Google砲」はWebサイトに通常の10倍以上のアクセス数を獲得できるとも言われています。

これまではアクセス数を獲得する方法として、「オーガニック検索」「広告」「SNS」の3つが主流でした。ですがGoogle砲は、短時間でアクセス数を大きく増やせることから、近年注目されています。

そこでこの記事では、

・Google砲とGoogle Discoverについて
・Google砲のメリット
・Google砲の発生条件
・Google砲の計測方法

を説明します。記事を参考に、Google砲によるアクセス増加を目指しましょう。

Google砲とGoogle Discover(グーグル ディスカバー)について

Google砲」とは、GoogleアプリやChromeで「おすすめ記事」や「Google Discover」に記事が掲載されて、アクセス数が短時間に急増する状態を指します。

Google砲以外にもグノシー砲やスマニュー砲というのもあり、掲載されるメディアによって〇〇砲と名前が変わるのが特徴です。

Google Discover」とは、ChromeのアプリGoogle検索を使用した際に、これまでの検索結果Googleアカウント情報などから、ユーザーが興味のありそうな適切なコンテンツを表示してくれるフィード機能です。

例えば、睡眠不足に悩んでおり悩みを解決するべく、日頃から「質の良い睡眠 方法」と自分の抱える問題の解決方法をGoogleで探っていたとしましょう。毎回検索窓で同じキーワードを入力しなくても、Chromeのアプリを開いたときに、Google Discoverの機能で睡眠に関する記事が表示されるようになります。

ユーザーが興味を持ちそうな情報が表示されるので、記事遷移までのハードルが低く、自然とクリック率は高くなります。

Google砲のメリット

Google砲のメリットは単に「アクセス数が増えるだけ」ではありません。Google砲が発生すると、短時間で何百、何千とアクセスが増えます。例えば、アドセンス広告やその他CTAを設置しておくことで、何かしらのコンバージョンに繋がるというメリットがあります。

特に影響があるのは、SEO効果です。Google砲によってアクセス数が一気に増えると、
リンクとサイテーションの獲得に繋がりやすいです。

・SNSに拡散される
・他メディアに取り上げられる
・まとめサイトに掲載される
・個人ブログにオピニオン記事として掲載される

上記のように、多くの媒体で拡散され、それと同時に被リンクとサイテーションが増えることで、SEOの検索順位が上がりやすくなります。Google砲が発生したサイトの記事数が数記事でも、一度Google砲を発生させることができれば、サイト運営の初期段階でも記事が上位表示される可能性を秘めています。

Google砲の発生条件

Google砲を受けるためのアルゴリズムは公開されていないため、「〇〇をすれば必ずGoogle砲が発生する」という明確な定義はありません。しかし最近では、発生のコツさえ押さえれば、十分にGoogle砲を狙えることが分かってきています。

Google ニュースのコンテンツポリシーを満たしていることは必須

Google Discoverには、コンテンツポリシーを満たしていない記事はそもそも表示されません。

・オリジナルではないコンテンツ
・執筆者や情報の配信元が明らかではないコンテンツ
・個人情報や機密情報の公開
・著作権を侵害しているコンテンツ
・露骨な性表現を含むコンテンツ
・暴力行為を描写するコンテンツ
・不快なコンテンツ
・エビデンスに基づかない医学的なコンテンツ
・特定の人物に対して攻撃的なコンテンツ
・危険行為・違法行為
・不正行為
・スパムとみなされるコンテンツ
など
参考:パブリッシャーセンターヘルプ|コンテンツポリシーhttps://support.google.com/news/publisher-center/answer/6204050

上記項目を含むコンテンツGoogleでは認められていません。Google砲を発生させるためには、コンテンツポリシーの確認は必須です。

一定の条件を満たして発生の確率を上げる

Webサイトをカスタマイズし、以下項目のようなユーザー目線のコンテンツ作りを意識することが大事です。

・サイトを視覚的に作り込む
・アイコン等の画像を用意しておく
・サイトに構成や記事のまとめ方が綺麗
・Googleにインデックスされている

トレンドを追う

Google砲の発生確率を高める方法としては、トレンドを追うことも大切です。例えば、音楽、スポーツ、ゲーム、エンタメといった最新情報を取り扱うことで、Google砲の発生確率を高めます。

その他、Google砲発生に関係しそうな施策

コンテンツポリシーを満たし、トレンドを追ったコンテンツ作りをしていたとしても、やはりGoogle砲が発生するとは断言しにくいです。可能な範囲内でGoogle砲発生に関係しそうな施策を行う必要があります。

・特化型サイトでコンテンツを作成する
・SNSで短時間に集中的にアクセスを増やす
・ユーザーに有益なコンテンツを作成する(直帰率や離脱率、滞在時間もみられている可能性があるため)
・公開時間を決める(朝にインデックス登録、昼に正式公開が望ましい)

また、文字量も関係していると言われています。例えば、500文字程度の記事であればGoogle砲を得られる確率は低くなります。一方で1000文字以上であればGoogle砲が発生する確率は上がります。ただし、文字量が全てではないため、ユーザーの為になるコンテンツを提供しているのであれば500文字程度でもGoogle砲は発生します。

Google砲の計測方法

ある日突然アクセス数が急増するGoogle砲ですが、増加の要因が「Google砲によるものなのか」を計測する方法があります。

Google アナリティクスからの計測

Google アナリティクスからの計測は、以下の手順で簡単に確認可能です。

1.Google アナリティクスのレポートから「行動」をクリックしてください。
2.「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」に移動します。
3.セカンダリディメンションを開き、検索窓から「完全なリファラー」を検索し、クリック。
4.画面右上の「アドバンス」をクリックし、「ランディングページ」を開き、検索窓から「完全なリファラー」を検索し、クリック。
5.「完全なリファラー」のすぐ横にあるプルダウンメニューから「正規表現一致」を選択してクリック。
6.下記のコードをそれぞれ入力欄に入れて「適用」をクリックすると、Google砲を受けた記事のみが表示され、アクセスの発生数も確認できます。
googleapis.com
discover.google.com

Google Search Consoleからの計測

Google Search Consoleによる計測はアナリティクスよりも簡単です。というのも、Google砲を受けたと認識した時点で、Search Consoleの「検索パフォーマンス」という項目に「Discover」が追加されます。

それをクリックするだけで、DiscoverによるGoogle砲の表示回数やクリック率の確認が可能です。

Google砲対策は、SEO対策に結びつく

Google砲を発生させることは、単にアクセス数を増やすだけでなく、コンバージョンにも大きく影響を与えます。対策をしないことは機会損失に繋がりますので、ぜひGoogle砲の対策を視野に入れていきましょう。

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