ネット上の「信頼できる第三者」

drip1101_-_5.jpg

「第三者によるクチコミ」を加速的に広げられる可能性を持つのがYouTuberやインスタグラマー、ブロガーといったようなインフルエンサーといった存在です。

彼らは生活者にとって「ネット上の信頼できる第三者」。

身近な友達のような親近感を持ちながら不特定多数のフォロワーにアプローチできるので、「仲間ゴト化」「世の中ゴト化」の両面で「自分ゴト化」を促進する能力を持ちます。

アプリマーケティング研究所の「メルカリで中古コスメを買うのは『お試ししたい』から。女子大生がスマホでコスメを買う経路と、ユーチューバーへの共感が『自分との共通点』で決まる話。」という記事では、薬局の商品棚の前で、商品名を検索してYouTuberの動画を視聴し購買を悩む女子大生の例が出てきます。

参考:
メルカリで中古コスメを買うのは『お試ししたい』から。女子大生がスマホでコスメを買う経路と、ユーチューバーへの共感が『自分との共通点』で決まる話。

また、NewsPicksのオリジナルコンテンツ「WEEKLY OCHIAI - 小売をアップデートせよ」の中でも、インフルエンサーや第三者によるリコメンドの重要性が議題に。落合陽一氏も「どうやってメガネを選ぶか」という質問に対し「誰かにオススメされないメガネはきっと買わないと思う」と回答しています。

参考:
WEEKLY OCHIAI - 小売をアップデートせよ

第三者の発信が大きな影響力を持つ

このように、信頼を得ているインフルエンサーの発信は現代の生活者の意思決定において大きな影響力を持っています。

彼らとどのように関係し、協力を得るかという課題は、現在のマーケティング市場において避けては通れないテーマです。

第二回の連載ではこの「第三者が語ることの重要性」についてより深く検証をして参りますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。