チャンネル登録者数よりもYouTuberと企業の相性が重要に

タイアップを検討するとき課題となるのが、どのYouTuberを起用するべきかという問題です。YouTubeは誰でも気軽に動画配信ができるプラットフォームです。そのため、YouTuberの選択肢はどんどん増え続けています。

YouTuberの影響力を測る指標として、動画の視聴回数やチャンネル登録者数があります。そのYouTuberがどれだけ人気があるのかを見るには、この2つは大事な要素となるでしょう。ただし、チャンネル登録者数や視聴回数が多いという理由だけでタイアップするYouTuberを選ぶべきではありません。

例えば、普段からそのコスメを使用している、最新ガジェットのレビューをしているなど、「広告だから商品を紹介している」と映らない工夫が必要になっていくるでしょう。

また、YouTuberが抱えている視聴者層と、商品をアプローチしたいターゲット層がかけ離れていないかも確認する必要があります。企業とYouTuberがタイアップする時は、商品と相性の良いYouTuberを選び、企画を練る必要があります。

企業とYouTuberタイアップ事例

1.カズチャンネル×ショップジャパン「カラーラ」

ガジェットレビューに定評のある「カズチャンネル」とノンオイルフライヤー「カラーラ」のタイアップ動画です。普段からガジェットレビューを数多く配信しているカズ氏がカラーラを実際に使用しながら商品の使い方や使用感をレビューしています。

商品のメリットだけではなく、改善して欲しいデメリットも交えて話すことで、商品購入の参考になるような動画広告になっています。

2.かわにしみき×フローフシ「SAISEIシート マスク」

コスメや美容グッズの紹介で女性に人気のある「かわにしみき」とフェイスマスク「SAISEIシート マスク」のタイアップ動画です。

1つの商品をじっくりレビューするのではなく「夜のルーチン」の1つとして商品をレビューしています。視聴者にかわにし氏のスキンケア方法をレクチャーしながら、その中で自然にフェイスマスクの魅力も伝えられるような動画広告です。

3.関根理紗×エテュセ「オイルブロックベース」

コスメレビューで人気の「関根理紗」とエテュセ「オイルブロックベース」のタイアップ動画です。

関根氏は、普段からエテュセの化粧品を動画で紹介しています。普段から使用しているエテュセの新作なので、視聴者にとっても広告の印象を受けづらく共感しやすい内容と言えるでしょう。

4.HIMAWARIちゃんねる×ライオン「ルック」

キッズYouTuber「HIMAWARIちゃんねる」とライオン「ルック」のタイアップ動画です。動画を一緒に視聴しているであろう子どもの親世代に向けた動画広告になっています。

通常の商品レビューではなく、「子ども達が寸劇を披露する」企画にすることで、広告色が薄くなりユーザーにとっても受け入れやすく楽しめる動画広告です。