2013年頃からコンテンツマーケティングという言葉が注目され、オウンドメディアの重要性が頻繁に語られるようになりました。

BtoCBtoB問わず様々な企業やブランドがWebマーケティングの一環としてオウンドメディアを活用しています。

今回は、オウンドメディアのWebマーケティング活用事例を紹介します。それぞれに特徴を理解し、自社でのオウンドメディア展開の参考にしてください。

また、自分のビジネスには関係ないと思っている方も、Webマーケティング展開のヒントにしてみてください。

watashi+

https://ferret.akamaized.net/images/5b4edf1ffafbd828ae000026/original.png?1531895582
http://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/

watashi+は化粧品会社の資生堂が展開しているオウンドメディアです。
おすすめ化粧品紹介やメイクのトレンドなどの記事に加え、スキンケアの基本や肌にいい食品に関する知識など美容に関する基礎知識などを網羅的にまとめています。

オンラインショップ、店舗予約の機能を持っているため、非常にスムーズなコンバージョンに繋がる仕組みとなっています。

suumo

https://ferret.akamaized.net/images/5b4edf20fafbd828ae000027/original.png?1531895583
http://suumo.jp/journal/

リクルートが運営する不動産情報サイトsummoはオウンドメディア、コンテンツマーケティングの戦略を幅広く展開しています。様々な調査で不動産情報サイトの満足度No.1と評価されているサイトです。
賃貸不動産情報サイトの中でも特に「情報量とコンテンツ」が評価されており、賃貸不動産に関する網羅的な情報掲載と検索しやすさなどが、ユーザーの信頼感を得ることにつながっています。ユーザーが情報にアクセスしやすく、かつ幅広い不動産知識を得られることがブランド力の向上に繋がることがわかるwebマーケティング事例と言えます。

suumoのサイトのメインは物件検索ですが、それ以外にも住宅、不動産に関する様々な情報が掲載されています。

suumoジャーナルでは住宅、不動産に関する読み物記事が多数掲載されています。また、サイト内には住まいに関するお役立ち記事やお金に関する知識、住宅用語大辞典など、住宅に関わる様々な疑問に対する情報が網羅的に掲載されています。SEOにも非常に強く、住宅に関する悩みなど、あらゆるキーワードから、サイトに直結させています。

参考:
「オリコン日本顧客満足度ランキング」の「賃貸情報サイト」において総合1位

Dcollection

https://ferret.akamaized.net/images/5b4edf20fafbd828b4000024/original.png?1531895582
https://clubd.co.jp/

福井県にある株式会社ドラフトが運営するメンズファッションECサイト「Dcollection」は、自社サイト内にコンテンツを展開しています。オシャレの教科書といったコンセプトを持っており、オシャレに知識がない、苦手意識がある人を対象に、オシャレのイロハを学べるコンテンツが充実しています。

そもそも何を買っていいかわからないといった顧客の悩みをコンテンツで解決し、ECサイト内でスムーズに購入まで繋げることが可能です。
また、「低身長ブログ」と言ったより具体的な特定なお悩みを解決策を提案するようなコラムシリーズもあり、ユーザーが自分ごと化しやすい工夫がされています。
サイトと併せてLINEも活用しており、オシャレに関するお悩み相談などやコーディネートのアドバイスなども提供しています。

また、福井県という決してファッションの中心地ではない地域で運営されている企業ですが、ECとWebメディアという特性を生かし立地という垣根を超えていることもこの事例の特徴の一つです。

Developers IO

https://ferret.akamaized.net/images/5b4edf1ffafbd828b100002b/original.png?1531895582
https://dev.classmethod.jp/

AWS導入運用支援において700社以上の実績を持つクラスメソッド株式会社が運営しているオウンドメディアDevelopersIOはBtoB向けのコンテンツマーケティングを展開しています。主にAWSをに関するエンジニア向け記事を多数掲載しており、更新頻度も非常に高いサイトです。

DevelopersIOの特徴は執筆者プロフィールの部分で、ライターごとにランクが設定されています。ランクの下にはExp.と書かれた数値が書かれておりゲームの経験値のように溜まっていきます。

ライタープロフィールを見ると投稿数や閲覧回数、SNSシェア数などのスコアリングを確認することができます。これにより、書き手もモチベーションが保たれ高い更新頻度を保つ要因になっていると考えられます。

記事は基本的にクラスメソッド社員が書いており、エンジニアの持つ技術力をアピールでき信頼感を醸成できます。マーケティングとしてリード獲得はもちろん、リクルーティングにも活用されているようです。

経営ハッカー

スクリーンショット_2018-07-18_15.45.13.png
https://keiei.freee.co.jp/

経営ハッカーは、クラウド会計ソフトを提供しているfreeeのオウンドメディアで、SaaSクラウドソフトの導入を促すBtoB向けのWebマーケティング施策の一つです。

freee自体が「スタートアップから中規模企業でも使える会計ソフト」とアピールするようにメディアを通じて、財務経理の専門家がいない企業の方でも、知識を得ながら、freeeのサービスを利用してもらうことが期待できます。

また、Web上で展開している記事だけではなくe-bookやメールマガジンも提供し、オウンドメディア通して見込み顧客との接点を図っています。

まとめ:オウンドメディアで収益化を目指そう

ジャンルを跨いで共通している部分は、ユーザーに求められる行動の落とし所がはっきりしていることです。

ECサイトであれば購入を促進するためにユーザーに有益な情報が提供されています。BtoB向けのサイトであっても、ユーザーに有益な情報がそのままリードナーチャリングに繋がっています。しっかり目的に沿ってかつユーザーにとっても有益な情報提供がされていることに注目しましょう。

便利な情報を提供することでユーザーは集まり、会員や訪問者が増えたサイトはマネタイズのポイントが必ず存在します。商品の魅力や、その商品が欲しくなるような情報を提示することで、オンラインショップの販売に繋がるといったストーリーを意識することがポイントです。

成功しやすいオウンドメディア運用には、ただコンテンツを提供するだけでなく、そのコンテンツを起点に商品やサービスの必要性を認識してもらったり、ブランドの信頼感を上げるなどのストーリーがあります。

なんとなくオウンドメディアが流行っているからといった理由でサイトを始めるのではなく、自社のビジネスへどのように影響を与え収益化に繋げていくかの筋道を考えることが大切です。