Webサイトのアクセス数が増えてきたけれども、なかなか成果に結びつかず困っているWeb担当者もいるでしょう。

Webサイトに集客ができても、ユーザーの利便性を考えた設計でないと成果には結びつきません。とはいえ、Webサイトのどこをどう改善したらいいのかは、なかなか自分たちで気がつきにくいもの。

そのような場合は、「ユーザビリティテスト」の実施がおすすめです。
この記事では、ユーザビリティテストが必要な理由について解説します。

「ユーザビリティ」とは

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ユーザビリティ」とは、Webサイトやシステムの利便性のことを指します。

ユーザビリティが良いWebサイトであれば、ユーザーは目的のページに少ない労力で移動でき、すぐに必要な情報が得られます。逆にユーザビリティが悪いWebサイトの場合、ユーザーは必要な情報をなかなか見つけられず、離脱しやすくなってしまうのです。

もしあたなのWebサイトが、「アクセス数はあるのに、コンバージョンに繋がらない」という状態にあるのであれば、Webサイトユーザビリティに問題があるかもしれません。

参考:
ユーザビリティとは-Webマーケティング用語辞典

誰にとって使いやすいWebサイトを目指すのか

ユーザービリティの改善について考える際、忘れてはならないことがあります。それは、「誰のために使いやすいWebサイトを目指すのか」ということです。

当たり前のことですが、感じ方は人それぞれ。Aさんにはユーザビリティが悪くても、Bさんはユーザビリティが良い状況もあるでしょう。

Webサイトを訪れる全員のユーザビリティを良くすることは不可能です。ですから、「どのようなユーザーにWebサイトを利用してもらいたいのか」を明確にし、「Webサイトのターゲット層にとって使いやすくすること」を目指しましょう。

参考:
プロが教えるユーザビリティの定義~評価方法、改善効果、推薦図書まで

ユーザビリティテストの必要性

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ユーザビリティテスト」とは、実際にユーザーにサイトやシステムを使ってもらいサイト改善の課題を調査することです。

ユーザービリティテストを実施すると、以下のようなメリットがあります。

1.ユーザー視点での行動心理がわかる

アクセス解析ツールだけでは、離脱率や直帰率などの数値しかわかりません。

・何に関心を持っているのか
・どんな不安や疑問があるのか

こういったユーザーの視点は、数値から想像することしかできません。
ユーザビリティテストを実施すると、ユーザー視点での行動やその心理がわかるようになります。

2.サイトやシステムの課題が見つかる

ユーザーがどこでつまずき、どこで手が止まってしまうのかも、ユーザビリティテストで明確になります。

どこが離脱のポイントになっているかが明確になれば、改善策を導きやすくなるでしょう。

3.社内での共有が可能

社内でユーザビリティの結果を共有すると、スタッフ全員が共通の認識を持ってWebサイト改善に取り掛かれるようになります。

テスト結果を共有する際には、ユーザー視点と課題を一緒に伝えることがポイント。「ユーザーにはこんなニーズがあるから、こんなコンテンツや機能が必要」と伝える方が納得してもらいやすくなるでしょう。