Webを担当されている方なら、一度はSEO会社の営業を受けたことがあるでしょう。
以前と比べて、Googleのアルゴリズムが大きく変更された影響もあり、有料リンクの販売を薦めてくる会社は少なくなりました。
しかし、それでもGoogleの裏をかくような被リンク対策やスパムリンクを薦めてくる会社は根強く残っています。
なぜなら、現状でも被リンクの効果はまだまだ健在(リスクは更に高くなっている)で、それゆえに被リンクを販売する会社は無くならないからです。

今回はGoogleが公式で発表している「SEO会社に確認するべき項目」の紹介に加え、どうしても有料リンクを使いたいという方のために、本当に確認するべき項目を5つご紹介します。
長年SEOに携わってきたFerretだからこそ実感している部分をご紹介するので、このリストが手元にあれば悪質なSEO会社にひっかかることはほとんど無いでしょう。

グレーな被リンクをすすめてくる会社はどのような言い回しを使ってくるか?

基本的にSEO会社の多くは、テレアポでアプローチしてきます。
例えば、競合の多いキーワード(上位表示できると効果が出るキーワード)で2ページ目や3ページ目に表示されているホームページを見てテレアポをしてくるケースがほとんどです。

悪質なSEO会社のテレアポ例

「現在よりホームページの集客を伸ばしたいとお考えですか?」
「○○というキーワードで上位表示させたくないですか?」
「弊社の保有するリンクは安全で品質の高いものなので、上位表示率は非常に高いです。」

このような謳い文句で言葉巧みに営業トークを展開します。

SEO会社の営業トークに納得し、今回のSEO会社は違うかもしれない…と契約してしまったという会社様は少なくありません。
それでは、そのような悪質なSEO会社にひっかからないためには、何を確認すればいいのでしょうか。

Googleが提唱するSEO会社に確認すべきこと

Googleが公式ヘルプで発表している「SEO会社に確認するべきこと」は下記の10項目です。

1 過去の事例のサンプルを見せてもらい、成功事例を紹介してもらう。
2 Google のウェブマスター向けガイドラインに従っているか。
3 通常の検索を補完するオンライン マーケティング サービスやアドバイスを提供しているか。
4 期待される結果とその日程、成果を測定する方法。
5 同業種での実績。
6 国内/地域での実績。
7 外国語サイトの開発経験。
8 最も重視している SEO 技術。
9 創業年数。
10 連絡方法。サイトに加えたすべての変更に関する情報、

およびアドバイスの内容に関する詳しい情報とその理由を伝えてくれるかどうか。

ただ、実際にこれらの項目を全て正確に確認することが難しい場合があります。
例えば下記の3項目を見てみてください。

3 通常の検索を補完するオンライン マーケティング サービスやアドバイスを提供しているか。
7 外国語サイトの開発経験。
8 最も重視しているSEO 技術。

この辺りはそもそも質問内容が高度なため、内容を理解しづらいのではないでしょうか。
また、下記2項目においても注意が必要です。

5 同業種での実績。
6 国内/地域での実績。

 
例えば、会社の実績を聞いても、「○○で上位3位以内に入っています」「ただクライアントの名前は出せません」というようにはぐらかされる可能性があります。