株式会社ディー・エヌ・エーの子会社・DeSCヘルスケア株式会社が、ヘルスケアアプリ「kencom」を通じて、新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言下の生活に関する調査を実施した。

調査サマリ

①悩み・ストレス
 -健康関連の悩み1位「運動不足」、2位「食べ過ぎ」
 -コロナ前と比べ「ストレスが増えた」58.5%
 -ストレス発散法1位は「映画・ドラマ・番組鑑賞」
②衛生面
 -コロナ前に比べ衛生面の意識がさらに向上 95.5%
 -「検温」するようになった 70.9%
③運動
 -運動する人・しない人の「逆転現象」が発生
 -運動習慣のあるグループの17.1%が「特に運動しなくなった」
 -運動習慣のないグループの12.3%が「週に数回」運動するように
 -新たな運動習慣に「散歩」が加わる
④食生活
 -「バランスを意識する」などの食生活の見直しに繋がった
⑤睡眠
 -意識的に取るようになった
⑥飲酒
 -「免疫低下を防ぐため」などの理由で21.2%が「減った」
⑦喫煙
 -「コロナ感染時の重症化が怖い」などの理由で21.5%が「減った」
⑧家庭
 -話題の中心は「コロナ関連のニュース」

①悩み・ストレス

悩み1位「運動不足」、2位「食べ過ぎ」

ferret_kencom_1.png出典:株式会社ディー・エヌ・エー

生活様式の変化があって以降の健康関連の悩みは「運動不足」、次いで「食べ過ぎ」があげられた。

コロナ前と比べストレスが「増えた」

ferret_kencom_2.png出典:株式会社ディー・エヌ・エー

ferret_kencom_3.png出典:株式会社ディー・エヌ・エー

また、半数以上の人はストレスが増えたと感じている。その理由は「いつ終わるかわからないから」、「自粛生活を強いられているから」と高く(複数回答)、期限のない自粛生活に不安や不満を感じているようだ。

男女で10ポイント以上の差が出たのは、「家族とずっと同じ空間にいるから」が女性26.9%に対し男性13.7%。家事が負担となっているのではと考えられる。

ストレス発散法は「映画・ドラマ・番組鑑賞」

ferret_kencom_4.png出典:株式会社ディー・エヌ・エー

ferret_kencom_5.png出典:株式会社ディー・エヌ・エー

男女ともに1位は「映画・ドラマ・番組鑑賞、2位では男性は「運動」、女性は「食事」と分かれた。冒頭の質問の「現在、健康関連で気になること、悩み」に対して、特に女性の42.6%が「食べ過ぎ」と回答しており、その原因はストレスからきているのかもしれない。

巣篭もり生活で注目された「オンライン飲み会」については4.2%と低い。これはアンケートを回答したkencomユーザーの84.3%が「家族・パートナーと同居」しているということもあり、低い結果となったのだろう。

そのほかの調査結果はこちらをご覧ください。

調査概要

調査対象:「kencom」を利用する(※)全国の20〜70代の男女7,311名が回答
 (20代2.9%、30代11.9%、40代29.2%、50代42.4%、60代12.5%、70代以上1.1%)
 (男性60.8%、女性39.1%)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年4月27日(月)〜5月7日(木)
文中の「コロナ前」について:政府や自治体等からの外出自粛要請や新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言により、外出自粛・リモートワーク等、ライフスタイルが変化する前の状態を指すものとして回答を依頼。
※「kencom」、生命保険のお客様向けに「kencom」をベースに開発したアプリ「kencom×ほけん」

出典:ヘルスケアエンターテインメントアプリ「kencom」 緊急事態宣言下の生活に関するユーザーアンケート