Webマーケティング、とりわけコンテンツマーケティングを行う上で、いまいち説得力に欠けると感じたり、主観的で偏っていると感じることはないでしょうか。

もちろん、ライターも人間なので、ライター視点のオリジナルなアプローチが登場すると楽しいものです。しかし、説得力に欠けたり主観的だと感じるときには、裏付けとなるデータがあれば解決されることがあります。

今回は、Webマーケティングに役立つ統計の基礎知識と統計情報サイト7選をご紹介します。数字やデータを上手く活用すれば、記事の価値もぐっと上がるかもしれません。ぜひ、状況に応じた統計情報を探してみてください。

Webマーケティングに役立つ統計情報サイト7選

1. バラエティに富んだ総合統計サイト「調査のチカラ」

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調査のチカラは、ITmediaが運営している無料アンケートデータのまとめサイトです。ライフスタイルやエンターテイメント、ITやビジネス、大型消費・大型投資に至るまで、さまざまなデータがまとめられています。

それぞれの調査データは、内容によって分類された「タグ」が付されており、検索しやすくなっています。また、関連した調査データへのリンクもリストアップされているので、上手く使えばさらに欲しいデータを深掘りすることができるかもしれません。

「調査のチカラ」には1ヶ月に1,000件を超える調査データが大量に追加されており、2012年時点ですでに7万件を超えています。各社が出しているデータは、活用されればされるほど価値があります。ぜひ、積極的にデータを活用していきましょう。

2. 政府統計の総合窓口「e-Stat」

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e-Statは、独立行政法人統計センターが運用管理を行っている、日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイトです。文部科学省・国土交通省・農林水産省・総務省・警察庁といった、さまざまな省庁が行っている調査結果を閲覧・参照することができます。

これまでは各省庁の統計データは省庁ごとに公表されていましたが、s-Statを使うことで知りたい情報を検索し、ダウンロードまでできるようになります。データベースを使って人口ピラミッドをはじめとするグラフを作成する機能や、統計データを地図上に表示する機能など、かゆいところに手が届く便利な機能も満載です。

2017年12月にe-Statはリニューアルされ、マルチデバイス対応し、スマートフォンでもストレスなく検索できるようになりました。複数の検索カテゴリの組み合わせによる横断的な組み合わせも可能となり、統計表レイアウトもドラッグ&ドロップで編集できるようになりました。さらに、地理情報システムも強化されています。

3. 消費者観測情報がたっぷり「生活定点」

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生活定点は、博報堂生活総研が行っている定点調査情報の公開サイトです。2018年2月現在、24年分の生活者観測データおよそ1,500項目が公開されています。1992年から隔年で実施されている意識調査なので、同じ質問を何度も繰り返し投げかけることで、その回答の微細な変化を嗅ぎ取ることができます

調査データは、「カテゴリー」のほか、「グラフの形」や「人の属性」といったユニークな探し方もあります。「グラフの形」では、「全体的に上り調子」「ここ2年でもっとも上昇」「V字型」などのグラフのシルエットから検索できます。「人の属性」では、「性別」「年代」「地域」で絞り込み検索を行うことができます。

四半世紀にわたり生活者の意識や価値観を定点観測してきた生活定点ですが、直近の調査が行われた2016年は「この先は良くも悪くもならない」という、ありのままを快適に過ごす「常温」の時代だとまとめられています。「公より私」「先より今」「期待より現実」「依存より自立」という4つの言葉にまとめられ、「友達疲れ」はより鮮明になり、「趣味より睡眠」の時間を増やしたい、という面白いデータも垣間見られました。

4. 市場調査が得意な「矢野経済研究所」

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矢野経済研究所は、市場調査やマーケティングに関する専門の企業です。受託調査や市場調査資料の販売などを手がけています。

プレスリリースでは、各方面の専門家の参考になるように、市場調査結果のサマリーが公開されています。サマリーだけでも説得力のある資料になっていますが、さらに詳細な資料が欲しい場合には書籍やPDFなどで購入することもできます。サマリーの資料を引用する場合でも、コンタクトにて問い合わせが必要なので注意しましょう。

5. アンケート大手マクロミルの情報サイト「○○人に聞いてみた」

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○○人に聞いてみたは、アンケート調査大手のマクロミルが実施しているマクロミルモニタの意識調査を公表しているサイトです。

例えば、「1200人に聞いてみた!今年のおみくじ、なに引いた?」では、大吉を引いた人が30%以上と一番多く、凶は2.2%と少ないことが明らかになっています。

また、「10代500人に聞いてみた!2017年のお年玉事情」では、総額が「3万円」が一番多く25%程度だった一方、10万円を超えるお年玉をもらっている人も1%弱いることが明らかになりました。

アンケート調査だからこそ知ることができる、消費者の生の声を聞けるので、統計データとはまた違った角度の情報を仕入れることができます。アンケート母数も比較的多いので、信頼できる情報として紹介してみてもよいでしょう。

6. 200万人のパネラーに強み「NTTコム リサーチ」

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NTTコム リサーチのホームページでは、NTTの関連企業が行っているリサーチ結果を閲覧することができます。NTTコム リサーチは、gooリサーチを前身としています。

最新のIT動向、消費行動についてのアンケート結果、時事・トレンドの調査レポートなどが公開されています。一部の調査結果は、データストアから無料で閲覧することができます。「自主調査」「共同調査」「トレンドレポート」の3つのタグが付いていますが、大学や研究所などとの「共同研究」が多くを占めているようです。

調査内容では、NTTグループだからこその大規模な意識調査が目立ちます。直近では「フリマアプリ・オークション利用率は38%で、20代利用が半数」「AI時代の環境変化に備えるとの回答は7.7%」といったリアルなデータも公表されています。

7. 旅行・美容・グルメ情報なら「リクルートライフスタイル」

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リクルートライフスタイルは、リクルート系列の「じゃらんリサーチセンター」「ホットペッパービューティーアカデミー」「ホットペッパーグルメ外食総研」がそれぞれ「旅行」「美容・ヘルスケア」「グルメ」に焦点を当てて行っている調査・データを公表しているWebサイトです。

単に調査を行うだけではなく、事業として経営しているリクルートだからこそできる調査が満載です。例えば、「ホットペッパーグルメ外食総研」が公表した2017年の流行グルメランキングでは、「健康志向」「SNS映え」「一点特化」というキーワードが並んでいます。ホットペッパーの名の下に実施したたくさんのデータを確認することができます。

また、数字でさまざまな統計を確認することもできます。2017年12月度の外食市場は4,213億円で、前月比+863億円と伸びていることが分かります。こうしたデータを併記すれば、単に「外食産業が活性化している」と書くよりも説得力が生まれるでしょう。

まとめ

Webマーケティングを行う際に、しっかりとしたデータの裏付けがあれば、読者も納得しながらコンテンツを読み進めることができます。しかし、裏付けとなるデータを探すのは骨の折れる作業です。こうした統計情報サイトを活用すれば、知りたい情報にすぐにアクセスすることができるでしょう。

統計データは客観的なので、自分の実感・主観とは違った角度でものごとを確認することができます。活用次第で記事の価値も大きく変わってくるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。