発想が斬新!新規事業の参考になるオンラインビジネスモデルの「ヒント」4つの切り口と事例8選
新しく起業をする場合でも、社内で新規事業を立ち上げる場合でも、私たちが思っている以上に事業を軌道に乗せるのは難しいものです。
高い収益性が見込まれる市場にはすでに多くの企業が参入していたり、まったく新しく見える斬新なアイデアは参入障壁が高かったりします。分野によっても異なりますが、新規事業を立ち上げるには、スピード感と同じくらい慎重さは必要不可欠です。
新規事業を立ち上げる上では様々なことを考えていく必要がありますが、その中でも要となるのが、ビジネスモデルです。収益構造や事業戦略を体現するビジネスモデルが正しい方向を向いているか、これこそ新規事業を成功させるための第1ステップとなります。
今回は、新規事業の参考となる、*オンラインビジネスモデルの「ヒント」*をご紹介します。既存のビジネスモデルを参考にして、新しく創造する新規事業のヒントにしてみましょう。
1. 誰でもできる「時間」を売るビジネスモデル
今日ではほとんどすべての人がスマートフォンを持っていますが、スマートフォンを使って、「時間に余裕のある」働きたい人と、「時間のない」忙しい人をつなぐマッチングサービスが増えています。
ビジネスモデルとしては比較的単純で、マッチングできるプラットフォームを作って働きたい人と利用したい人をマッチングさせて、利用額と支払う時給のマージンを受け取るというモデルです。
働きたい人の募集のかけ方や万が一のトラブル対応など、乗り越えるべき課題もありますが、仕事のマッチングが成立すればするほど売上が上がるので、フロー型で継続的に収入が入ってくるビジネスモデルです。
事例1-1. 空いた時間で誰でも宅配代行「UberEATS」
[UberEATS]は空いている時間で誰でも宅配代行ができるサービスです。通常であればマッチングの当事者は2者間(例えばDMM Okanではユーザーとキャスト)ですが、Uber EATSが独特なのは、その当事者が*3者(ユーザー・レストラン・配達パートナー)*となっていることです。
レストラン側では、通常の来店客を減らすことなく、新たな新規客を獲得できるというメリットがあります。専用のiPadはUberから貸与され、注文が入ればワンタップで受注でき、配達パートナーとの金銭のやりとりもないので、オペレーションの負担もほとんどありません。店が忙しくなったり、売り切れになれば、こちらも数タップですぐに一時的に受注を停止することもできます。店舗の売り上げは週払いで支払われます。
一方、配達パートナーは、手持ちの自転車や原付バイクで、スマホひとつで空いている時間に自由に働くことができます。紹介で登録した場合、最初の30回は1回の配達あたり1000円を超えるようです。また、条件によって*「時給保証」や「回数インセンティブ」、「雨天特別インセンティブ」、特定エリアで数倍の収入を保障する「ブースト」*なども用意されています。
UberEATSでは、レストランからは売上に応じた利用料を徴収し、配達パートナーから基本収入(ブーストやインセンティブ以外)に対して35%の手数料を利用料として徴収するビジネスモデルになっています。
お得なクーポン、インセンティブによるゲーミフィケーション要素の追加など、さまざまなマーケティングによって、UberEATSを利用しているユーザー・レストラン・宅配パートナーは次第に増えていっています。自身でビジネスモデルを考える際にも、これらの異なる立場の人々をつなげるプラットフォームにはどんなものがあるか、考えてみるのもいいでしょう。
2. 世界でひとつだけの「オリジナル」を作れるビジネスモデル
既製品よりもオーダーメイドで*「世界に一つだけの商品」*を気軽に作ることができるビジネスも増えています。
事例2-1. 世界で1枚だけのワイシャツをご自宅へ「Original Stitch」
Original Stitch
[Original Stitch]は、Web上で簡単にオーダーメイドシャツを作成することができるシリコンバレー発のサービスです。生地にもよりますが、最安で6,500円程度から、自分のサイズにぴったりフィットするシャツを作ることができます。
もともとシリコンバレーのエンジニアが*「服を買いに行くのが面倒くさい」という思いで始めたのがサービスのきっかけだと言われていますが、袖や襟、ボタンやプリーツなど、シャツの細部まで驚くほど細かくカスタマイズを行うことができます*。生地だけでも400種類以上の生地が用意されており、ドレスシャツからカジュアルシャツまで幅広く自分好みのシャツを作成できるのが強みです。
