成長を追い求め、オイシックス株式会社(現、オイシックス・ラ・大地株式会社に社名変更)へと転職

ferret:Oisixに入社された経緯を教えてください。

井上氏:前職の会社でECを任されてから、さらに成長してECを極めたいなと思ったのが転職のきっかけです。オイシックスを選んだのは、会社の理念として食を通じて世の中を良くしていくということに共感したことと、自然が好きなんですね。実家も大阪の田舎の方ですし木こりとかしていたこともあって、野菜を売っているオイシックスは自然とのつながりがある会社なので、オイシックスへ転職しました。

入社後に配属されたのが、EC事業本部のPR室でした。そこでのミッションは、新規のお客様を増やしていくことで、主にオーガニックからの流入で来られるお客様の受け皿としてLPやトップページをつくっていました。前職でもLPや入会導線の改善については担当領域だったのですが、全て自己流だったので、オイシックスに入社してから半年くらいは苦労しましたね。というのもオイシックスはロジカルシンキング講座を全社員が受講するんです。会社としてロジカルシンキングが浸透していて、「なぜそのタイトルなの?」「なぜそのキャッチコピーなの?」というように「なぜそうなのか」ということを言語化しなきゃいけない。だから相当苦労しました。だけどその当時の上司に「ロジカルに物事を考えてない人なんていないんだよ」って言われたんです。例えば、「今日着ていく服は取材があるからこれにしよう」と服を選ぶこともロジカルシンキングのひとつだから、大きくロジックと感覚って分けなくていいよと言われて腹落ちしました。ロジカルシンキングに関して苦手意識があったんですが、その言葉によって理解できましたね。

それから運営するOisixのサービスをもっと多くの人に広めるためにはどうすればいいんだろうと考えるようになりました。ECにおいて「トラフィック数×CVR=CV」と考えたときに、どの変数を伸ばしていくのがいいのだろうと考えていて、他社の事例なんかを勉強してみたりしました。世の中のマーケティングに関わる人たちが頭を悩ませている目標があって、その目標を達成するためにはCVRを高めていくことも重要だけどトラフィックを増やしていかなきゃいけないと思っていたんです。トラフィックを増やすためには、今Oisixのサービスを利用していただいていないお客様にも利用していただける状態をつくらなきゃいけない。そう考えたときにさまざまな制約条件の中でオーガニックやリファラルからのトラフィックを増やしていく手法を取らないといけないと思って試行錯誤しました。けどそこで気づいたのが広い目線で考えたときに、Webのマーケティングというよりは広義のマーケティングを捉えないといけないと感じたんです。そしてちょうどそのとき統合マーケティング部が立ち上がったので異動することになり、今に至ります。

印象に残る仕事は会社が一致団結して臨んだテレビ出演

ferret:今までで一番印象に残っているお仕事を教えてください。

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井上氏:2019年の4月にTBS系列『坂上&指原のつぶれない店』、8月にテレビ東京系列『日経スペシャル カンブリア宮殿』に取り上げていただきました。そのときに全社一丸となってテレビ出演に臨んだのがとても印象に残っていますね。テレビ局側とのやりとりをする担当が僕のチームにいる広報メンバーだったんです。テレビに出演するとなると、テレビ局側の意向もありますし会社の意向もある。そんな中で、広報チームだけでなく他のチームや部署の力を借りてまさに会社が一致団結して番組制作に挑みました。

生産者さんの畑のシーンを撮ったり、Oisixの商品がご家庭に届いてお客様が食べているシーンを撮ったりするために、生産者さんやお客様への交渉などを短期間で行わなければいけなかったんです。それに加えてテレビで放映されることによってトラフィックが増えてサイトが落ちないようにするために、システムチームにも協力をしてもらったりと、みんなが協力し合って無事に成功することができました。視聴率も良かったと聞いていますし、自分が成し遂げたいと思っていたトラフィックの増加という目標にもつながりました。