広義ではスマートフォンやPCなどテクノロジーを利用した金融サービスのことを指します。昨今では会計や経理、財務など、様々な分野でFinTechへの応用が見られますが、とりわけ注目すべきはロボアドバイザーによる分散投資サービス*です。
今回は、ロボアドバイザーについて解説するとともに、ロボアドバイザーによる少額からの投資サービスを5つご紹介します。
資産運用もFinTechで行う時代へ
ロボアドバイザーサービス「WealthNavi」でのシミュレーション画面
日本の首相官邸がホームページを開設した1994年時点の日本の金利は、0.25%もあったといいます。しかし、銀行の金利は次第に下がり、現在では銀行に預金をしていてもほとんどお金が増えない状態が続いていて、銀行にお金を預けていても**「寝かせている」のはもったいない**と考える人も少なくないはずです。
ただ一方で、「資産運用」という言葉を聞くと敷居が高く、難しそうだと思ってしまうケースもよくあります。そうした中、特別な知識や覚悟を必要とせずに始められる、"投資信託のプロに運用を任せて利益を分配するサービスも登場しました。ただ、その場合は運用を依頼する企業に対して分代行手数料を支払う場合がほとんどです。
そこで今注目を浴びているのが、FinTechと呼ばれるITを活用した金融の領域から登場した*「ロボアドバイザー」*による資産運用の新しい形です。
「ロボアドバイザー」とは?
画像引用元:pexels.com
ロボアドバイザーは、人間のプロに任せるのではなく、AIやアルゴリズムによって資産運用を行う、新しい形のサービスです。いくつかの質問に回答し、「保守」「攻勢」など自分の投資スタイルを告げておけば、それに合った形で自動で資産運用を行ってくれます。
ロボアドバイザーサービス「WealthNavi」でのシミュレーション画面
ロボアドバイザーを使うメリットは、大きく以下の3点に集約することができます。
1. 少額からスタート可能
ロボアドバイザーを活用したサービスはすでに多様化しており、10,000〜100,000円程度でスタートできる投資サービスが数多く存在します。中には、日頃の会計の中で出てきた少額のおつりを投資に回すサービスも登場しています。
2. 口座開設が簡単
ほとんどのサービスがインターネット環境さえあれば開設でき、それ以外でも郵送で送られてきた確認書類に必要事項を記載して返送するだけ、という非常に手軽な開設方法を採用しています。
早ければ、2日程度で口座開設まで完了するサービスもあるので、実際のスタートまでのタイミングも通常の証券口座の開設よりも早い印象です。
3. 元金を自動で分配
今までは「資産運用のプロ」が行っていたところ、コンピュータが自動的に行ってくれるという点がロボアドバイザーのイノベーティブなところです。また、ほとんどが積立投資で行っていく手法を採用しています。
積立投資は、月に○万円と積立金額を決めて、長期にわたって増やしていく手法です。デイトレードなどと違って大きなリターンはありませんが、その一方でリスクは抑えられ、相場が急落しても長期で見ると回復していることが多く、忙しくても毎日相場をチェックする必要もありません。
「ロボアドバイザー」による少額からの投資サービス
現在、ロボアドバイザーを使ったサービスは、非常にたくさんの業者が参入しています。
従来の銀行や証券(みずほ銀行や楽天証券など)も参入していますが、ここではロボアドバイザー事業を中心に行っているサービスを中心に5つのサービスを紹介していきます。
※ 以下の情報は2017年12月現在のものです。また、免責上の理由で平均リターンなどは記載しておりませんので、平均リターンや利用条件などは、必ず各サービスのホームページでご確認ください
1. THEO
THEO(テオ)は、株式会社お金のデザインが運営しているロボアドバイザーサービスです。*「必要金額は毎月10,000円から」「投資一任報酬は預り資産の年率1.0%(税別)だけ」「売買手数料、入出金手数料、為替手数料0円」*という取り組みやすい条件で始めることができます。
銀行に寝かせておけば円という1つの資産に偏ってしまいますが、ロボアドバイザーによって最適な形にポートフォリオを組んで、国際分散投資(ETFの買い付け)を気軽に行うことができます。
必要最低金額:10,000円
利用手数料:預かり資産3,000万円まで年率1% / 3,000万円以上 年率0.5%
参考:
「ユーザーの声に耳を傾け、身近にいる普通の人の問題解決をしたい」お金のデザイン 北澤氏|ferret
2. WealthNavi
WealthNavi(ウェルスナビ)は、ウェルスナビ株式会社が運営しているロボアドバイザーサービスです。最低投資額は、ほかのロボアドバイザーサービスに比べると比較的高く設定されており、30代以上向けだと言えます。ゴールを単なる夢ではなく現実的な目標とするためには、スタート地点である投資額が重要であるという考えから、最低投資金額を10万円に設定しています。
WealthNaviでは、1990年にノーベル賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏の*「ポートフォリオ理論」*などに基づき、世界の富裕層や機関投資家など1部の人間だけが享受してきた高度な金融アルゴリズムによる資産運用を手軽に利用することができます。ポートフォリオのモニタリングやリバランスもロボアドバイザーが行ってくれるため、時間の経過とともに変化するリスクバランスを調整してくれます。
必要最低金額:100,000円
利用手数料:預かり資産3,000万円まで年率1% / 3,000万円以上 年率0.5%
3. FOLIO
FOLIO(フォリオ)は、株式会社フォリオが運営しているロボアドバイザーサービスです。国際分散投資を行っているロボアドバイザーサービスが多い中で、FOLIOでは国内の有望企業10社に100,000円から分散投資を行うことができます。
面白い点は、「ドローン」「サイバーセキュリティ」「第4次アニメブーム」「リニア新幹線」など、テーマごとに別れた分散投資商品を購入する形で資産運用を行うという点です。運用中のリバランスや効果的な売却タイミングもお知らせしてくれるので、初心者にも安心です。
必要最低金額:100,000円前後
利用手数料:取引手数料 0.5%(最低手数料50円(税別))
4. クロエ
クロエは、エイト証券株式会社が運営しているロボアドバイザーサービスです。ポートフォリオは東京証券取引所に上場するETF(上場投資信託)によって構成され、多岐にわたる資産、地域、セクターなどに国際分散投資されます。
10,000円から資産運用をスタートでき、ポートフォリオは50ヵ国、37セクター、4,300以上の株式・債券などで構成されます。ロボアドバイザーが常にパフォーマンスをモニタリングしており、リスクに応じてポートフォリオはリバランスされます。
必要最低金額:10,000円
利用手数料:年間でポートフォリオの評価額の0.88%(税抜・年率)
5. VESTA
VESTA(ヴェスタ)は、株式会社Good Moneygerが運営しているロボアドバイザーサービスです。
VESTAの大きな特徴は大きく3つあります。
1つは、「相場が大きく崩れる時に逃げる」というアドバイスを独自に開発している点です。リーマンショックのような相場が急展開する予兆を察知し、アドバイスを行います。2つ目は、ほかのロボアドバイザーサービスとは違い、VESTAは独立系のフィナンシャル・アドバイザーとして「投資の選択肢を提案する」ことで、お金を直接預かっていないという点もポイントです(証券の取り扱いは楽天証券で行います)。そして、3つ目は、不安なことやわからないことがあれば、電話や対面でプロフェッショナルに相談することもできる点です。
必要最低金額:200,000円
利用手数料:VESTAの利用自体は無料(別途信託報酬手数料がかかります)
まとめ
投資初心者の方でも、初めにいくつかの質問に答えるだけで理想的な投資がスタートできるので、ロボアドバイザーは初心者の方の選択肢の1つとして期待できます。
もちろん、ロボアドバイザーは長期での資産運用を行う場合に適していると言えるので、ギャンブルやデイトレードのように高い利率を優先する方にとっては最適ではないかもしれません。
しかし、長期的にコツコツ積み上げていく積立投資はリスクを減らすことができる上、「1つのカゴに全ての卵を盛らない」分散投資によってさらにリスクヘッジを行うことができるので、初心者にも取り組みやすいと言えます。
最後に、金融商品には自己責任原則が適用されますので、ロボアドバイザーといえど、投資は余裕資金で行うようにしましょう。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
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