サイズが合わない場合は、購入後1年以内であれば無料で作り直すことができる*「品質保証」*も用意されています。他のユーザーがデザインしたシャツを参考にシャツを自分流にカスタマイズすることもでき、日頃着ているシャツに数千円足せばかっこいいシャツができてしまう手軽さが、多くの男性の人気を集めています。
事例2-2. 自分が作ったグッズを世界に向けて販売も可能「SUZURI」
SUZURI
SUZURIは、スマートフォンケースやノベルティなどのオリジナルグッズを簡単に作成・販売することができるサービスです。
使い方は非常に簡単で、*「画像をアップする」だけです。自分で作ったイラストや写真をアップすれば、自動的に商品一覧が作成されます。原価に上乗せする「欲しい金額(トリブン)」*を設定すれば、ユーザーに販売することもでき、注文が入ったら勝手に製造ラインが動き出し、配送されて、トリブンがユーザーの銀行口座に振り込まれる仕組みになっています。
SUZURI
自分が欲しい場合には、そのグッズをカスタマーとして購入することもできます。SUZURI運営側には、トリブンの残りの額が手数料として徴収される仕組みになっています。
3. モノの貸し手と借り手をつなぐビジネスモデル
モノの「所有」を「活用」に変えるビジネスモデルも増えています。こちらも例に漏れず、スマートフォン1台あれば、持っているものを貸したり借りたりすることができます。
事例3-1. アイドルタイムのマイカーを貸し出す「Anyca」
Anyca
Anycaは、「乗りたい」ドライバーと「貸したい」オーナーを繋ぐ、個人間カーシェアリングサービスです。
カーシェアリングと言えば、タイムズカープラスのように企業が所有するカーシェア用の車を時間貸しで借りるのが一般的でしたが、Anycaでは、個人の車を貸し出すことができます。
Anyca
自動車のオーナーは、スマホで簡単に登録し、シェア条件を設定するだけで車を貸し出すことができます。ドライバーは場所や日時、車種などの条件で絞り込んで検索し、オーナーに予約リクエストを送ります。オーナーは予定が空いていれば承認するだけで予約が確定します。双方ともに月額手数料などはありません。
金銭のやりとりもクレジットカード決済で、プラットフォーム上で行います。ドライバーはオーナーから提示された利用料金が支払われ、オーナーから手数料として10%を徴収する仕組みです。
車を利用して返却したら、お互いにレビューを記録するまでがサービスの流れです。運営はDeNAが行なっており、サービスでのトラブル発生時にはしっかりサポートしてくれます。東京海上日動と連携した保険補償の仕組みも取り入れているので、万が一のときにも安心です。
4. 月額定額で「使い放題」のビジネスモデル
月額定額で「使い放題」になる、サブスクリプション型のビジネスモデルは昔から人気です。毎月定額を払えばお急ぎ便が無料になるAmazon Primeはそうしたモデルの典型ですが、ここでは先ほども垣間見た「クルマ」と「洋服」を切り口に、このビジネスモデルを適用しているサービスをチェックしてみましょう。
事例4-1. クルマを自由に乗り換え可能「NOREL」
NOREL
NORELは、月額19800円から、好きな車に乗り換え放題になるサービスです。Anycaと違うのは、利用期限まで好きなだけ届いたクルマを楽しめるという点です。
予約から納車までは最短で24日で、不備がなければ店舗に届いたクルマを受け取ることができます。1台の車に最短90日間乗車すると乗り換えも可能で、最短24日〜1ヶ月半で到着するようです。月額費用には各種保険料も含まれており、自動車税や重量税の支払い、車検なども必要ありません(別途「NORELケア」と呼ばれる追加保障サービスも用意されています)。
NOREL
運営は中古車の「ガリバー」などを運営するIDOMで、一時利用のユーザーとは違ったマーケットを狙っています。NORELをうまく活用すれば、一生のうちに100台を乗り換えることも不可能ではありません。残債もなく、ローンも組まず、必要なときに必要なだけ好きなクルマを楽しむといったニーズは、今後も大きくなっていくでしょう。
事例4-2. 気に入ればそのままプレゼント「MECHAKARI」
MECHAKARI
MECHAKARIは、月額5800円から利用できる、新品の洋服が借り放題になるサービスです。
