まずはタイトル・見出しタグの見直しを

コンテンツのリライトをする際に、まずは見直したいのがタイトルです。
本文の内容までリライトする時間がなくても、試しにタイトルを見直してリライトしてみましょう。例えば読者がどんなキーワードで検索しているのか、検索クエリを見てみるとタイトルや本文が必ずしも検索クエリに合っていない場合もあります。

また、せっかく狙ったキーワードがタイトルに入っていたとしても、UXの観点から、どんな内容か分かりにくいタイトル、見出しの記事になっているかもしれません。

では、いったいどんな風にタイトルや見出しタグをリライトすれば良いのでしょうか?
実際の手順とともに見ていきましょう。

STEP1:サーチコンソールで検索クエリを確認

コンテンツタイトルに、狙った検索キーワードを入れることで、検索サイトで上位
表示されやすくなるというのはSEO対策の基本です。ただし単にキーワードを入れれば良い、とそこで思考停止してしまうのはNGです。

Googleのサーチコンソール(Search Console)を使って、コンテンツに読者がどんな検索ワードで流入しているかをチェックしてみましょう。

マーケター側もしくは制作側が決めたキーワードと違って、検索クエリは実際にユーザーが検索窓に打ち込んだ言葉です。

例えば、卵焼きの焼き方を紹介するコンテンツの場合。コンテンツでは卵焼きの具体的な焼き方手順の説明をしているのに対し、検索クエリで多かったのが「卵焼き フライパン」となっているとします。この場合、卵焼きを卵焼き機ではなく、フライパンで焼く方法を知りたいユーザーが一定数いる可能性を示しています。また、もしかしたら上手に卵焼きが焼けるフライパンを探しているのかもしれません。

検索クエリは、いわばユーザーが求める情報です。

検索クエリを見直すことで、読者はどんなコンテンツを期待しているのか、どんなコンテンツが求められているのか確認できます。

STEP2:KWをより効果的に見せるコツ

検索クエリを確認して、ユーザーがどんなコンテンツを求めているかが分かったら、早速ユーザーがクリックしたくなるように、より効果的なタイトルを考えてみましょう。

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画像出典:アイレップSEM総合研究所 検索結果画面でのアイ・トラッキング調査を実施|株式会社アイレップ

アイレップSEM総合研究所による検索画面でのユーザーの目線の動き(アイ・トラッキング)を調べた研究では、ユーザーが画面を見る際の目の動きは、主に画面左側に集中していることが分かっています。

つまり、画面左側(タイトルなら冒頭部分)に狙ったキーワードを配置することが大切です。

また、例えば「金魚 水槽」というキーワードの記事を作成する場合。ユーザーが知りたい水槽はどんなものなのかも合わせて考えてみましょう。

掃除しやすい水槽、安く買える水槽、おしゃれな水槽……ユーザーはどんな検索意図(この場合はどんな水槽が欲しいのか)を推測して、タイトルに散りばめると良いでしょう。検索クエリは、この場合に、有効な情報源となります。