ferret編集部:2015年9月3日に公開された記事を再編集しています。

Google アナリティクスのデータを他のメンバー共有したいけれども、やり方がややこしくてわからない...そんな経験をしたことはありますでしょうか。

今回は、Google アナリティクスの権限の共有方法をご紹介します。

Google アナリティクスのデータ(レポート)の共有方法

まずは、アカウント自体を共有する方法を説明します。

1.Google アナリティクスの「アナリティクス設定」のアカウント列にある「ユーザー管理」をクリック
「ユーザー管理」をクリック

2.「ユーザー管理」の「権限を付与するユーザー」に権限を共有したい相手のアドレスを記入し、権限の種類を選んでください。
権限の種類を選んでください

権限の種類

  • ユーザー管理
    アカウントを作った人と同じ権限です。最も自由度の高い権限となります。
     
  • 編集
    基本的な操作はできるものの、ユーザーの追加、変更、削除ができない権限です。
      
  • 共有設定
    目標設定などの数値設定を変更できない権限になります。
     
  • 表示と分析
    レポートを見るためだけの権限です。
    外部などに共有する際にどの権限にすれば良いかわからない際、この権限にしましょう。

レポートの一部を共有する方法

次に一部だけを共有する方法を説明します。

まず、Google Analyticsは以下のような構造になっています。
Google Analyticsの構造

一番大きい「アカウント」という括りの中にプロパティと呼ばれる分け方(Webサイト、モバイルアプリなど)があり、その中に各条件(コンバージョン設定、フィルタなど)があります。

例えば、企業での活用では以下のような形になります。

株式会社◯◯(アカウント)

サイトA(プロパティ)
	サイト全体(ビュー)
	社内からのアクセス除外(ビュー)
	スマートフォンからのアクセス除外(ビュー)
	PCからのアクセスのみ(ビュー)

サイトB(プロパティ)
	サイト全体(ビュー)
	社内からのアクセス除外(ビュー)
	スマートフォンからのアクセス除外(ビュー)
	PCからのアクセスのみ(ビュー)

よって共有したい単位で「ユーザー共有」を設定することで、全体を見せることなく一部だけを共有することができます。

なお、設定も「アナリティクス共有」の各列ごとに用意されているので確認してみて下さい。
「アナリティクス共有」