Web担当者の皆様は、画像共有SNS「Pinterest(ピンタレスト)」をご存知でしょうか。

2012年に楽天が1億ドルを出資し、2014年には電通と業務提携していますが、国内ではまだ流行の兆しは見えていません。
とりあえず登録はしてみたものの、あまり利用していないという方も多いのではないでしょうか。

参考
楽天、米SNSのピンタレストへの出資発表  :日本経済新聞

電通、ピンタレスト・ジャパンと業務提携 - ニュースリリース一覧 - ニュース - 電通

SNSとして普及するかはまだ未知数ですが、実はデザイン系の仕事に活用できる面があります。
ピンタレスト特有の「ボード機能」を利用することで、デザインのストック作業が驚くほど捗ります。

既にデザイナー界隈では利用されていますが、少しでもデザインに関わる職種の方も利用すると様々な面で助けられるでしょう。

今回は、デザインをストックするためのピンタレストボード活用方法を解説します。
デザイナーの方も、ノンデザイナーの方も是非チェックしてみてください。

ピンタレストとは?

Pinterest__Discover_and_save_creative_ideas.png
https://jp.pinterest.com/

2010年に写真共有SNSとして誕生したピンタレストは、アメリカ、ヨーロッパを中心に人気を獲得し、わずか5年で月間アクティブユーザー1億人を超えるサービスに成長しました(2016年2月現在)。

参考
Pinterest、月間アクティブユーザーが1億人に

ピンタレストが最も利用されているのはアメリカで、月間アクティブユーザー数は4700万人に上ります。女性ユーザーが男性の5倍以上を占めており、ユーザーの6割以上が「ピンタレスト経由で何かしらの商品を購入したことがある」と回答しています。

「女性に人気の写真共有SNS」と聞くと、インスタグラムと何が違うのかわからないと感じる方も多いのではないでしょうか。

インスタグラムとピンタレストは「写真共有」という点では同じですが、構造は全く異なります。

ピンタレストの基本機能

ピンタレストのPC画面は縦に6分割されており、多くの画像を一度に閲覧できます。
Pinterest__Discover_and_save_creative_ideas.png

スマホの場合は2分割です。
20160219060957.jpg

ピンタレスト上にある画像、もしくは外部サイトで気に入ったものがあれば、「いいね」か「ピン」、または「リピン」のいずれかのアクションを行います。

「いいね」・・・Facebookやインスタグラムの「いいね」と同様、好意的な印象を持ったことを表す
「ピン」・・・ピンタレスト以外のサイトにある画像を、自分のボードに追加すること
「リピン」・・・ピンタレスト上にある画像を自分のボードに追加すること

コルクボードに自分の好きな写真を貼り付けていくイメージで、「ピン」「リピン」した画像は自分のボードにストックされます。

ボードは自分の好きなテーマごとに作成できます。
例えば「海」「山」といったテーマのボードを作成し、それぞれに関連する画像をピン付けしてボードにストックしていきます。