日々めざましい勢いで進化を遂げている「3Dホログラム」。今回はすでに導入が始まっている、3Dホログラムの技術を使用した広告について紹介していきましょう。

目次

  1. 目を引くこと間違いなし! 新時代の3Dホログラム広告とは
  2. 様々な場所で活躍する3Dホログラム広告
  3. 3Dホログラム広告がもたらす広告の新たな可能性

目を引くこと間違いなし! 新時代の3Dホログラム広告とは

株式会社Drootsが開発したのが、「Dimpact(R)3Dホログラムディスプレイ」システム。LEDを高密度に並べた4本の羽根を高速回転させ、光の残像現象によって空中浮遊する3次元映像を映し出す新しい技術で、裸眼で立体映像を見ることができます。

この技術は映像を表示するのではなく、目の前に仮想空間を生み出すような臨場感を味わえるのが大きな特徴。3次元の立体映像を表示することにより、繊細かつ一層臨場感のある映像が届けられます。また、機材を複数台組み合わせれば、より大きい映像を映し出すことも可能です。

様々な場所で活躍する3Dホログラム広告

2023年末には「Dimpact(R)3Dホログラムディスプレイ」技術を使い、大手町ビルヂングのショーウィンドウで空中に浮遊する映像広告を配信。大手町ビルヂング屋上のワークプレイス「SKY LAB」のロゴや、ワークプレイスの様子などが映し出されました。

空中に浮遊する屋上ワークプレイス「SKY LAB」のロゴ
出典:3Dホログラムサイネージでの映像配信及び実証実験

2022年10月には、福岡総合体育館(照葉積ハウスアリーナ)で行われたB-リーグの試合で同システムを導入。アリーナ入口付近に40台のシステムを設置し、選手の3D等身大映像とスポンサーロゴ映像が投影され、会場の盛り上がりに花を添えました。

選手の3Dホログラム等身大投影
出典:「3Dホログラムディスプレイ:Dimpact® 3D Holo Vision」・「シースルービジョン」を利用したB-リーグ空間演出

実は同年9月にも「実証実験」という形で、ベルーナドームでの埼玉西武ライオンズvs福岡ソフトバンクホークス戦で「AIカメラ付き3Dホログラムディスプレイ広告」が設置されています。

AIカメラ付き3Dホログラムディスプレイ広告
出典:9/27(火)ソフトバンク戦|ベルーナドームにAIカメラ付き広告を試験的に設置します

同システムはベルーナドームのレフト側、ライト側の外野指定席入口付近にそれぞれ1台ずつ設置され、ライト側はロゴなどをプリントしたもの、レフト側は映像を立体的に表現できる3Dホログラム広告を上映。それぞれ同じ広告を同時に流し、広告を見る人の属性やプロフィールの違いなどをAIカメラと併せて検証するという試みでした。

将来的に、取得したデータに応じて配信する広告内容の変更や時間帯の設定が可能になり、観客にとって最適なタイミングで興味・関心の高い広告内容を配信することができるようになります。

3Dホログラム広告がもたらす広告の新たな可能性

3Dのサイネージ広告は他にも広がっています。今年2月からは、合同会社緑が下北沢で3Dホログラムサイネージの放映を開始。5m×2mの巨大サイネージを使って“浮かぶような映像を流し、時間帯や季節によっ

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