JC・JK流行語大賞は毎年話題となり、新しい言葉や完成に触れるよい機会になります。ぴえんや激おこぷんぷん丸など、パワーワードとも呼ばれる流行語の数々は、新鮮な気持ちにさせてくれるでしょう。

そんなJC・JKの文化として「自撮り」というものがあります。しかしスマホ純正のカメラで自撮りはしません。彼女たちは「盛れる」アプリを使って自撮りを行います。その中でも特に「ナチュラル」に盛れる「SODA」について詳しく見ていきましょう。SNOWとの比較や覚えておくと嬉しい機能も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

SODAとは

まずはSODAというものの概要について見ていきます。簡単にどのような使われ方をしているのか。特徴についても紹介していくので、SODAの魅力について確認していきます。

2019年のJC・JK流行語大賞アプリ部門1位

SODAは、株式会社AMFがおこなう「2019年JC・JK流行語大賞」のアプリ部門で1位をとっているアプリです。毎年開催される流行語大賞では、女子中高生の独特で刺激的な感性に注目が集まります。そこで1位を獲得するほどの人気を誇っているアプリなので、若い感性を理解するには必須のツールの1つです。

また人気自撮りアプリSNOWから派生して作られたアプリなので、SNOWで人気だったフィルター類も導入されています。無料で使えるので誰でも試せるのも魅力の1つです。まずはダウンロードしてみるところから始めましょう。
参考:JC・JK流行語大賞2019&2020年トレンド予測を発表「ぴえん」「ハンドクラップダンス」「397」がランクイン!|株式会社AMFのプレスリリース

ナチュラルに盛れる

SODAの特徴はナチュラルさとなっています。他の自撮りアプリを使って写真をとる女子も多数存在しますが、このアプリの特徴は、加工をしたことがわからないほどの絶妙な補正が可能なところです。アプリでかわいく自撮りができることはいいのですが、加工され過ぎると実際に会った時のギャップが大きくなります。

大事なことはあくまでかわいい自撮りを撮りつつ、実生活で少しでもかわいい自分を演出できること。加工がわざとらしいのは、女子中高生の美学からも逸脱することが考えられます。

自分好みの調整も可能

加工が自然とはいっても、自分でカスタマイズが可能です。フィルターを使用して色味を変更することで雰囲気をプラスしつつ、顔のパーツで気になるところがあれば、ビューティ機能を使用して、部位ごとに調整ができます。

またメイク加工をして写真を撮ることもできるので、自然かつ幅広い自撮り体験が可能なアプリです。その他にもシミ隠しや男性メイクの設定なども変更できるので、女子中高生だけでなく盛りたい男子にも利用できます。ぜひ活用してみてください。

SNOWとSODAを徹底比較

では自撮りアプリとして同じく人気の高いSNOWとSODAを比較していきます。SNOWもSODAと同様に女子中高生の間で支持を集めているアプリです。2019年の流行語大賞アプリ部門では、SNOWの機能が2位にランクイン。絶大なる信頼を誇る2つを比較していきます。

SNOWはスタンプなどバラエティ豊か

SNOWのアプリをダウンロードして開いてみるとわかりますが、SNOWは加工のバリエーションが膨大な数存在します。選択肢の多さから「盛れる」こと以外にも、多くの用途で利用できるのがSNOWの特徴です。

もちろんSNOWを使って自撮りをすることもできるので、自分好みの顔に加工しながらも、バラエティに富んだ写真が撮れます。他にもボケ感を演出することなどもできるので、よりおしゃれさを増した写真で、SNS映えを加速するツールとして信頼を寄せているのです。

シンプルなつくりになっているのがSODA

SNOWと比較してSODAは自撮りをすることに特化したシンプルな構造をしています。あえて機能を増やさないことで、使いやすさを向上させた結果だと考えられるでしょう。結果として評価をされていることから、実際に利用している人の満足度は高そうです。

自撮り特化型でありながら、自然に盛れるアプリは普段使いをするうえで重宝するツールといえるでしょう。

加工の方向性で使い分け

ではどちらを使えば求めている自撮りが撮れるのでしょうか。答えは簡単で、場合によって使い分けをすることです。あまり他の人に加工を意識させたくない場合はSODAを活用し、スタンプ機能などを使って派手な自撮りを撮りたい場合はSNOWを活用するといいでしょう。

自撮りアプリは他にも無数に存在するので、加工の具合など自分の好みに合わせて選んでいくことが重要となります。SNOWやSODAに限定せずに、色々なものを率先して使っていくことも、女子中高生カルチャーを学ぶ上で役立つでしょう。

SODAで覚えておきたい機能3選

SODAを利用しているといくつか覚えておきたい機能があります。実は知らない人が多い機能もあるので、ぜひ今回を機に覚えて使いこなしてもらえれば幸いです。ではさっそく見ていきましょう。

ロゴを消す機能

SODAで自撮りをしていると、画面の端にSODAのロゴが入ってしまいます。気にならない人もいるかとは思いますが、加工したことがわかりやすく書かれている状態です。ナチュラルな盛れこと「ナチュ盛り」を表現するには邪魔になってしまいます。

実は設定画面を開くとロゴを消す項目が存在していることに気づくはずです。「SODAマーク」の欄のチェックを外すことで、ロゴを外すことができるのでよりナチュ盛りに近付けるでしょう。

グリッド機能で写真のバランスを調整

自撮りをする際に重要となるのが、画面の構図です。画面の中で顔をどの位置に配置するかによって、どのような自撮りに仕上がるかが変わってきます。そのためグリッドという機能を使うと上手く構図を決めるのに役立つでしょう。

グリッド機能は画面左上にあるメニューボタンを開くと「グリッド」というボタンから設定できます。これで画面に画面を分割する線が出てくるので、実際にどのような配置をしていけばいいのかの指標が得られます。ぜひ活用してみてください。

スタイル機能

SODAでは自撮りをただするだけでなく「スタイル」というフィルター機能も充実しています。他のアプリにもフィルターは搭載されていますが、色味が自然なものが多くナチュラルさを保つというコンセプトに沿ったフィルターを適用可能です。

淡い色味が多く、おしゃれな雰囲気のフィルターが多数取りそろえられているので、お好みに合わせて設定してみましょう。

2020年最新のトレンドは?

では2020年のJC・JKのトレンドについてみていきましょう。上半期の流行語大賞が発表されたため、それをもとに紹介していきます。

2020年上半期JC・JK流行語大賞では新しい言葉が

毎年新しい言葉が生まれてくるこの流行語大賞。2020年の上半期の1位となったのは「〇〇しか勝たん」です。これは〇〇のところに自分の応援しているアイドルや、仲のよい友だちの名前を入れて使うことが多い言葉となっています。

その他にもコロナの影響を受けて「おうちカフェ」など、情勢が大きく反映された結果が出ていることがわかるでしょう。どんな状況下でも新しいムーブメントを起こしていく女子中高生のカルチャーには、底知れぬエネルギーがあります。

参考:JC・JK流行語大賞2020年上半期を発表 「◯◯しか勝たん」「ぴえんこえてぱおん」がランクイン!

アプリ部門はZoomが1位

2019年にはSODAが1位を飾っていたアプリ部門ですが、2020年の上半期にはZoomが1位に。Zoomは、オンラインでの連絡やコミュニケーションをとるためのツールとして利用されているものです。これもコロナの影響を受けていることがわかります。

アプリは他にもInstagramのミュージックスタンプやhuluなどがランクイン。在宅でも楽しめるものやそれをシェアするツールが流行しているようです。

エンタメ系も盛り上がっている

女子中高生の関心が高いものといえば、エンタメ系といえます。小説を元にして楽曲を製作しているYOASOBIは、楽曲が表現する世界観と曲の雰囲気が重なり人気上昇中です。TikTokなどでも人気となり、多くの人に支持されているユニットのため順位にも反映されたと考えられます。

Nizi Projectなどの芸能系のプロジェクトも注目され、ユニットのメンバーが誰になるのかといった過程を楽しんでいる人が多く見られました。楽曲などもいくつか上がっているので、確認してダンスなどを見ておくと2020年最新のトレンドに近付けるはずです。

##若い感性はいつも新鮮
女子中高生の自撮りアプリとして人気を集めているSODAについて紹介してきましたが、自然に盛れるということは現実とのギャップを出し過ぎないということ。これによって自撮りはよりかわいく、しかし加工をしていることが見ている側に伝わりにくいという絶妙なものとなっています。

こうしたアプリを使っていくことで、JCやJKの意識がどこに向いているのかを体験できるでしょう。ぜひ本記事を参考にしつつ、より若い感性に触れてみることを始めてみてください。

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