返却期限はなく、何度でも借り換え可能で、気に入った洋服は割引価格(5%割引)で買い取ることも可能です。利用済みの洋服は、クリーニング不要でそのまま返却するだけという手軽さが売りです。
MECHAKARI
運営は「earth music&ecology」などのファッションブランドを展開しているストライプインターナショナルで、「服好き」とは違った、借り放題で着まわしたいユーザー層のマーケットを狙っています。メーカーが運営しているので仕入原価は抑えられ、返却された服は中古市場に回していくようです。気に入れば購入もできる*「トライアルユース」ビジネス*は、今後も大きな可能性を秘めています。
これまでの発想とは違った切り口で
従来型のECにもまだまだ可能性はありますが、これまでの発想とは違った切り口のビジネスは国内でも日々たくさん生まれています。新規事業を始める際にも、こうした先行事例を研究することで、「ヒント」を掴むことができるでしょう。
ぜひ、これらの8つの事例を参考にして、ユニークな企画を作ってみましょう。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- インセンティブ
- インセンティブとは、作業者やユーザーの行動をうながす為に運営者が与える報酬を指します。インターネットにおいては、サービス利用者に特典などのインセンティブを示し、積極的にサービスを使ってもらうことために行われます。
- インセンティブ
- インセンティブとは、作業者やユーザーの行動をうながす為に運営者が与える報酬を指します。インターネットにおいては、サービス利用者に特典などのインセンティブを示し、積極的にサービスを使ってもらうことために行われます。
- インセンティブ
- インセンティブとは、作業者やユーザーの行動をうながす為に運営者が与える報酬を指します。インターネットにおいては、サービス利用者に特典などのインセンティブを示し、積極的にサービスを使ってもらうことために行われます。
- インセンティブ
- インセンティブとは、作業者やユーザーの行動をうながす為に運営者が与える報酬を指します。インターネットにおいては、サービス利用者に特典などのインセンティブを示し、積極的にサービスを使ってもらうことために行われます。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- シェア
- シェアとは、インターネット上で自分が見つけて気に入ったホームページやブログ、あるいは、Facebookなど自分自身が会員登録しているSNSで自分以外の友達が投稿した写真、動画、リンクなどのコンテンツを自分の友達にも共有して広めたいという目的をもって、SNSで自分自身の投稿としてコンテンツを引用し、拡散していくことをいいます。
- シェア
- シェアとは、インターネット上で自分が見つけて気に入ったホームページやブログ、あるいは、Facebookなど自分自身が会員登録しているSNSで自分以外の友達が投稿した写真、動画、リンクなどのコンテンツを自分の友達にも共有して広めたいという目的をもって、SNSで自分自身の投稿としてコンテンツを引用し、拡散していくことをいいます。
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- シェアとは、インターネット上で自分が見つけて気に入ったホームページやブログ、あるいは、Facebookなど自分自身が会員登録しているSNSで自分以外の友達が投稿した写真、動画、リンクなどのコンテンツを自分の友達にも共有して広めたいという目的をもって、SNSで自分自身の投稿としてコンテンツを引用し、拡散していくことをいいます。
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- シェアとは、インターネット上で自分が見つけて気に入ったホームページやブログ、あるいは、Facebookなど自分自身が会員登録しているSNSで自分以外の友達が投稿した写真、動画、リンクなどのコンテンツを自分の友達にも共有して広めたいという目的をもって、SNSで自分自身の投稿としてコンテンツを引用し、拡散していくことをいいます。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
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