企業の参入も増えてきたInstagram(インスタ)。

Instagramはアクティビティを自動化しているアカウントが増加しているのを受け、2018年11月19日に偽アクティビティに対する削除措置を取ることを発表しています。

Instagramの自動でいいねやフォローなどができる「サードパーティーアプリ」や、botによる偽アクティビティは、アカウントの停止につながる可能性があり注意が必要です。

本記事では削除措置の内容と企業アカウントへの影響、そして今後のInstagram運用について解説します。

参考:
Instagramでの不誠実なアクティビティに対する削除措置

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botとは何か?

そもそもbotとは、自動化されたプログラムのことなどを言います。人が時間をかけて行うのではなく、コンピューターにより指定された作業を自動で処理することが可能です。

例えば、設定していたケータイのアラームがなるというのも、botの作業で行われています。使い方によっては大変便利なプログラムです。

しかし、SNSなどでbotを不正活用している場合もあり、注意が必要です。

Instagram(インスタグラム)のアクティビティを自動化する「サードパーティーアプリ」はなぜ存在する?

自社商品の認知拡大やファン獲得、お店の店舗への来店促進のため、Instagramに写真や動画を投稿している企業は多々あります。しかし、ただ投稿するだけでは拡散が難しくなっています。

企業側は多くのユーザーに見てもらうため、ハッシュタグを複数つけたり、目を引く写真を投稿したりするなど、様々な工夫をしていることでしょう。とはいえアカウントを開設したばかりではなかなかフォロワーが増えず、コメントやいいねも少ないため、見栄えが悪く人気のないアカウントに見えてしまうかもしれません。

そこであたかもアカウントに人気があるかのように見せるため、利用されているのが「Instagramのアクティビティを自動化するサードパーティーアプリ」です。

そもそもサードパーティーアプリとは

サードパーティーアプリとは、非公式にリリースされている関連アプリのことを指します。Twitterの「Tweetbot」などが有名でしょう。SNSのサードパーティーアプリのメリットとして、公式アプリとは違ったUIでタイムラインを確認しやすかったり、投稿がしやすかったりする点が挙げられます。

Instagram(インスタグラム)が問題視しているサードパーティーアプリ

上記で紹介したように、サードパーティーアプリ自体はユーザーにもメリットがあり、問題があるものではありません。今回Instagramが問題視しているのは、あたかも人気アカウントが存在するかのようにみせるためのサードパーティーアプリです。

例えば、他社のアカウントに自動で「いいね」や「フォロー」を繰り返しフォローバックを期待するようなアプリがそれにあたります。

Instagramでは、このようなサードパーティーアプリの存在は「Instagramコミュニティに不適切な行為をもたらす」と発表しています。