キャンペーンは気軽に参加できるもの×拡散型が人気

従来、広告は基本的に受動型であり、ユーザーに購入や拡散などのアクションを起こさせることが難しいと言われていました。しかしTikTokは、先述のように視聴するだけでなく自らも動画を投稿するのが当たり前になっています。

YouTubeなどの動画メディアと比較しても、投稿に対するハードルは圧倒的に低いといえるでしょう。そのため、こういったユーザー参加型のキャンペーンを打つことで、ユーザーの能動的なアクションを促し、今まで以上に高いエンゲージメントをあげることが可能です。

また、J:COMは渋谷の街頭ビジョンでの放映、サントリーは公式アカウントでの動画の再生と、両社ともTikTokでの投稿から他メディアへも露出することをキャンペーン施策に組み込んでいます。

TikTokでは「#広告で有名になりたい」というハッシュタグが流行しており、自分の動画が拡散されることに対しメリットを感じキャンペーンに参加するというユーザーも多くいるのです。

まとめ:企業プロモーションはユーザーに近いものに

これまでテレビ番組やネット番組には芸能人が出演するのが当たり前でしたが、今はTikTokから有名になった人がTikTokerとして出演することも多く、TikTok内で有名になることでこういった活躍の場が広がる可能性があるということも背景として考えられます。

TikTokの特徴と若年層のインサイトの共通部分を活用することで、今後の企業プロモーションはますますユーザーと近いものになっていくでしょう。