マーケティングの場での活用方法

パレートの法則を活用すれば、業務をより効率化させることができます。
特に以下の2点に注目してみましょう。

  • パレートの法則が成立しているかどうか確認する
  • パレートの法則が成り立つ理由

ここでは例として「ホームページの2割のページに、全体の8割のアクセスが集中している」について検討するとします。

パレートの法則が成立しているかどうか確認する

まずは、パレートの法則が成立しているかどうか確認します。
この法則はすべての結果にあてはまるものではありませんので、そもそも当てはまるのかどうかを確認しなくては、意味のない分析を行いかねないからです。

確認作業をする際は、まず「2割」にあたる要素を検討しましょう。
8割にあたる要素を探し出すよりも比較的時間も手間も短縮しやすいです。
ポイントとしては「常に最小値に注目してその最小値が全体を賄う現象になっているか」を確認することです。

パレートの法則が成り立つ理由

パレートの法則が成り立つことがわかっただけでは、マーケティングに活用することができません。
なぜ成立しているのかを分析することで、ほかの業務においてもこの法則を活用することができるようになります。

例の場合は、アクセスが集中している2割にあたるページに着目して、なぜそこにアクセスが集中しているのか、どのようなユーザーがアクセスしているのかなどを検討します。
ここで分析を行うことで、残りの8割のページにも分析結果を適用し、パフォーマンスを向上することができるようになります。

まとめ

パレートの法則は、業務内で起こり得る「事象の分布」を表すものです。
この法則にあてはまる事象を見つけた時にどのような分析を行えるかによって、法則そのものが意味を持つようになります。
この法則にあてはまる事象を発見したら、新たなプロモーションやアプローチを行う際に少ないリソースで実現させられる可能性があると言えます。

まずは「パレートの法則」があることを知り、普段の業務の中でこの法則にあてはまる事象がないかという視点をもつことから始めましょう。