各社の料金プラン

それでは、NTTドコモ、au、ソフトバンクそれぞれの5G対応状況について紹介します。

NTTドコモ

料金プランは「5Gギガホ」「5Gギガライト」「5Gデータプラス」の3種類。それぞれ以下のようになっています。
(※価格はすべて税抜き)

■5Gギガホ

料金:月額4,480円(家族3回線以上がNTTドコモの契約で、dカードお支払い割+ドコモ光セット割適用の場合。最大6ヶ月)

データ容量:100GB/月(キャンペーン中は無制限)

参照:5Gギガホ|NTTドコモ

■5Gギガライト

料金:月額1,980円(家族3回線以上がNTTドコモの契約で、dカードお支払い割の場合)

データ容量:1GB/月(最大7GBで3,980円。以降は128kbpsの速度制限あり)

参照:5Gギガライト|NTTドコモ

■5Gデータプラス

料金:月額1,000円(5Gギガホ、5Gギガライト、ギガホ、ギガライト契約時にデータ量をシェアできるプラン)

参照:5Gデータプラス|NTTドコモ

au

料金プランは「データMAX 5G」「データMAX 5G Netflixパック」「データMAX 5G ALL STARパック」「ピタットプラン 5G」の4種類。それぞれ以下のようになっています。

■データMAX 5G

料金:月額3,460円(家族割プラス(4人以上)、2年契約N、auスマートバリュー、スマホ応援割II、5Gスタートキャンペーン適用時。最大6ヶ月。データ利用料が合計2GB以下の場合は自動的に割引)

データ容量:無制限(テザリングなどのデータ容量は合計30GBまで)

参照:データMAX 5G|au

■データMAX 5G Netflixパック

料金:月額4,260円(家族割プラス(4人以上)、2年契約N、auスマートバリュー、スマホ応援割II、5Gスタートキャンペーン適用時。最大6ヶ月。データ利用料が合計2GB以下の場合は自動的に割引。Netflixベーシックプラン、TELASAの月額料含む)

データ容量:無制限(テザリングなどのデータ容量は合計60GBまで)

参照:データMAX 5G Netflixパック|au

■データMAX 5G ALL STARパック

料金:月額5,460円(家族割プラス(4人以上)、2年契約N、auスマートバリュー、スマホ応援割II、5Gスタートキャンペーン適用時。最大6ヶ月。データ利用料が合計2GB以下の場合は自動的に割引。Netflixベーシックプラン、Apple Music、YouTube Premium、TELASAの月額料含む)

データ容量:無制限(テザリングなどのデータ容量は合計80GBまで)

参照:データ使い放題で人気エンタメコンテンツがセットのau 5G料金プラン「データMAX 5G ALL STARパック」などを3月26日以降に提供開始|KDDI

■ピタットプラン 5G

料金:月額1,980円(家族割プラス(3人以上)、2年契約N、5Gスタートキャンペーン適用時。最大2年)

データ容量:1GB(最大7GBで5,480円)

参照:ピタットプラン 5G|au

ソフトバンク

ソフトバンクは5G専用プランを設けず、4Gプランに+1,000円というプランとなっていますが、2年間は5G基本料金は無料となっています。「メリハリプラン」「ミニフィットプラン」「スマホデビュープラン」の3種類が用意されています。

■メリハリプラン

料金:月額3,480円(家族4人で加入、おうち割光セット適用時)

データ容量:50GB(対象サービスが動画SNS放題。動画SNS放題対象サービス含め2GB以下の月は1,500円割引)

参照:メリハリプラン|ソフトバンク

■ミニフィットプラン

料金:月額1,980円(おうち割光セット適用時)

データ容量:1GB(最大5GBで5,480円)

参照:ミニフィットプラン|ソフトバンク

■スマホデビュープラン

料金:月額980円(携帯電話からスマートフォンへの機種変更限定。基本プラン(音声)・準定額オプション+・データプラン1GB(スマホ)・1年おトク割・小容量割適用時。加入から12ヶ月間)

データ容量:1GB

参照:スマホデビュープラン|ソフトバンク

もっともデータ容量が使えるプランでは、NTTドコモとauはデータ容量無制限、ソフトバンクは50GBの上限がある形となっています。

各社の5Gエリア状況

気になる5G通信のエリアですが、各社とも現時点では都心部やスタジアムや公共施設などの屋内スポットに5G基地局を設置して運用している状態となっています。つまり、そのスポットに行けば5Gの高速通信を体験できますが、街中を歩いて通信した場合は、これまでと同じ4G通信となります。

ちなみに、各社のエリア戦略には違いがあります。ソフトバンクは2021年末までに5G人口カバー率を90%超にすることを目標に掲げています。一方NTTドコモのauは、2020年度までに5G基地局を2万局設置し、4Gエリアに匹敵するエリア拡大を狙っています。

一見するとソフトバンクのほうが5G普及スピードが早く有利に思えますが、実際にはそうではありません。

ソフトバンクは広いエリアをカバーするために、4Gと5Gの周波数帯を共用する「ダイナミックスペクトラムシェアリング」(DSS)という技術を活用しようと目論んでいます。

ただし、5Gの高速大容量通信を実現するためには、5Gの周波数帯を利用する必要があるため、DSSでは広範囲のエリアをカバーできても、真の5G通信を行うことは難しくなります。

一方NTTドコモとauは、現時点での5Gエリアは狭いものの、これから5G基地局を整備していけば2022年にはほぼ全国をカバーできると見込んでいる模様です。

参照:出そろった携帯大手3社の「5G」戦略を比較--料金、端末、エリアはどう違う?|CNET JAPAN