ラウンドテーブルのルールと進め方

続いてラウンドテーブルを行う際のルールと進め方を解説します。ルールや進め方は会社や開催回ごとに一部変更しても構いませんが、基本事項として覚えておきましょう。

参考:ラウンドテーブルについて|日本健康教育学会誌

ラウンドテーブルの本来の効果を発揮するためのルール

ラウンドテーブルの効果を発揮するために、以下のルールはきちんと守ることが重要です。

・1人ひとりが発言しやすいように10名程度の少人数で行う
・差別を無くすため、正社員・パート問わず直接雇用社員すべてを対象とする
・社員の発言が社内や業務への評価を左右しないように留意する、またその旨を伝える
・直属上司や人事部など、社員が発言しにくい要因となる人物はなるべく一緒に置かない
・発表者に対し課題を「営業のこと」「社内のこと」など限定的としない
・効率化と内容の有益化を図るため、開始時刻と終了時刻を必ず守る(60分程度)

発表者と参加者だけでスムーズに進行する場合は座長やファシリテーター(進行役)は不要ですが、ラウンドテーブルに慣れないうちはファシリテーターを配置し、進行の手助けを行います。

しかしファシリテーターとなる人物が直属上司などの場合、参加者は発言しにくいことが考えられます。また、いち社員をファシリテーターとすると、本人は負担が大きいと感じやすくなるのも問題です。

そのため、ファシリテーターは社員に影響の少ない外部から招く、指名せず有志を募るなどの工夫が必要となるでしょう。

ラウンドテーブルの準備と基本の進め方

続いて、ラウンドテーブルを開催する際の準備と基本の進め方を解説します。

準備:発表者1名、参加者9名程度、(必要ならば)ファシリテーター1名をピックアップし、皆で円卓に着席する。この際、上座下座などは無いものとする。発表者は準備した資料があれば配布しておく。

1.最初にファシリテーターがラウンドテーブルの目的を伝える
2.本題に入る前に1人1分程度の自己紹介を行う(アイスブレイク)
3.発表者は10分程度で自分の発表を行う
4.発表に対し、自由に意見交換する
5.最後に参加者全員がお礼を述べ合い、社長参加の場合は締めとしてコメントを述べて終了する

中には発表する時間を設けず、課題だけを提示して自由に意見交換をするラウンドテーブルもあります。その際話が脱線してしまっても進行を止めず、成り行きに任せて全員の親睦を深めることも。

また、発言するときは手を挙げたり立ったりせずに、会話をするようにその場で発言してもOKとする場合もあります。手を挙げる・立つ・座るといった形式張ったものを無くすことで、より自由な意見交換を促進する効果があります。

社内でラウンドテーブルを取り入れてみよう

社内報などを通して社長や社員のメッセージを発信したり、部署の仕事内容を共有したりできても、直接顔を合わせることの方が効果絶大です。

ラウンドテーブルなら上下関係や横の隔たりを無くし、社員が自分の考えを自由に述べる機会を作ることができます。より風通しの良い社内にすることができるでしょう。

あなたの会社でも、ぜひラウンドテーブルを取り入れてみてはいかがでしょうか?

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