本記事で学ぶ内容

・アクション導線の重要性について理解できる。
・ボタンまわりのデザインや表現について理解できる。
・アクション導線の事例について理解できる。

アクション導線とは、ゴールとするクリックポイントへ、ユーザーを誘導することです。相手が見えないホームページでは、ユーザーが心理状態を推しはかり、クリックするのに負担が少ない流れをつくることが大切です。

営業の世界でいえば、クロージング=契約締結といった、もっとも気を使い、かつしっかりと行うべきところです。クリックしたくなるメリットを強調して、迷っているユーザーの背中をしっかり押してあげましょう。

ユーザー導線をつくり込む重要性

ホームページを、どんなにおしゃれなデザインにしたとしても、最後のボタンクリックをもらうまでは、油断してはいけません。いかにページビューを増やそうとも、そこをしっかり取れなければ、それまでの努力は水の泡となります。

最後のボタンクリックは、実店舗に例えればレジです。ここが詰まってしまいますと、売上がとたんに減る、それくらい重要なところなのです。

ですから、いかに迷いなく、押しやすい配慮ができるかどうかがポイントになります。

ボタンデザイン

目立つ色や大きさのデザインで、視認性を上げる
ホームページがどんなにスタイリッシュでおしゃれなデザインであっても、ボタンがどこにあるのかわからないようではいけません。

クリックできると、はっきり認識できるデザインに
最近流行していますフラットデザインなどでは、ページ全体となじんでしまい、たんなる「枠」として見られる傾向があります。そうしますと、そもそもクリックできることに気付きません。ユーザーテストなどをして、一人よがりなデザインにならないようにしましょう。

ボタンまわり

「無料」「限定」「送料無料」などのハードルを下げる言葉を入れる
ユーザーは、「なぜ」「いま」「このページで」クリックをしなければいけないのか、理由を探しています。

「限定100個だから今買わないと!」「無料ならいいか」「送料ふくめると結局いくらなの?」など、ユーザーに言い訳を用意してあげたり、不安を減らしたりして、背中を押してあげましょう。

視線の流れの設計

ページが長いときは、段落のあいだにもボタンを入れる
LPでは、ある程度説明をして、ユーザーを説得することが必要です。ですから、自然とページ全体が長くなります。

いっぽうで、ページの途中で「買いたい!」と思ったときに「ボタンどこっ!?」となってしまいますと機会損失となります。ですので、いつそういう気持ちになったとしてもクリックできるように、ページの途中にもボタンを配置しましょう。

ファーストビューの中にボタンも入れる
ボタンは多すぎて多すぎることはありません。とくに、ファーストビューで離脱してしまうユーザーもいることを考えますと、一瞬で目につくボタンを入れられれば、クロージングできる確率を上げられるでしょう。

デザイン例

ボタンを光らせて目立たせる

静止画像ですとわかりにくいですが、以下のピンクのボタンでは、数秒ごとにボタンがキラキラと光る演出をしています。そうすることで、視認性をあげ、ユーザーを高揚させる効果を狙っています。

また、印象のよいビジュアルのすぐ下にボタンを配置することで、良い印象を持続させたまま、自然に誘導できます。

「無料」「一括」「親切」

こちらのアクション導線では、ファーストビューに一括資料請求する流れまでも、盛り込んでいます。

こうすることで、ユーザに一瞬で「なんて便利なんだ!」とアクションを期待できます。利便性をわかりやすく伝えることは、ユーザーメリットの本命です。

ブレットポイントと右視線

ブレットポイント(基本構成の記事を参照)を配置し、その読後にすぐに右にクリックしなくなるボタンを配置しています。

横書きの文章ですから、視線は右に進み、そしてその箇条書きに納得したあと、見るであろう右側に「無料と書いた刺激的なボタンを配置することで、スムーズな導線を設計しています。