ボタンのクリック率20%以上アップ!ferretで実践したA/Bテスト事例
ferretでは、ページをスクロールするとページ下部に資料ダウンロードページへのボタンが表示されます。
今回は、「このエリアが小さくて見づらく、ボタンが押されづらいのではないか」という仮説のもとで、表示されるパーツのサイズを大きくするA/Bテストを実施しました。
ボタンのA/Bテストを実施
21日間、ferretを訪問したすべてのユーザーを対象にテストを実施しました。
テストクリエイティブ
画面下部に設置された「限定資料をダウンロードする(無料)」というボタンでテストを実施しました。
テストパターンでは、下の薄い白背景の領域が約2倍ほどになっています。
テスト結果
[member_only]
今回、「ボタンのクリック数」と、資料をダウンロードするのに必要な「仮会員登録」「本会員登録」の数を目標に設定しました。
Google Optimizeのレポート画面を見ると、「最適である確率」が80%以上になっています。
Google Optimizeはモデル化されたレポートで、実際のコンバージョンの値ではありません。そこで、実際のコンバージョンの日別の数値も見てみます。
オレンジ色の線がテストしたパターンです。何日か逆転している箇所があるものの、場所によっては差が少なく、合計値で見ればテストパターンの方がコンバージョン数・率が高くなっているのがわかります。
まとめ:クローズボタンの利用率にも注視が必要
本会員登録までの数値が上昇したことから、これまで見落としていたユーザーの注意を引きつけ、会員登録まで繋げることができたと考えられます。
一方で、オーバーレイのサイズを大きくしたことで、クローズボタンの利用率も大きく上がりました。これは注視が必要と言えるでしょう。
※データにはサンプリングがかかっています。
この結果からは、領域が大きくなったため記事を読む邪魔になってしまったのか、クローズボタンも目に入るようになったため今まで邪魔に感じていた人がクローズできるようになった結果なのかを検討する必要があります。
前者であればユーザーの体験(UX)に悪影響を及ぼしているため、「目に入りやすく、記事を読むという目的を邪魔しないUI」を考慮しましょう。
一方、後者であれば、ユーザーが自分にとって邪魔なものを消せるようになったことで、記事の読みやすさも上がったかもしれません。これらは記事の直帰率、スクロール率などを細かく見ていくことが大切です。テストが終わった後も関連する数値の変動を注視する癖をつけると良いでしょう。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- クロール
- クロールとは、検索エンジン内のシステムであるクローラ(ロボット)が一つ一つのサイトを巡回し、サイトの情報を収集することを指します。
- A/Bテスト
- ホームページを作るときや何か商品を売りたいときに掲載する写真、あるいはデザインで迷ったときに、不規則ででたらめな順番でホームページや画像のデザインを変えて表示し、利用者がどちらをより多くクリックしたのか、より多く購入につながったのか、ということを試験できる技術やサービスまたは行為自体をA/Bテストといいます。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- UX
- UXとは、ユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略で、ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験を意味します。似たような言葉に、UI(ユーザーインターフェイス、User Interface)がありますが、こちらはユーザーと製品・サービスの接触面を指した言葉です。
- UI
- UIとは、ユーザーインターフェイス(User Interface)の略で、ユーザー(使い手)とデバイスとのインターフェイス(接点)のことを意味します。
- クロール
- クロールとは、検索エンジン内のシステムであるクローラ(ロボット)が一つ一つのサイトを巡回し、サイトの情報を収集することを指します。
おすすめ記事
関連ツール・サービス
おすすめエントリー
同じカテゴリから記事を探す
カテゴリから記事をさがす
●Webマーケティング手法
- SEO(検索エンジン最適化)
- Web広告・広告効果測定
- SNSマーケティング
- 動画マーケティング
- メールマーケティング
- コンテンツマーケティング
- BtoBマーケティング
- リサーチ・市場調査
- 広報・PR
- アフィリエイト広告・ASP
●ステップ
●ツール・素材
- CMS・サイト制作
- フォーム作成
- LP制作・LPO
- ABテスト・EFO・CRO
- Web接客・チャットボット
- 動画・映像制作
- アクセス解析
- マーケティングオートメーション(MA)
- メールマーケティング
- データ分析・BI
- CRM(顧客管理)
- SFA(商談管理)
- Web会議
- 営業支援
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング
- フォント
- 素材サイト
●目的・施策
- Google広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- Instagram広告
- LINE運用
- LINE広告
- YouTube運用
- YouTube広告
- TikTok広告
- テレビCM
- サイト制作・サイトリニューアル
- LP制作・LPO
- UI
- UX
- オウンドメディア運営
- 記事制作・ライティング
- コピーライティング
- ホワイトペーパー制作
- デザイン
- セミナー・展示会
- 動画・映像制作
- データ分析・BI
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング