タグの活用方法

タグを設定するだけでは制作者の自己満足になってしまいます。ユーザーが便利にタグを利用できるように、配慮しなければいけません。そのためにぜひ実践していただきたいことを以下にお伝えします。

同じことを指すタグを複数作成しない

たとえば、「WordPress」と「ワードプレス」、「椅子」と「イス」、「米国」と「アメリカ」のように同じことを指しているタグでも、作成者や運用者が異なると、別のものとして設定してしまう場合があります。もちろん、同じことを指すタグが存在すると、ユーザーが正しく投稿記事を抽出できなくなってしまいます。タグを作成する場合は、ルールを決めることはもちろん、定期的なチェックによりミスをなくすとよいでしょう。

投稿に設定するタグは5個以内

タグの設定は簡単なので、つい数多く付与してしまいがちですが、1つの投稿に多くても5つ程度までと考えておきましょう。5つくらいの量であれば、パッとみてすぐに判断がつきやすく、ユーザーとしても迷う要素は少なくなるのです。タグは1つや2つでも構いません。必要なものを最低限付与するのがスマートでしょう。また、タグに使う言葉は、必ず投稿記事の内容にぴったり合うようにしなければいけません。

投稿記事に設置しているタグを表示する

投稿記事に設定したタグが見えない場合、設置したタグの一覧表示を投稿記事に設置するとユーザーにとって分かりやすいでしょう。具体的には、テンプレートにという記述をします。この記述はWordPressループというWordPressの投稿を繰り返し表示する動きの中でしか使えません。既成のテンプレートを使っている場合は、最初からタグが見えるようになっている場合もあるでしょう。PHPコードの使用には技術的な知識が必要になるものの、自作テーマの場合はユーザビリティの向上のためにも設定しておきたいところです。

まとめ

使いやすいタグを設定するには、ユーザーにとってわかりやすい言葉を把握しておく必要があります。そのためには具体的なユーザー像を作り上げなければいけません。しかし、ユーザーに最適化させて考え出したタグを設定しても、複数メンバーでオウンドメディアを運営していたり、忙しい中取り組んでいると、いつの間にか類似したタグや分かりづらいタグを作ってしまうものです。おかしなタグを見かけたら、すぐに修正するなど、日頃のメンテナンス作業にタグの管理を組み込み徹底しましょう。

的確にタグを設定した投稿は、ユーザーからのアクセスを獲得しやすくなるので、投稿記事のシェアはもちろん、コンバージョン率の向上にも役立ちそうです。タグはユーザーの動きを活性化するとっておきのアイテムです。上手に使いこなして、ユーザーにリーチしやすいホームページを運営しましょう。