企業の固定電話番号でLINEアカウント開設・運用時に気をつけること

LINEアカウントを開設するだけとはいえ、企業の固定電話番号という重要な情報を利用することに違いはありません。

企業の固定電話番号でLINEアカウントを開設・運用するときには、以下3つのポイントに気をつけましょう。

1.「友だちへの追加を許可」は必ず開設段階からオフにする

LINEアカウントの開設時、「友だちへの追加を許可」という項目を設定する箇所があります。

この項目をオンにすると、開設時に登録した固定電話番号をアドレス帳に登録しているユーザーが、自動的に友だち追加されてしまいます。

企業の番号は、会社の取引先や顧客など、不特定多数のユーザーがアドレス帳に登録している可能性があります。友だち追加されてしまい、先方からメッセージが届いてしまうことがあれば、対応せざるを得ません。

あくまでLINE@開設のための登録であれば、どのユーザーとも繋がらないよう、「友だちへの追加を許可」は初めからオフにしておきましょう。

2.パスワードは慎重に設定・管理する

LINEアカウント開設時に登録するパスワードは、今後LINE@へのログインにも利用する大切な情報です。

企業の固定電話番号が関わってもいるため、必ずセキュリティを考慮したパスワードを設定しましょう。

3.同じスマートフォン上でアカウントを切り替えると、トーク履歴が全て削除される

個人でもLINEアカウントを利用している場合、企業の固定電話番号で開設したLINEアカウントにスマートフォン上でログインする場合には、一度個人のLINEアカウントからログアウトする必要があります。

しかし、一度ログアウトしてしまうと、これまでログインしていたアカウントのトーク履歴が全て削除されてしまいます。

アカウント自体が削除されるわけではありませんが、見落としてしまいがちなポイントなので留意しておきましょう。

まとめ

通話による認証を利用すれば、固定電話の番号でLINEアカウントの開設が可能です。

ただ、企業の代表番号を利用する場合、その番号を知っている不特定多数の人がいることを忘れてはいけません。誤って取引先や顧客と繋がってしまったり、LINEアカウントを乗っ取られて悪用されてしまう可能性があります。

普段気軽に使っているコミュニケーションツールではあるものの、企業の情報を扱っている以上、取り扱いには十分気をつけましょう。