
Ruby on Rails 初心者に贈る絶対に使いたくなるGem15選
- 2016年8月19日
- ニュース
Ruby on Rails(以下、Rails)には、アプリケーションの構築に必要なライブラリが数多くあります。
コマンド1つでパッケージをインストールしたり、削除したりできるので非常に便利です。
ただ、解説があまり充実していないケースも多く、初心者にとっては使い方に悩むポイントかと思います。
今回は、簡単な解説付きで初心者にオススメのGemを15個ピックアップしました。
Ruby on Rails初心者にオススメしたいGem15選
1. Devise
Webアプリケーションには必須の、 ユーザー 認証機能を作ることができるGemです。会員登録用 フォーム を作成や、メールや Facebook 等での認証も実装することができます。
ちなみに、WebサイトとWebアプリケーションの違いは、静的であるか動的(ログインなど)であるかによります。
参考:
[Rails] deviseの使い方 - Qiita
2. Kaminari
Railsで ページ ネーションといえばこのGemになります。長い文章の記事を ページ 分割して各ページへのリンクを表示してくれる機能です。表示件数やデザインも簡単に設定変更できます。
参考:
kaminariをBootstrap3、Rails4.2環境で使う![Ruby 2.3] - 酒と泪とRubyとRailsと
3. Active Admin
管理画面を簡単に作ることができるGemです。デザインも施されていて、パフォーマンスも良いです。基本的な利用範囲の管理画面なら、これだけで作成可能です。学習コストはかかりますが、カスタマイズもできます。
参考:
Rails 4 & Active Admin で、マスタCRUD系の管理画面を秒速で作る方法- Qiita
4. MailCatcher
開発中にメールの送信を確認したい場合に便利なGemです。開発用に仮のSMTPサーバーを構築します。実際には送信されないので、誤送信してしまうリスクもありません。
参考:
Railsでメールを送信する機能を実装する時はmailcatcherを使うと便利 - zakihayメモ
5. Paperclip
ファイルのアップロード機能を実装するGemです。シンプルで使いやすく、保存や削除などの設定も簡単に行うことができます。
参考:
RailsでPaperclipを使ってファイルをアップロードする - Rails Webook
6. Twitter Bootstrap
最近のWebサイトでよく使われている HTML / CSS デザインテンプレートのBootstrapも、Gemで簡単にインストール可能です。デザインに時間が割けない、あるいは苦手なエンジニアも、Bootstrapを活用すればレスポンシブで流行りのデザインを簡単に作ることができます。
使い方で参考になる情報:RailsにTwitter Bootstrapの導入と簡易な使い方 - Rails Webook
7. bootstrap_form
申し込み等のフォームを簡単に作ることができるGemです。simple_formの方が有名ですが、こちらは記述量が少なくて済むのでオススメ。
使い方で参考になる情報:Rails Bootstrap FormsというGemが便利そう – Qiita
8. split
ABテストを簡単に導入できるツールです。Viewだけでなくcontrollerでも呼び出すことが可能です。ダッシュボードもコマンド1つで表示させることができます。
参考:
RailsにA/BテストツールのSplitを導入する - Qiita
9. slim-rails
Ruby製の HTML テンプレートエンジンであるslimを使えるようにするGemです。Slimはコーディングを速くするだけでなく、コードを読み込むスピードも速くなります。初めだけ少し学習コストがかかりますが、ぜひ採用してみてはいかがでしょうか。
参考:
早い、簡単、生産的!? RailsのHTMLテンプレートエンジン Slim入門 - Rails Webook
10. sass-rails
こちらも導入することでコーディングが速くなるSassを使えるようにするGemです。Rails4ではデフォルトでインストールされています。ちなみに、 CSS からSassに変換してくれるツールもあります。
11. annotate
各スキーマの情報を、ファイルの上部や下部にコメントしてくれるGemです。モデル内にどんなデータが入っているか書き出してくれるので、とても便利です。
参考:
schemaをmodelに書き出してくれるgem annotate
12. viewsourcemap
renderで呼び出したその前後に、それがどのpartialかをコメントで追記してくれるGemです。
参考:
gem「viewsourcemap」で、Render元のファイルをViewに表示する - Bye Bye Moore
13. Spring
ライブラリのロードを事前に行っておくことで、コマンドの実行時間を短くすることができるGemです。こちらもRails4にはデフォルトで入っています。
参考:
Railsの開発効率をあげる - Springを使ってRailsのコンソールコマンドの実行を早くする - Rails Webook
14. Pry
Rubyに標準で付属している ツール irbをコンソール上で実行することができるGemです。その場で表示させながらデバッグができるので、作業も非常に効率的です。
参考:
Railsの開発効率をあげる - Pryを使ってRailsのコンソールをパワーアップ & デバッグをする
15. better_errors
わかりやすいようにエラーを表示してくれるGemです。通常のRailsのエラー画面と違って、内容ごとに切り分けて表示してくれるので、これもまたデバッグを効率的に行うことができます。
参考:
Railsのデバックが捗るエラー画面 Better Errors 使ってみた! - 酒と泪とRubyとRailsと
まとめ
まずは、典型的なこれらのGemを使いながら慣れていくことで、欲しい機能のGemを導入する第一歩としていただければと思います。
独自のアプリケーションに必要な機能や、開発工数の削減につながる機能も、たくさんGemで見つかることと思います。
どれから手をつけたらいいのか分からないという方は、まずは今回ご紹介したものの中から試してみてください。
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