パブリックドメインを使う上での注意点

二次的著作物に注意

作者の死後50年経過したら著作権が消失し、パブリックドメインになります。

しかし、このパブリックドメインを改変・アレンジして作成した作品は新たに著作権が発生します。
例えばパブリックドメインになっている画像を使用し、アレンジした画像を作成したとします。

この画像には新たに著作権が発生しますので、パブリックドメインではありません。
よって先ほど例としてあげた画像を勝手にネット上などで公開してしまうと著作権侵害となります。

著作者人格権までは消滅しない

死後50年経ちますと著作権は消失しますが「著作者人格権」は消失せず残ります。

あまり耳慣れない言葉ですが、これは作者の人格を保護する権利です。

よって作者を中傷する目的で悪質な改変を行うことは、パブリックドメインのものであっても禁止となっています。

まとめ

以上、パブリックドメインの説明と取扱い上の注意をまとめさせていただきました。
パブリックドメインは利用しやすい一方、間違った認識をしている方も多いのではないでしょうか。

気づかないうちに著作権侵害をしてしまわないよう、取り扱いに注意しましょう。