「ニューノーマル」って何?ポストコロナのキーワード
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が徐々に解除されつつあります。しかし、新型コロナウイルス流行以前のような生活に戻るとは限りません。今回のコロナ禍により、私たちの生活は変わることを余儀なくされました。つまり「ニューノーマル」が求められているのです。
このニューノーマルとは一体どういうことなのか。そして、私たちの生活やビジネスはどのように変わっていくのでしょうか。
ニューノーマルとは?
ニューノーマルとは直訳すれば「新しい常態」ということになります。つまり、何か大きな変化があり、それまでの普通の状態が普通でなくなり、新しい常識が定着する状態のことを指します。
特に今回のコロナ禍は地球規模のもの。日本だけではなく世界中でニューノーマルへの転換を迫られているといってもいいでしょう。
大きな視点で言えば国のあり方、資本主義の考え方、身近なところでは生活習慣や働き方、学習方法などが、これまでとは大きく変わっていくことになると予想されます。
生活におけるニューノーマル
まずは私たちの生活におけるニューノーマルをいくつかご紹介します。
マスク着用
身近な生活におけるニューノーマルは、マスク着用の常識化が挙げられます。これまでマスクは、花粉症対策、風邪をひいているときのくしゃみや咳による飛沫防止、また風邪などの感染予防、喉の予防など、「マスクをする必要がある人が着けるもの」でした。
しかしコロナ禍以降は、外出時は常にマスクをするのがニューノーマルになりつつあります。すでに夏用の冷感マスクなどが各社から発売されており、*これからは夏場でもマスクをして出かけるのが当たり前になることでしょう。*逆に言えば、マスクをせず外出をしようものなら「常識がない」と思われる可能性もあります。
ソーシャルディスタンスの確保
*新型コロナウイルスの感染予防としてマスク着用とともに挙げられていたソーシャルディスタンスの確保も、ニューノーマルです。*人の密集をなるべく避け、街中でも他人とは1〜2mほど間隔を空ける。満員電車を避けるために時差通勤が行われ、特に必要なければ在宅勤務を行う。スーパーやコンビニのレジに並ぶときは一定の間隔を空けることも、今では当たり前のようになっていますね。
もしかしたら、電車の席なども今のように7人掛けなどはなくなり、バスのようにすべて進行方向を向いた一人掛けシートになるかもしれません。
不要不急の外出を避ける
緊急事態宣言が解除され、街にも少しずつ人が増え始めています。しかし、新型コロナウイルスは終息したわけではないため、感染リスクは依然残されたまま。そうなると、以前のようにブラッと街に出かけたり、映画館や美術館に行ったり、ちょっとカフェで一休みといった、いわゆる不要不急の外出はあまりしなくなるのがニューノーマルになるかもしれません。
ビジネスにおけるニューノーマル
次に、ビジネスシーンにおけるニューノーマルについていくつかご紹介します。
在宅勤務の常態化
ビジネスパーソンの多くは、毎日会社に行き仕事をするというのが当たり前でした。しかしコロナ禍の緊急事態宣言により在宅勤務が推奨されました。
実際に在宅勤務を行った結果、それほど業務に支障がないと判断した企業も多いのではないでしょうか。そうなると、今後は在宅勤務を推奨する企業が増え、結果的にオフィスに出社せずにビジネスをすることがニューノーマルになっていく可能性があります。
飲食店の営業形態
このコロナ禍で、もっとも打撃を受けたのが飲食業界ではないでしょうか。外出する人が減り、レストランや居酒屋などは持ちこたえられずに閉店・倒産に追い込まれたところも数多くあります。
そのような事態のなか、一部の飲食店は、通常は行っていないデリバリーやテイクアウトなどを開始。今後は、店舗内で飲食をするというスタイルよりも、デリバリーやテイクアウトをメインとした飲食店が増えてくるかもしれません。
参考:
サイゼリヤが「店内飲食主義」を捨て、出前館と組みデリバリー開始の成否|ダイヤモンド・オンライン
ECサイトや生協の活発化
不要不急の外出を控えることがニューノーマルとなると、小売店なども売り上げに大きな影響があります。そこで注目されているのがEC。パソコンやスマートフォンから手軽に買い物ができるECは、これまで以上に利用者や利用額が増えていくことでしょう。
また食料品や生活必需品を扱う生協も、コロナ禍での需要が増加。今後は、外出せずに買い物をするのがニューノーマルになっていくでしょう。
ポストコロナ時代のニューノーマルを知っておこう
新型コロナウイルスは、世界中の今までの風景を一変させました。今後は、新型コロナウイルスと共存をしていく期間が続くでしょう。ここに挙げたもの以外でも、ニューノーマルとなるものがあるはずです。今までの常識がこれからの非常識となることもあり得ますので、新しいものを受け入れて、うまく生活していくことが重要。ニューノーマルを上手に取り入れて、ポストコロナ時代を生きていきましょう。
参考:
ニューノーマルとは?2020年コロナ禍のECサイトのニューノーマル|ecbeing
「嵐が過ぎ去るのを待つ会社」は滅ぶ。「ニューノーマル」で勝ち抜く戦略|Forbes JAPAN
関連記事
コロナ収束後もテレワークを推奨!企業の「これから」を調査
Twitterでトレンド入りしたもののなかから、気になる話題のワードを深く掘り下げていきます。今回のワードは、「テレワーク」。2020年5月中旬に実施された日本生産性本部による調査によると、新型コロナウイルス収束後もテレワークを継続したい人が6割超であることがわかっています。そこで今回は、コロナ収束後も、引き続きテレワーク勤務を推進する決断を下した企業について、それぞれの今後の方針を調べました。
常態化する「巣ごもり消費」にいち早く応えた!企業の取り組みまとめ
新型コロナウイルスの感染拡大により、新しい消費行動が生まれています。その中の一つとして「巣ごもり消費」がありますが、「巣ごもり消費」は、このまま常態化する可能性が高いとも言われており、企業として「巣ごもり消費」を考慮したマーケティング戦略が今後求められていくと予想されています。そこで記事では、新常態である「巣ごもり消費」という消費者行動をいち早く捉え、自社の商品・サービスに上手く活かしている企業の商品・サービスを紹介します。
おすすめ記事
おすすめエントリー
同じカテゴリから記事を探す
カテゴリから記事をさがす
●Webマーケティング手法
- SEO(検索エンジン最適化)
- Web広告・広告効果測定
- SNSマーケティング
- 動画マーケティング
- メールマーケティング
- コンテンツマーケティング
- BtoBマーケティング
- リサーチ・市場調査
- 広報・PR
- アフィリエイト広告・ASP
●ステップ
●ツール・素材
- CMS・サイト制作
- フォーム作成
- LP制作・LPO
- ABテスト・EFO・CRO
- Web接客・チャットボット
- 動画・映像制作
- アクセス解析
- マーケティングオートメーション(MA)
- メールマーケティング
- データ分析・BI
- CRM(顧客管理)
- SFA(商談管理)
- Web会議
- 営業支援
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング
- フォント
- 素材サイト
●目的・施策
- Google広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- Instagram広告
- LINE運用
- LINE広告
- YouTube運用
- YouTube広告
- TikTok広告
- テレビCM
- サイト制作・サイトリニューアル
- LP制作・LPO
- UI
- UX
- オウンドメディア運営
- 記事制作・ライティング
- コピーライティング
- ホワイトペーパー制作
- デザイン
- セミナー・展示会
- 動画・映像制作
- データ分析・BI
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング