働き方改革法案をきっかけに柔軟な働き方が可能に

近年、企業は昔に比べて、多くの社員を囲わない時代へと変化しつつあります。2018年に働き方改革の一環である「副業解禁」が推進され、今やひとつの企業に留まり続ける働き方は、時代遅れとも言える時代になりました。さらに少子高齢化となった現代では、働き手を確保するため、自分のライフスタイルに合わせて働くなど「ワークライフバランス」も見直され始めています。

時短勤務・フレックス制

1日8時間労働であった時代から、現在は6時間前後の時短勤務も認められるようになりました。子育てや介護などの理由で、時短勤務をするサラリーマンは増加傾向に。また、フレックス制を設け、社員に裁量権を持たせる形での就業も増えています。

テレワークの導入

災害や家庭の都合などで通勤が難しい場合の対応として、テレワークの導入も進んでいます。しかし、自宅勤務の難しさや、業務申告の問題など運営上の課題は残っていると言えるでしょう。

週休3日制などの多様な働き方

ユニクロを手がける株式会社 ファーストリテイリングでは、働き方改革の先駆けとして「週休3日制」を導入し、よりワークライフバランスを重視した方針を打ち出しています。現在ではヤフー株式会社や佐川急便株式会社などもこの制度を導入。離職を防ぐ対策としても期待されています。

自ら働き方を選ぶ時代に

日本のサラリーマン制度が生まれて約100年が経過しようとしています。時代によって、また私たちを取り巻く環境によって大きく変わってきたサラリーマン制度の在り方。今後も、さらに多様な働き方が生まれることでしょう。

大切なことは「どんな働き方をしたいのか」を私たちサラリーマンがしっかりと考え、選び取っていくことです。企業から押し付けられるのではない、働き方をスタイリングすることこそが令和の新しい働き方になっていくでしょう。

参考:サラリーマン
サラリーマンの“サラリー”の語源は古代ローマで珍重された“ある調味料”にあり!
「サラリーマン」に縛られるな!
戦前のサラリーマンはエリートで給与は?中産階級(中流階級)の生活は?
終身雇用、週休2日…働き方の常識はいつから?「働く」の今と昔
週休3日制は日本の標準になるのか…
「週休3日制」はうまくいく?導入のメリット・デメリットについて考える
令和(れいわ)はどうなる?平成時代の働き方はこうだった!
ノマドワークってなあに?今一度おさらいしてみましょう