今さら聞けない「リスティング広告の代理店」の選び方
リスティング広告代理店選びのポイント
リスティング広告の認定資格を保有しているか
画像引用:リスティング広告改善で圧倒的な実績|リスティングプラス
リスティング広告の認定パートナー資格は2つあります。それが、「Google AdWords 認定パートナー」と「Yahoo!マーケティングソリューション パートナー」です。これらを保有している企業は、GoogleとYahoo!から公式に実績や運用スキルを認められていることを示すものです。
先の項目で述べたとおり、この認定パートナー資格は代理店経営に必須ではありません。また、認定パートナー資格を保有しているからといって、必ず優秀な運用担当者が就くとも限らないのですが、代理店への依頼で失敗をしないためのリスクヘッジとして有効です。
運用担当者とコミュニケーション可能かどうか
代理店によっては、自社とコミュニケーションを取るのはフロントに立つ営業担当者ということもあります。営業担当者は直接的に運用に関わっているわけではありません。
相談しながら戦略的にリスティング広告を運用したいと考えているのであれば、運用担当者と直接コミュニケーションを取れる代理店かどうかというのも選定のポイントになります。
運用アカウントないし施策の詳細レポートの共有が可能かどうか
リスティング広告の代理店によっては、運用アカウントを代理店側が保有し、自社で管理画面をチェックできない場合もあります。代理店が独自に開発した入札ツールや広告管理ツールを使っていることもあるでしょう。
すると、自社で確認できるのは代理店が作成した運用レポートのみ。クリック率、CVR、CPAなど各指標のレポートは提示されるものの、運用方法による改善要因などレポートだけでは把握が難しいこともあるでしょう。
なぜ成功したのか、なぜ失敗したのか。これらを知ることで自社のノウハウとしても蓄積できます。代理店に依頼する前に、管理画面の共有が受けられるのか、詳細なレポートを受けられるのかなどを確認してみましょう。
1人の担当者あたり数十社のアカウントを運用していないかどうか
運用担当者1人あたり、数十社のアカウントを並行して運用していることがあります。一方で、担当者1人あたり1社のアカウントを運用する代理店が存在するのも事実です。これらは、代理店の経営スタイルによるものです。
注意しなければならないのが数十社など多くのアカウントを並行運用する代理店です。株式会社リスティングプラス代表の長橋真吾 氏の著書『なぜ8割の企業がリスティング広告で失敗するのか?』によると、1人あたり30社以上のアカウントを運用していないかどうかが、代理店選定の目安となるそうです。
もちろん、独自の運用ツールを用いることで計画的かつ効率的に運用している場合もあるため一概に否定することはできませんが、担当アカウント数が増えるほど1社あたりに割ける時間が限られてしまうのは明白です。初回の打ち合わせの時点で、何社を担当しているのか、どういった方法で運用しているのかを含めて確認することをおすすめします。
参考:
長橋真吾 著(2014年)『なぜ8割の企業がリスティング広告で失敗するのか?』海拓舎出版
- リスティング広告
- リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果ページに、ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を、有料で表示するサービスのことです。ユーザーの検索結果に連動した形で広告が表示されるため「キーワード連動型広告」「検索連動型広告」とも呼ばれます。
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- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- リスティング広告
- リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果ページに、ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を、有料で表示するサービスのことです。ユーザーの検索結果に連動した形で広告が表示されるため「キーワード連動型広告」「検索連動型広告」とも呼ばれます。
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- アカウント
- アカウントとは、コンピューターやある会員システムなどサービスを使うときに、その人を認識する最低必要な情報として、パスワードと対をなして使う、任意で決めるつづりです。ユーザー、ID、などとも言います。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- CVR
- CVRとはコンバージョンレートの略で、ウェブサイトに訪れた人のうち、最終成果に至った人の割合のことです。たとえば、今まで見込み客であったユーザーが購買客に転換するなど、ユーザーがホームページ運営者側にとって歓迎すべき状態に転換する割合を把握し、ビジネスの精度向上に役立てます。
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